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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2015年(平成27年)7月13日第279号[12]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載していますhttp://www.kansaigaidai.ac.jp/Global Outreach決意新た秋派遣留学生壮行会152人に合格証・認定証2015年度秋派遣留学生壮行会が6月27日、中宮キャンパス・マルチメディアホールで行われた。留学への決意を胸に、総計2 4 6人のうち1 5 2人が出席。合格証書・留学認定証を受け取った。壮行会には、谷本榮子理事長、谷本義高大学学長をはじめ、留学生別科の準備教育担当教員、留学選考委員の教員ら約40人が出席。谷本義高学長が、▽米国学位・スウェーデン学位・2カ国専門(英語キャリア学部)▽専門(同)▽米国学位・オーストラリア学位・2カ国専門(外国語学部)▽リベラルアーツ(外国語学部と国際言語学部)▽英語&リベラルアーツ(同)▽中国語(同)▽日本語インターン・中国インターン(同)―の留学GIP @府立四條畷高校プレゼンで締めくくり外国人留学生が対象の「グローバル・インターンシップ・プログラム(GI P)」では、大阪府内6つの高校でも就業体験が行われた。府立四條畷高校ではアニタ・ネメスさん(ハンガリー・ペーチ大学出身)=写真上・右=とアリソン・ファーマンさん(米国・ケンタッキー大学出身)=同左=の女子学生2人が6月1日から19日まで、3年生のクラスで教壇に立った。13、14両日には文化祭(畷高祭)があり、生徒たちがクラス対抗の本格的な演劇に挑戦した様子をつぶさに観察。生徒たちとのふれあいも生まれ、すっかり日本の若者文化に溶け込んだ。最終日の19日には、2人が3年生のクラスでインターンシップの総まとめとなるプレゼンテーション=写真下。いずれも文化祭のことを取り上げ、アニタさんはミュージカル「Wicked」を上演した3年1組について、「The“wicked”class andtheir“good”play」というタイトルをつけ新聞の1面飾るドミニカ共和国で星野君外国語学部スペイン語学科4年、星野優盛君=写真左端=は、中米・ドミニカ共和国に留学中、現地の新聞社から留学生活や日本との違いなどの取材を受け、記事として掲載された。この経験は「自分の成長を実感できました」と振り返る。星野君は昨秋から今年5月までの約8カ月間、同共和国のサンティアゴ工科大学で、主にスペイン語と観光学を地元のドミニカ人、ハイチ人と一緒に学んだ。日本からの留学生は一人だけ。必死に言葉を絞り出し、先生や友人の力を借り、何とかついていくことができたという。中でも4月に観光学でのテーブルサービ英米語国キ学ャ位リア留3学年の・証福書邉を真受美けさ取んるプログラムごとに証書を読み上げ、代表者計7人に次々と手渡した。谷本学長は「みなさんは関西外大の代表であり、日本の代表。留学先での出会いを大切にし、異文化に寛容な人間に成長してください」と激励。スティーブン・ザーカー外国語学部教授が励ましの言葉を述べた。て振り返った。アリソンさんは「アメリカのハイスクールで、こういうフェスティバルはありません」と日米の違いを紹介。生徒たちの反応もよく、プレゼンが終わると2人に次々と質問していた。GIPに参加した理由について、アリソンさんは「教えることが好きで、日本でこういう経験を積めるのが魅力でした」という。9月からの秋学期も引き続き留学生別科に在籍する予定のアニタさんは「大学生活以外に、日本の側面を知る機会にもなると思いました」と話した。同校の清水隆校長は「生徒たちにも大きなプラスになりました」とGIPを高く評価していた。スの授業として行われた結婚式場でのウエイター実習は印象深い。事前に友人たちと夜遅くまで教室で打ち合わせ。式は約7時間。照明を落とした会場の雰囲気を損なわないように、身のこなしには慎重を期した。ドリンクのサーブをするアジア人の顔を見てびっくりする招待客もいたが、満足してもらえたようで、実習は大成功だった。