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概要

外大通信デジタルブック

[11] THE GAIDAI 2014年(平成26年)12月9日 第275号Career Development 「この先、秋学期試験もあり、来年3月1日の就活スタートまで残された時間は意外に少ない」。こう訴えたのは中宮キャリアセンターの森田眞一次長。11月8日の中宮・谷本記念講堂での就職ガイダンスには、英語キャリア、外国語両学部3年生約460人が出席した。「3月開始」はあくまでも基本日程。大手企業以外では早くなることが十分に見込まれる。年内には応募書類作成は終えよう▽業界・企業研究を地道に続けよう▽筆記試験対策(特にSPI)は逃げずにコツコツと行おう、などと手がけるポイントを挙げた。 次いで、同センターの岡田京子さんが履歴書・自己紹介書・エントリーシート(ES)といった必要書類についてまとめて解説した。この中で、書き込むスペースは決まっているので、「ある意味『面接』よりも難しい」と安易な作成に注意を促した。 第2部として会場を2号館の教室に移し、履歴書に添える写真についてのセミナーが行われた。希望者約90人が出席。講師は神戸市の専門カメラマンの赤松隆さん。自ら撮影した同じ人物の写真を示しながら、履歴書などで「自己紹介として、私は論理的だとか、リーダーシップがあるといくら強調していても、髪型やシャツの形、女性ならメークの仕方次第では、がらりと印象が変わる」と指摘した。 さらに参加した女子学生をモデルに専門のメークアップ役の女性が眉毛の引き方などを実演=写真。女子学生が自分の顔をスマホで動画撮影したのをスクリーンに大きく映し出しながら、注意点をわかりやすく解説した。また、二人一組各自のスマホで写真を写し合いしながら、撮り方次第で履歴書写真の第一印象がどう違うかも確かめ合った。 就職内定への大きな関門となるグループ討論とグループ面接の模擬講座が学研都市キャンパスで続けて行われた。 「グループディスカッション」は11月20日の就職ガイダンスに取り入れられた。テーマは「外国人に日本食をひとつ紹介するなら何か」。寿司、刺身、天ぷらなどから選ぶ。国際言語学部3年生約70人は5?6人で一組となり、3教室に分かれて意見をまとめ、順に発表。講師の評価を受けた。 講師は4人。就活や職業情報を扱う企業から招いた。評価ポイントとして▽しっかりと発言しているか▽相手の話を聞く姿勢▽前向きな結論を出そうとしているか▽敬語を使っているか――などがあると解説した。 このあと、学生たちは自己紹介に続き、司会、書記、発表者などの役割分担を決めて討論へ。制限時間は約30分。てきぱきとした手際が求められた。 討論本番では、例示にはなかった「おせち」や、日本食のイメージにこだわらず、「和菓子」「手作り弁当」から「駄菓子」を取り上げるなど型破りなグループもあり、2分半の発表をこなした。 講評では、「みんなが討論を盛り上げていこうという姿勢が大事」とか、討論中の相手にしっかり体が向いているか、相づちをうまくはさんでいるかや、手の置き所や足元が乱れなども見ていると注意があった。■ グループ面接の模擬講座は11月15日。面接を担当する役職者を企業3社から招いた。3年生14人は全員、本番用の黒のリクルート服で出席した。 「面接では、正しく自分のことを伝える」が基本姿勢。「自分を伝える」には▽話の内容(自己PRや志望動機など)と▽伝え方(第一印象、話し方など)の2つの柱が必要などと事前レクチャーを受けたあと、参加者たちは2、3人で一組になって、「自己PR」と「学生時代に力を入れたこと」の2設問を一人ずつ各3分で話をし、面接者から講評を受けた。 学生たちは簡潔な答えの一方で、熱が入りすぎてダラダラ感が出たり、途 来年3月に企業の採用活動開始を控えて、中宮と学研都市両キャンパスの学部3年生や短大部1年生は本番へのステップを一歩一歩進めている。キャリアセンターの担当者は、企業は日程の前倒しで動いているとして「準備を加速させるように」と学生たちに呼びかけ、グループ模擬討論や外見アップや「女性と仕事」セミナーなども開いている。中で沈黙したりするシーンもあった。 