ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

外大通信デジタルブック

[13]THE GAIDAI 2015年(平成27年)4月1日第277号Global Outreach留学で育んだ友情外大で再会した2人本学学生が留学先大学で育んだ友情がきっかけで、関西外大への留学を決めた留学生がいる。アメリカのノーザンアイオワ大学からやってきたクララ・トシさんだ。外国語学部英米語学科4年の折田緑さんが同大学に留学中にスピーキングパートナーを務めた。2人の出会いと「つながり」について寄稿してもらった。外国語学部英米語学科4年折田緑さん(2013~14年、ノーザンアイオワ大学へ英語留学)春学期留学生クララ・トシさん(ノーザンアイオワ大学2年生)クララさんと私が出会ったきっかけは、彼女が私のアメリカ留学時のスピーキングパートナーだったことです。彼女と過ごした時間は留学期間という短い限られた期間でしたが、とても密度の濃い、充実した時間でした。クララさんはアメリカ在住のフランス人で、アメリカ・フランス双方の視点から文化について教えてくれました。誠実な彼女という存在を通して、アメリカとフランス両方の文化を学ぶことができた私は、大変幸運だったと思います。また、限られた時間の中で、私たちは様々なことを話し合うだけでなく、学内のイベントに積極的に参加したり、疑問に思うことを調べて新しいことを発見したりしていました。一緒にシカゴへ旅行に行ったことも忘れられない思い出です。お互いが持っている文化に対する誇りと興味、そして尊敬があったからこそ限られた時間の中で、言語の壁を越えて、これから長く続くであろう関係を作っていけたのだと私は信じています。一期一会。人との出会いは大変不思議なもので、彼女は今、かつての私と同じように日本に来て未知の文化に触れています。数多くある日本の大学から、関西外大を選び、留学に来た彼女は、私がクララさんとの関係をそう思うように、私との出会いを大切にしてくれた証しだと思います。引き続き日本でも一緒の時間を過ごして、私がそうであったように、今度は私を通して、彼女に日本について色々と知ってもらいたいと思っています。再会を喜んだ折田さん(左)とトシさんつながり。それは私をここ、関西外大へと導いてくれました。昨年、私はノーザンアイオワ大学に留学している学生と友達になりたい、関わりたいと思っていました。私の在籍する大学も関西外大同様、現地学生が留学生とペアになって、英語の練習をするスピーキングパートナー制度があります。そこで出会ったのが緑さんでした。私は高校生の時から日本に留学したいと考えていて、パートナーが日本人と聞いた瞬間、興味があったこの不思議な国と文化を知るチャンスだと思いました。緑さんのおかげで、他の日本人留学生と知り合うこともできました。多くの友達ができ交流を通じて、私たちは異なった国や文化についてたくさん学ぶことができました。ノーザンアイオワ大学は関西外大と協定を結んで25年たちます。他にも2つの日本の大学と提携していますが、緑さんを始め関西外大の留学生と出会ったことで、私は関西外大こそが私が留学したい場所だと思うようになりました。みんな私が関西外大へ留学することをとても楽しみにしてくれ、私の留学への不安も和らぎました。関西外大は世界中の大学と協定を結んでいます。外大生は世界とつながって視野を広げる素晴らしい機会を得ています。そんな「つながり」を使って新たな友達を作りませんか?私は緑さんとつながりができ、ノーザンアイオワ大学と関西外大のつながりがあったおかげで、今この場におれることをとてもうれしく思っています。留学生別科の春学期スタートに合わせて、留学生と交流するイベント「NewFriends Festival」が2月24日、中宮キャンパスの国際交流センターで開かれ、留学生と外大生の計約80人がクイズやゲームを通じて交流を深めた。運営したのは学生の企画グループ「芽ぢからプロジェクト」の5人。参加者たちは赤、青、緑、黄、ピンクの5チームに分かれて、チームごとに得点を競った。ソフトパワー」ようこそ留学生外大生と交流日本への信頼を獲得する「ポップカルチャーは楽しんだのは、ジェスチャーゲーム、クイズ、伝言ゲーム、障害物リレー。