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教員免許状の更新講習 本学の9人の教授が担当
教員が10年に一度、受講が義務付けられている教員免許状更新のための講習で、本学での2017年度講習が8月8日~同18日の期間中、中宮キャンパス6号館(インターナショナル・コミュニケーション・センター、ICC)で開かれました。8日の必修領域の講習に18人、9日の選択必修領域に18人、16~18日の選択領域に24人、主に大阪府内の先生たちが参加しました。
必修領域の講習テーマは「今、ミドルリーダーに求められること」。学校組織におけるミドルリーダー、教職に求められる知識、技能の修得、今日的教育課題と方向性についての理解を深めることをめざすのが目的です。
17日の選択領域2日目の新里眞男・外国語学部教授の講習では主に中学の英語の先生に、発音や文法、リスニングなどの面から、授業を行う上での注意点について具体例を挙げて基本的に英語で講義しました。
▲本学6号館で行われた新里教授の教員免許状更新講習
「教室の端にいる生徒にも聞こえるように英語を発音しないと、生徒に伝わらない」と実践に即したアドバイスを交えて説明。また、授業現場で気を付ける点として、一部の生徒に授業を引っ張られない▽すぐに日本語で説明したり、シングルワードを多用していないか▽授業終わりで生徒の頭に残っているのが日本語になっていないか―を指摘し、丁寧に授業展開を講義しました。
各領域の講師とテーマは次の通り。
【必修領域】
▽津田仁・外国語学部教授 「我が国の教育施策の動向‐トランジションの観点から見る義務教育と高校教育の改革‐」
▽藤田弘之・外国語学部教授 「世界の教育の動向‐欧米の教育制度と日本‐」
▽森田健宏・英語キャリア学部教授 「教師と子どものメンタルヘルス」
▽馬場勝・英語キャリア学部教授 「子どもの生活の実態をふまえた学校・学級マネジメント」
【選択必修領域】
▽新坊昌弘・浦嶋敏之・英語キャリア学部教授 「知識から資質能力に傾斜する学力」
【選択領域】
▽中嶋洋一・英語国際学部教授 「『脳』動的な学習のすすめ」
▽新里眞男・外国語学部教授 「英語で英語の授業を行うために」
▽西村孝彦・英語国際学部教授 「発信型英語教育推進プログラム」