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概要

外大通信デジタルブック

[3]THE GAIDAI 2015年(平成27年)4月1日第277号Gaidai News関西外大ルネサンス2009整備事業一覧2015年3月現在第1期第2期第3期第4期第5期第6期第7期第8期キャンパス学研都市中宮中宮中宮中宮中宮中宮中宮着工2010年9月2011年7月2012年7月2012年8月2012年8月2013年1月2014年2月2015年2月事業名完成2011年8月2012年7月2013年8月2012年12月2012年9月2013年3月2014年3月2015年3月穂谷第2国際交流セミナーハウスインターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)7号館(新教室棟)ICC隣接地駐車場・ブリッジエアライン・ホテル演習室図書館学術情報センター改造西門・拡張整備事業太陽光発電システム整備世界のコ?ヒ?女王東洋人で初の栄冠2つ目の太陽光発電で売電協定校375大学に研究協力、学生交流など推進南米コロンビアのマニサレス市で開催された国際美人コンテスト〝Reina Internacional del Cafe 2015?で、本学OGの内田有理さん(短期大学部2010年卒)が、東洋人初の女王に輝いた=写真中央。13年、ミス・ユニバースに出場。愛媛県大会で県代表に選ばれ、日本大会に出場。同年、ミス・ワールドのファイナリストにも選ばれた。ミス・ユニバースでの縁をきっかけにコロンビアのコンテストに出場する機会を得た。44回目を迎えた伝統あるコンテストは、今年1月3?11日まで開かれる「マニサレス祭」の一大イベント。世界24カ国から来た美女たちは、最終審査まで様々な活動を通して市民と交流。ダンスパーティーや乗馬パレードで祭を盛り上げる一方、市長を表敬訪問したり、大学病院で入院中の子どもを慰問したりと社会貢献活動も行った。審査は、ウォーキング、コーヒーの味や香りを鑑定するカッピング、人柄や知性を問う質疑応答を経て、女王が選ばれる。ウォーキング審査で「ビューティーフェイス賞」を獲得し、ベネズエラやブラジルなどの代表ら5人と最終選考に残った。女王候補には内田さんとポルトガル代表の2人が残った。「ハポーン(日本)!」という声援が響く中、選ばれたのは内田さん。昨年の女王から載せられた大きく重い王冠は「女王に選ばれた地位と名誉、そして責任感の重み」と感じ、それを背負う覚悟ができた。「モデルは身体を使って仕事をするが、コンテスト優勝者は、与えられたタイトルを使って何かをすることが仕事。私にしかできないことは『コロンビアと日本の懸け橋』になること」。長年考え続けた答えを見つけた。女王としての1年、タイトルをフル活用してあらゆることに挑戦すると言う。2010年短大卒内田有理さん関西外大ルネサンス2009の第8期事業として、中宮キャンパス西門南側のバイク専用駐車場に3月、太陽光発電システムが完成した=写真。3列ある駐車用の屋根を利用して、1枚250ワットの発電能力を持つパネル(レネソーラ社製)を計192枚並べた。合計の発電能力は48キロワット。屋根に太陽光発電パネルが敷設されている円形広場での発電量(20キロワット)の約2.5倍。アルバテック社が施工し、完成した3月12日から関西電力への売電を始めた。売電による収益見込みは年間約180谷本榮子理事長は3月15日から5日間、カンボジアを訪れ、国立研究・教育機関のロイヤルアカデミー・オブ・カンボジア(RAC、プノンペン)と包括的な連携協定に調印した。連携協力する事業は、▽学術研究、教育活動の協力▽学生の交流▽教職員の交流▽その他――が4つの柱。本学とカンボジアの大学との協定は初めてで、活発な交流が期待される。RACは研究機関と教育機関を備えた国立の組織として1999年に設立され、カンボジアの文化や芸術、科学など幅広い分野で高度な研究と人材育成を行っている。総合大学として6学部と大学院を擁し、カンボジアの学術研究、教育の牽引役を果たしている。谷本理事長は16日、RACのカロ・テダ学長らと会談し、包括協定書を取り交わした=写真。あいさつの中で、谷本理事長は「相互理解を深め、今後の日本とカンボジアの両国の若者たちの人材育成と両国間の関係発展のさらなる前進、繁栄に貢献するものと確信しています」と期待をにじませた。18日には、アンコール・ワットで有名な世界遺産・アンコール遺跡のあるシェムリアプ州の副知事とも会談した。本学は昨年11月、学研都市キャンパスでRACの孔子学院長を務めるシャ・モニア博士を招いて、中国孔子学院本部創立10周年・関西外国語大学孔子学院創立5周年記念特別講演を開催。RAC孔子学院の設立5周年を記念して制作されたムービーでは、カンボジアの人たちが笑顔を浮かべながら熱心に太極拳や書法を体験する様子が映し出され、HSK試験や中国語教員養成講座など様々な取り組みが紹介された。本学はアメリカのサウスアラバマ大学と新たに単位互換交換の協定を締結した。一方、ギリシアのインディアナポリス大学アテネ校との協定は解消した。また、英語国際学部の教育課程上の語学留学実施にあたり、協定校の追加・整備を行ったため、本学の協定校はカンボジアのRACを含め52カ国・地域の375大学となった。サウスアラバマ大学1963年に設立された州立大学。アラバマ州のモービル市にあり、学生数約1万6000人。世界100カ国以上から約900人の留学生を受け入れている。7学部があり、特に医療と教育に力を注いでおり、地域の内科医の3分の1を占める約2500人を輩出し、約1万8600人の教員、教育行政職員を送り出している。海外からの留学生が国内の企業などでインターンシップを経験する「グローバル・インターンシップ・プログラム(GIP)」に45人の応募があった。選考の末、4月から準備教育を始める。担当のスティーブン・ザーカー・外国語学部教授は「このプログラムは学生にも企業にも関西外大にもメリットがある『WINWINWIN』のトリプル・ウィンです」と期待を寄せている。GIPは留学生別科修了後の6月に1カ月間、企業や教育現場で実務を経験してもらうもので、金融、メーカー、電鉄、ホテルなど7社と1自治体(小・中・高校)の協力で実施する。3月9日の締め切りまでに、アメリカ、カナダ、フィンランドなど13カ国からの留学生45人(男性23人、女性22人)が応募した。ほとんどが将来、日本の企業への就職を希望しているという。この中から参加学生を選考し、4月から日本企業でのインターンシップ経験のある別科卒業生から体験談を聞くなどの準備教育を行う。ザーカー教授によると、アメリカでは企業に採用された新卒者の50%近くが大学時代にインターンシップの経験があるという。GIPはアメリカで行われているようなインターンシップの機会を日本で提供するもので、本学の新しい試みとして注目されそうだ。ザーカー教授は「日本への就職を希望している留学生は日本でインターンシップの経験ができ、企業にとっても海外の大学をまわって求人しなくても関西外大に来れば質が高くモチベーションのある学生が採用できるメリットある。2016年度以降も継続できるよう成功させたい」と意気込んでいる。プログラムへの期待を語るザーカー教授13カ国45人応募日本企業で就業体験希望の留学生万円。収益は、照明のLED化や設備更新などで必要となる省エネ化投資に充てられる。カンボジアで初と協定ロイヤルアカデミーRoyal Academy of Cambodia