ジェスチャーゲームでは、「カバン」や「イチロー」などの出題に、留学生らが様々な仕草で表現した。クイズでは、「京阪電車にはいくつ駅がある?」「枚方のゆるキャラの犬の名前は?」など、関西外大や枚方、大阪にちなんだ問題に、チームごとに相談して答えていた。最後はチーム対抗の障害物リレー。イスラエル・ヘブライ大学アジア研究科長のニシム・オトマズギン教授が2月19日、本学を訪れ、ICCホールで特別講演を行った=写真。テーマは「アジアとその周辺における日本のポップカルボール入れや風船割りを済ませ、二人三脚でゴールをめざしたが、互いの息が合わないチームも。それでも大声援のなかでの力走に最高に盛り上がった=写真。企画運営した芽ぢからプロジェクトの1人、舩本梨加さん(外国語学部英米語学科1年)は「外大生は春休みだけれど、留学生と早く友だちになってもらいたくて、この時期にイベントを企画した。みんな笑顔になってくれてよかった」と話していた。オトマズギン・ヘブライ大学教授講演チャー」で、留学生や留学生別科で学ぶ約90人が聞き入った。オトマズギン教授が所属する同大学東アジア研究学部の学生が日本語や日本学を学ぶきっかけは、1980年代には経済だったが、最近はマンガやアニメ、ファッションなどのポップカルチャーであると紹介。日本のポップカルチャー関連の商品は世界中で消費されており、マンガやアニメ関連の輸出額は1992年の5兆円から2002年には3倍の15兆円に達している。オトマズギン教授は拡大する日本のポップカルチャーについてアジア各国で調査。「AKB48」を生み出す手法を現地で応用するなどポップカルチャーはアジア諸国に浸透し、日本への信頼を獲得する「ソフトパワー」に発展していると結論づけた。「ソフトパワー」としてのポップカルチャーは、「Cool Japan」として日本の外交戦略の大きな柱であるとし、ドラえもんの「アニメ大使」や「世界コスプレサミット」の例を挙げたオトマズギン教授は「ポップカルチャーを入り口として、日本の伝統文化や日本そのものへの興味へとつながっている」と締めくくった。特別プログラム・国際交流プログラム日本語インターンシップ中宮国際交流セミナーハウス・RAプログラム(秋学期)※1中宮国際交流セミナーハウス・RAプログラム(春学期)※1学研都市国際交流セミナーハウス・RA・ルームメイト(秋学期)11/16~11/216/22~6/2612/18~12/236/22~6/26学研都市国際交流セミナーハウス・RA・ルームメイト(春学期)12/18~12/23中宮国際交流セミナーハウス・ルームメイトプログラム交流プログラム※2(秋学期)プログラム申込期間6/22~6/265/11~5/14交流プログラム※2(春学期)10/5~10/8申込期間は変更になる可能性もあるので、関係部署掲示板を確認してください。※1申込前に行われる申込前ガイダンス参加必須※2スピーキングパートナー、エクスペリエンスジャパン、ホームビジットプログラム※2申込後の交流セミナー参加必須学習した英語で挑戦高齢者大学生と留学生が交流「日ごろ、学習している語学が外国人にどこまで理解してもらえるか挑戦したい」と、NPO法人大阪府高齢者大学校(高大)で基礎英会話を受講するクラスの3 8人が2月2 1日、関西外大を訪れ、留学生と遊びや歌で交流を深めた=写真。高大の泉川渥洋委員長の挨拶のあと、双方が自己紹介。続いて西澤利昭さん(75)が「日本の人口問題」について英語でプレゼンテーション。高齢化の傾向についてグラフを示しながら説明した。西澤さんは「留学生にも理解してもらえたのではないかな」と満足げだった。また、留学生に日本の風習や伝統的な遊びを知ってもらうためまず、高大側が持参した恵方巻に挑戦してもらった。留学生はその由来を聞きながら口に運んでいた。また、けん玉、コマ回し、福笑いでは、初の体験に悪戦苦闘しながらも笑いが絶えなかった。全員で「上を向いて歩こう」を歌ったり、記念写真を撮ってイベントを終えた。イギリスからの留学生、ダンウェル・ルヘマさんは「コマ回しが難しかったけど、けん玉は楽しかった。みなさんとても優しく、面白かった」と感想を話していた。