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海外協定校の豪州・キャンベラ大学の26人が「コミュニケーションとデジタルデザイン」をテーマに関西外大を訪れました

 海外協定校の豪州・キャンベラ大学の学生26人が、7月1日に「Faculty-led Program」の一環で関西外大を訪れました。

▲キャンベラ大学の皆さんと日本語フレンズの外大生

 キャンベラ大学の学生は「コミュニケーションとデジタルデザインの驚異」をテーマに、6月22日から8日間、韓国・ソウルで文化体験や大学訪問を行い、6月30日から7月11日まで日本に滞在しています。日本では、関西外大の訪問の他、ジブリパークやワーナーブラザーススタジオ、伏見稲荷などで日本の映画や歴史、文化について理解を深めます。

▲テーブルごとに体験する内容が異なります

 「日本語フレンズ」の外大生が参加した交流会では、6つのテーブルに分かれて、折り紙やあや取り、かるたに取り組みました。同じテーブルになった学生たちは、初めに簡単な自己紹介をし、お互いの国や専攻内容、大学生活などを話しながら、日本文化に触れました。

 滞在期間のスケジュールを尋ねていたグループでは「ユニバーサルスタジオジャパンに行きます」と話すキャンベラ大学の学生に「ジュラシック・ワールドのエリアがおすすめです。せっかくなので折り紙で恐竜を作ってみましょう」と外大生が先生役となり難易度が高い恐竜の折り紙に挑戦しました。

▲ジュラシック・ワールドをイメージして恐竜を折りました

 デジタルメディア専攻のマティルダさんは「短時間でたくさんの外大生とお話しできて楽しかったです。日本の観光スポットや流行りの音楽、漫画、アニメなどの情報も教えてもらえてとても有意義な時間でした」と笑顔で話しました。

 続いてヤマト講師の特別授業「漫画を創ってみよう―漫画から物語へ、みんなのためのイラスト芸術」を受講し、実際に4コマ漫画の制作に挑戦しました。

▲4コマ漫画を実際に描いてみました

 ヤマト講師は「漫画って何だろう」と呼び掛けて、ストーリー漫画やコマ漫画、エッセイ漫画などの違いを説明したうえで、日本の漫画の歴史をたどりました。初期の漫画として、1コマ漫画や社会風刺、政治をネタにした戯画などを挙げたうえで、北沢楽天や手塚治虫、岡本一平などを紹介しました。

▲ヤマト講師(左)が特別講義をしました

 そして、ストーリー漫画の基本形である4コマ漫画に沿って、「起承転結で物語を考えながら漫画を描いていく」という漫画制作の基本について話しました。「〝起〟で登場人物を定めて時間と環境を設定、〝承〟でメインの出来事に入り、〝転〟で予期せぬ展開でクライマックスを迎え、〝結〟で締めくくりましょう」とコツを説明し、実際に4コマ漫画の作成に挑みました。

▲4コマ漫画の枠組みについての説明がありました

 1コマ目を5分間で描くと、右隣の人に自分の描いた1コマ目を渡し、左隣の人から受け取った1コマ目に続ける形で2コマ目を描いていくというローテーションで、4人がそれぞれのコマを描いて4コマ漫画を完成させました。常に頭の中で物語を考えていなければ、続きのコマの絵を描くことができないため、真剣な表情で取り組んでいました。

▲完成した作品を並べて見比べました

 最後に、全員で完成した作品を見比べました。「日本のアニメはよく見るけれど、漫画を描いたのは初めてです」という学生は「とてもおもしろかった。漫画を描くことよりストーリーを考えるのが難しく、4人でコンビネーションをとるのはとても大変なことがわかりました」と話していました。

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