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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2014年(平成26年)12月9日 第275号[ 8]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/ Global Outreach 午前10 時、インターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)ホールで開会。各地から集まった26人の卒業生が、江指早紀さん(2013 年卒)の司会で自己紹介。代表して山元康平さん(09 年卒)が「ここに集まった卒業生はいろんな経験を積んでいる。どうかどんどん質問して、将来につなげてほしい」と呼びかけた。 この後、卒業生たちは2人一組になり、各教室でセッション、1階の「7i ステーション」で座談会。各組ともセッションを2 回、座談会を1回行い、学生約100人は自由に会場を回った。 IT 企業に勤める細田海斗さん(14年卒)は、アメリカ留学中の2月ニューヨークであった、日英バイリンガル対象のキャリアフォーラムに参加して、希望していた現在の会社への就職が決まった。「1社しか受けなかったが、そこに目標を定めていた。失敗を恐れずチャレンジすることが大切」と語った。また、ウェブ企業でマーケティングコンサルタントを担当するOG(12 年卒)は、消費者のニーズをとらえたマーケティングがしたくて就職活動をした。「アメリカの留学先でもマーケティングを専攻し、目的があった。総合職で就職すると必ずしも希望通りの部署に配属されないかもしれないが、自分の目標はしっかり持ってほしい」と強調した。 自動車メーカーに勤務する岡雄輝さん(13 年卒)は、留学中に行った就職準備として、同じ大学にいた日本人学生と毎日午前6 時から2時間、面接の練習や時事問題の勉強を行ったことを紹介。「留学中は忙しいので、早朝にしか時間が捻出できなかった」と明かした。また、総合商社に勤める中村紫芳子さん(14 年卒)は、スピーキングパートナーやレジデントアシスタントなど、外大ならではのプログラムに積極的に参加して英語力を磨いた。「留学以外のチャンスも生かして」と励ました。 参加した北川真佑さん(外国語学部英米語学科1 年)と坂本華乃さん(同)は「国内外で活躍する先輩の話は具体的で興味深かった」「留学への道筋が見えてきたようです」と話していた。 「12 教室」で、5人の卒業生が3グループに分かれ、座談会形式で体験を語った。学生7人は積極的に質問して具体的なアドバイスを受けていた。 冨田純一さん(13年卒)は、フィンランドに1年間留学して教育学を学び、教員をめざしていた。そこで日本のパソコンや車が普及しているのを目の当たりにして進路変更。国際物流の会社に就職した。フィンランドでの生活は「冬が寒く、カルチャーショックを受けたが、ホームパーティーに招待されたりしているうちに受け入れることができた」と振り返った。中国に留学した吉田詩慧理さん(12 年卒)は「寮では様々な国の人と一緒。文化や生活習慣の違いから、衝突しそうになったが、話し合いで解決した」と語った。 また、製薬会社に勤務する波多野光紹さん(12 年卒)は、アメリカ留学から帰国後の4 年生夏から就職活動を始めた。「留学経験者を対象にした会社説明会もあるので、帰国してからでも遅くない。自分の強みは何かを留学中から考えておくことが大切」と助言した。 新熊美咲さん(国際言語学部2 年)と福島実香さん(同)は「留学の体験が聞けてよかった」「就職活動の遅れが心配だったが、いろんな方法があることを知って安心した」と話していた。 卒業生が後輩に体験を伝えるイベント「関西外大卒業生の『今』~留学・仕事・夢」が11月8日に学研都市キャンパス、同月29日に中宮キャンパスでそれぞれ開かれた。卒業後7年以内の卒業生たちが、留学体験や現在の仕事について熱く語りかけていた。留学と就職想像しよう 将来の自分を卒業生と交流中宮 11/29学研 11/8與那國 由樹 さん外国語学部英米語学科2 年向上心を胸に目標達成めざす留学活動準 備よなくに 来年8月から10カ月間、アメリカにあるマサチューセッツ大学アムハースト校にリベラルアーツ留学する予定です。留学先では言語学、特に音声学・音韻論、統語論、第二言語習得理論を学びたいと考えています。将来は地元である沖縄で、高校の英語教員として働き、日本の英語教育の発展に貢献したいと考えています。ですから、留学先では、自分が実際に教員として教壇に立った際に生かすことのできる知識やスキルを精一杯身につけたいと考えています。 昨年4月、はるばる沖縄( 厳密にいうと日本最西端の小さな島) から、ここ関西外大にやってきました。入学当初は、ハーフや留学経験のある友達が多い中で、海外経験もない立場で、授業についていけるのか、自分の英語力に不安を感じる毎日でした。しかし、せっかく沖縄から留学をめざして関西外大へ来たのだから諦めずに挑戦しようと決心し、日々の授業1つ1つに積極的に参加し、そして毎授業の予習復習に集中して取り組むことにしました。その結果、今ではTOEFLで630 点、TOEIC で935点を獲得し、英検1級に合格するまで大きく成長することができました。また、国際交流部での学生アシスタントとしてのアルバイトを通して留学生とコミュニケーションを取ることで自分自身の英語力向上にも努めてきました。 留学は将来の目標を達成するための通過点に過ぎませんが、思い描く自分像に近づくための必要不可欠な要素です。これからも、これまで同様、「向上心」を胸に、勉学により一層励んでいきたいと思います。自分の未来を創る、素晴らしい通過点にするために。10月の交流イベントで留学生らと一緒の與那國君( 右端)座談会で質問に答える(中宮)自己紹介する卒業生座談会形式でアドバイスする卒業生(学研) 学研都市キャンパスPBL 叶匠壽庵チームによる留学生対象イベントが10月26日、大津市の寿長生の郷で行われた。参加したのはアメリカ、中国、オーストラリアなどからの留学生ら11人。 留学生らは、和菓子作りやお茶席、餅つき、書道など盛りだくさんの体験を楽しんだ。中でも和菓子作りは約1時間半をかけ、カボチャやイクラなどをかたどった4 種類の和菓子を、職人のお手本を見ながら製作。留学生らは、真剣な表情を見せながら、楽しそうに作っていた=写真。 イベント終了後、参加者にアンケートを実施したところ、「楽しかったですか」「また寿長生の郷に訪れたいですか」という質問には全員が「はい」と答えた。また、「和菓子作りが一番楽しかった」「日本文化をより深く知ることができた」という感想が寄せられた。留学生 和菓子作りに挑戦中宮キャンパス学研都市キャンパス 外大恒例の「ハロウィン」イベントが10月29日、中宮キャンパスで開かれ、幼稚園児の本学訪問や吹奏楽部のフラッシュモブ、メーンイベントの仮装コンテストなど多彩な催しが行われた。気軽なものから凝ったものまで、思い思いの仮装に身を包んだ学生たちは、ハロウィンのお祭りを存分に楽しんだ。外大 恒例Halloween仮装コンテスト満員の円形ステージTrick or Treat吹奏楽部のフラッシュモブパフォーマンス部門優勝留学生からお菓子をもらう幼稚園児すないさと