後日、訪れたLaInformacion紙の記者の質問に「ドミニカ人の人柄の良さ、伝統的な音楽、生活スタイルなど毎日が発見の連続です」と答えた。記事は新聞1面に写真付きで載った。緊張したインタビューも「学んだ言語を実践で使うことの大切さが肌身で感じられ、換えがたい留学中の一コマになりました」と充実感を抱く。今後は中南米と日本を観光面でつなぐ仕事に就きたいと話している。学生代表決意表明国際線のCAになると心に決め、関西外大に入学しました。しかし、もっとやりたいことを見つけました。それは企業のブランドマネジャーです。ブランドマネジャーには俯瞰的な視点とマーケティングの知識・スキルそして経営者的センスが求められるそうです。そのために留学先では、本場ア先輩からの励まし留学はまさに「人生を変えるような経験」でした。留学先で比較政治の授業を履修し、様々な国の民主主義促進や経済的発展の過程での国や国際機関の役割を比較し分析しました。その結果、政府レベルでの活動に興味がわきました。在外公館でのインターンシップで人脈も広がり、現在は大学院進学に向け勉強し、卒論執筆もしています。留学先で様々な価値観に触れ、勉学にIESでプレゼン授業IESの履修生を対象に、中宮キャンパスのICCで6月1 7日、授業時間を利用したプレゼンイベントが開かれた=写真。外国語学部のP.エドワーズ准教授が始めた“STRANGERS”。学期ごとに一度行い、通算6回目。エドワーズ准教授は「人前でまとまった英語を話す自信がつきます」と効果を強調した。この日は昼休みから5限まで、エドワーズ准教授のIESや演習の授業を履修している学生約5 0人と、ゲストの教員や留学生数人が1人ずつ発表した。持ち時間は1人4分。持ち時間きっかりで終了するスライドに合わせて話す必要がある。IES履修者は米国の人気作家、ジョン・グリーンの病気や愛情、時間をテーマにした小説“The Fault in Our Stars”、演習の履修者はジム・ローウェンの“LiesMy Teacher Told Me”(邦訳は明石書店別科修了式P.エドワーズ准教授渡嘉敷教授〝最後の授業〟5月30日の留学生別科修了式。来賓の駐大阪・神戸アメリカ総領事館のキー英語キャリア学部英語キャリア学科3年(米・ディポール大学へ専門留学)ゆうか和田侑加さんメリカ仕立てのマーケティングを学び、世界を相手に挑みたいと考えています。英語キャリア学部生と外国人留学生の共同プロジェクト「フラッシュモブビデオ制作」を再始動させました。同じ時期にITベンチャー企業の短期インターンを経験し、学外で起業家育成セミナーにも参加しました。留学先でも、やりたいことは全部やって、止まらない姿勢は継続します。外国語学部英米語学科4年(米・マサチューセッツ大学アムハースト校へリベラルアーツ留学)伊藤愛さん励むことは、新たな物事に対する考え方を与えてくれる契機となりました。新たなことに挑戦し、多くのことを吸収してきてください。思いがけないことや人物との出会いが多くのドアを開け、チャンスにつながることもあります。留学が実り多きものとなるよう心から応援しています。エドワーズ准教授学期に1度開催『アメリカの歴史教科書問題』)を読んで、プレゼンのテーマを決める。内容を練り、発表の練習も繰り返して本番に臨んだ。発表の合間には、スマホを使ったクイズ形式の“Kahoot!”。エドワーズ准教授の出題に、学生たちがスマホで答える。全員が回答すると正解が画面に現れ、どれだけ理解しながら読んだかその場でわかる仕組みだ。エドワーズ准教授は「見知らぬ人の前で話すことで、自信がつき、成長します。その舞台を提供しているのです」とタイトルに込めた狙いを説明。「学生が人前でしゃべるチャンスをもっと増やしたい」と話している。ス・ロメル広報担当領事(関西アメリカンセンター館長)は留学生を祝福し、「留学先で築いた友情は人生ずっと続きます。これから勉強やビジネスなどで何度も日本に来ることがあり、日本との関係も続くことでしょう」と述べた。留学生別科で日本語を教えた渡嘉敷恭子・外国語学部教授は、初めて国産ウイスキーを作った日本人とスコットランド人の夫妻を描いたN H K朝ドラ「マッサン」の話から入り、「夢・心・道・愛」という漢字を書いたボードを手に、「この4つの言葉を忘れず、夢に向かって歩き続けてください」と語りかけた=写真。