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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI Kansai Gaidai KANSAI GAIDAI UNIVERSITYKANSAI GAIDAI COLLEGEMay 22, 2015 No. 278関西外大通信 関西外大で30年、延べ2500人以上の留学生を教えてきた。社会、時代の変化につれて、留学生にもいろいろな変化が見られる。かつて、日本語を学ぼうという外国人は、その専門が日本文学や経済であり、将来の夢は日本の会社と関わるビジネスマンか翻訳家、通訳だった。が、今や日本語を始める誘因は子供のころに慣れ親しんだ漫画、アニメ、ゲーム。必死に日本語の専門家を目指すというより、楽しんで勉強している。宮崎駿のアニメや、ポケモン、マリオなどPOPカルチャーの功績は大きい。もちろん、古来の日本文化の人気も常に対極に存在する▲教える日本語や内容も変化した。「LL」「テープ」は死語。LCCの出現で「飛行機の方が新幹線より高い」という文は使えない。「国のご両親に手紙を書いたり、電話をかけたりしましたか」という、日本語教育でよく使われたフレーズも消えゆくか、「Skype で話しましたか」に修正が必要となった▲だが、日本語や日本について学んでいる留学生の姿勢、精神に変わりはない。常に未知の世界に飛び込んで異文化を吸収しようとしている。時代が変わり、辞書やガイドブックが「携帯」になった今でも、チャレンジ精神は失われず、どこにでも出かけ、よく迷子になる。日本語がおぼつかないと不便で、困難を伴い失敗も多いが、それも社会性、人間性を伸ばす糧となる。世界で通用するグローバルな人材がここから育っていく▲日本は安全で、便利で住みやすい。それでも、敢えて異なる文化に触れて挫折し、成長することも必要だ。留学生に負けず、若いうちに留学し、世界人になってはいかが。CampusCalendarキャンパスカレンダー5月30日(土)5月31日(日)5月31日(日)6月6日(土)6月13日(土)6月20日(土)6月21日(日)6月26日(金)・27日(土)7月3日(金)7月18日(土)7月22日(水)7月24日(金)~8月7日(金)7月25日(土)・26日(日)留学生別科修了式オープンキャンパス(中宮)文化博覧祭(中宮)保護者進路・就職懇談会1保護者進路・就職懇談会2保護者進路・就職懇談会3オープンキャンパス(学研)大学院(6月選考)入試高校教員対象入試説明会保護者進路・就職懇談会4春学期授業終了春学期末試験オープンキャンパスJuneJuly中宮キャンパス(大学院・大学・短期大学部)関西外国語大学孔子学院学研都市キャンパス(大学)〒573-1001 大阪府枚方市中宮東之町16-1TEL. 072(805)2801〒573-0195 大阪府枚方市穂谷1丁目10-1TEL. 072(858)0021関西外国語大学関西外国語大学短期大学部大 学 院外国語学研究科言語文化専攻博士前・後期課程英語学専攻博士前・後期課程英米語学科英米語学科スペイン語学科英語キャリア学科 小学校教員コース外国語学部英語キャリア学部英語キャリア学科留学生別科国際言語学部国際言語コミュニケーション学科英語国際学部関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/英語国際学科万代池   外 国 語 学 部 ・      鹿浦 佳子留学生別科日本語主任教授May※保護者進路・就職懇談会:1=英語キャリア、外国語両学部1年生 2=英語国際学部1年生             3=短大部 4=大学全学部2年生(仮称) 海外からの留学生が日本国内の企業などでインターンシップを経験する「グローバルインターンシッププログラム(GIP)」の参加者28人が決まり、結団式に当たる「キックオフミーティング」が4月7日、中宮キャンパスで開かれた。 同プログラムは、留学生別科に在籍する留学生を対象に、別科修了後の6月?8月の1?3カ月間、企業や教育現場で実務を経験してもらうもので、金融、メーカー、鉄道、ホテルなど10社と自治体(学校)の協力で実施する。 3月に応募を締め切り、企業による面接などを経て、アメリカ、カナダ、中国、シンガポールなど9カ国からの留学生28人(男性、女性各14人)の参加が決まった。このうち、企業へのインターンシップ参加学生は13人(男性8人、女性5人)で、残りは枚方市内などの小中高校で英語の授業補助などを行う。 キックオフミーティングには26人の留学生が参加。初めに谷本榮子理事長があいさつ。「このプログラムは日本を代表する企業の協力を得ました。ぜひ成功させ、留学生別科の新しい柱としたい。1期生としての責任感を持って、後に続く学生のためにも無事にインターンシップを終えてください。大学も全力でサポートします」と励ました。続いて、担当のスティーブン・ザーカー外国語学部教授がプログラムの意義を説明。代表2人が日本語と英語で決意を述べた後、一人ひとり順番にインターンシップへの抱負を語った。 大手機械メーカーでのインターンシップに参加する米ベニングトン大学のトーマス・メルビン君は「インターンシップで日本語を上達させ、将来、日本で翻訳・通訳の仕事をしたい。敬語を適切に使えるようにがんばります」と言い、証券会社でのインターンシップに参加するオーストラリア・アデレード大学のジョエル・キャディ君は「インターンシップを通して日本人の仕事のやり方を学び、日本の企業にぜひ就職したい」と話していた。グローバルインターンシップインターンシップへの抱負を述べる留学生「日本でビジネスを学びたい」と語る留学生も 2015年度の大学院、大学、短期大学部の入学式が4月2日、中宮キャンパスの谷本記念講堂で3回に分けて行われた。創学70周年の節目の年、総勢4000人の新入生が、関西外大に仲間入りした。(6面に関連記事) 学歌斉唱に続いて、新入生代表10人がそれぞれの式で人格の向上と学業の研鑽に努めることを誓った。谷本義高・大学学長は告辞で、各自が自律して主体的に学ぶこと、ツールとしての英語を使いこなす豊かな知識と教養を習得することの意義を説いた。谷本榮子・短大部学長は「教育は共に育つ『共育』です。共に成長することを楽しみにしています」と笑顔で話した。4000人が仲間入り2015年度 入学式参加留学生28人が決まる来月から企業学校で就業体験〝結団式?で決意新た