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第10回の記念講演会 スペイン語教授法研究会
イベロアメリカ研究センター主催のスペイン語教授法研究会が7月22日、中宮キャンパスICCホールで開かれました。本研究会は2011年4月に発足、今回で第10回目となります。これを記念し、講師に主語・主題の研究で著名な国立国語研究所教授の野田尚史氏を迎え、「リーディングのためのスペイン語の主語・主題・語順―日本語との対照から―」と題する講演会を開催しました。
▲学内外から多くの聴衆が参加した記念講演会
スペイン語は英語と異なり、主語が動詞より後に来ることがあります。講演では、分かりやすい例文や図表を駆使し、スペイン語と日本語の主語と動詞の語順について、「なぜそうなっているのか」が明確に説明されました。ICCホールのフロアに降りて、参加者と対話しながらの野田講師の熱演に会場全体が引き込まれました。
▲野田講師のたくみな講義は会場を魅了しました
当日は猛暑の中、本学の教員・学生、東京や金沢など他大学からの参加も含め、85名の参加者がありました。講演後のアンケートには、「日頃考えていなかったことに気づかされた」「スペイン語と日本語の語順が鏡像関係にあるということが大変興味深かった」といった多くの感想が寄せられました。
(外国語学部教授 和佐敦子)