学生の一人は「自己PRでは3項目に分けて話そうとしましたが、ちょっと詰まってしまいました。やはり緊張します」と率直に振り返った。スマホで互いに撮影し、履歴書写真の写り方を確かめ合うグループディスカッションで笑顔も忘れず意見もしっかりと 企業はこんな人材がほしい――3社の人事担当者を招いて、国際言語学部3年生たちに助言するパネル討論会が10月16日、学研・講堂で開かれた。学生代表3人に対する模擬面接も行われ、実践モードを高めた。 パネリストは、ホテル・サービス業「(株)Plan・Do・See(プランドゥシー)」(東京)の山野寛子さん(キャスティング室)らで、進行は学研キャンパス・キャリアセンター所長の中野誠教授が担当した。 「人事担当者はどこを見ているか?」という問いかけに、山野さんらは「面接では緊張してあたりまえ。ありのままを見ているが、何を言いたいのかをじっくり聞いている」となどとし、伝えたいことをしっかりと持っていることの大切さを指摘した。 このほか「留学は売りになるのか?」「面接者がグッとくるポイント何か?」などについて意見を出し合った。会場での模擬面接は緊張感いっぱいパネル討論で面接指導学研就活準備ただいま加速中中宮グループ討論・面接にトライする履歴書・ES書き方指導写真はよい印象を 短大部の第4回就職ガイダンスは11月8日、中宮・マルチメディアホールで行われ、約90人が出席した。今回は採用試験の流れを解説。エントリーから書類選考、面接、内定までの注意点にふれた。 書類選考を通過するには、「企業が求める人物像をつかみ、それに沿ったアピールができていること」を履歴書などの応募書類を作成する上でのポイントとして指摘。内容以外にも、▽文字は丁寧に書く▽印象の良い写真を添える▽期日には余裕をもって届くようにする――で「意欲や本気度を示そう」と助言した。 面接のポイントでは、「筋の通った職業観とコミュニケーションが重要。相手が知りたいことをわかりやすく伝える」を挙げた。面接者に対しては▽コミュニケーションを意識する▽明るく元気に発言する▽身だしなみやマナーを守る、を注意点とした。 学部2年生保護者向けの「進路就職懇談会」が11月22日、中宮・谷本記念講堂で開かれた。これまで1年生と合同で行っていたが、さらにきめ細かな支援のために、初めて2年生単独で行った。学研都市・国際言語学部の保護者も含めて、約300家族が出席した。 はじめに末包厚喜・中宮キャリアセンター所長(外国語学部教授)があいさつ。続いて、森川長俊・国際交流部長(英語キャリア学部教授)が本学の多彩な留学について、森田眞一・中宮キャリアセンター次長が就職の現況などをそれぞれ解説した。 この後、就職が内定した▽英語キャリア学部の邦高柚樹君(製薬会社)▽外国語学部英米語学科の矢野綾子さん(電子・情報機器メーカー)▽同スペイン語学科の中野聡子さん(自動車会社系物流会社)▽国際言語学部の住友雄輝君(食品会社)=写真左から=の4年生の4人が学生生活や就活について藤岡弘樹・中宮キャリアセンター主任の司会で語り合った。 この後、保護者たちは各教職員と質疑などを交えて懇談をしていた。採用試験の流れを確認短大PICK UP!!■中宮の1年生 自己分析に取り組む 中宮キャンパスの英語キャリアと外国語の両学部1年生に「自己分析」について知ってもらう「キャリア開発ガイダンス」が10月11日、マルチメディアホールで開かれた。約160人が出席。就職内定した4年生3人がそれぞれの学生生活を語り、助言した。 1年のうちから4年間の大学生活を見通し、就職を早めに意識付けし、有意義に送ってもらうために開いた。 「自己分析」のワークでは、自分の中学、高校、大学の各時期で、好きな(得意な)科目や特技・資格から▽一番辛かったこと▽力を入れたこと▽関心を持った社会の出来事などを表として書き出し、自分自身を知ろうと勧めた。参加者は友人と相談しながら取り組んでいた=写真。 この後、就職が内定した4年生の矢吹真央さん(英語キャリア学部=製薬会社)、大谷安宏君(外・英米語学科=銀行)、竹内寿々佳(すずか)さん(外・スペイン語学科=物流)の3人が「これからの学生生活をどう過ごす?」をテーマに語り、「小さいゴールでもいい。計画を立てて一日を過ごし、それを達成しよう」などと後輩たちへ助言していた。初の単独開催 学部2年進路就職懇