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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2015年(平成27年)7月13日第279号[2]Gaidai News関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載していますhttp://www.kansaigaidai.ac.jp/日米友好の象徴として米国から贈られたハナミズキ20本の植樹式が5月30日、留学生別科修了式に先立って、中宮キャンパスのセントラルガーデンで行われた。駐大阪・神戸アメリカ総領事館のキース・ロメル広報担当領事(関西アメリカンセンター館長)が「今後の永続的な日米友好の証しとして寄贈します」と述べ、谷本榮子理事長に目録を贈呈。谷本義高大学学長をはじめ教員役職者、留学生別科教員や留学生ら計約150人から大きな拍手が起きた。ロメル領事と谷本榮子理事長がスコップで苗木に土をかけ=写真=、谷本義高学長がひしゃくで水をやって、式を終えた。プレートに刻まれた文字は「友好の木Friendship Blossoms」。米国の協定校が172校を数え、1年間で約800人が留学し、約350人を受け入れている本学でも、ハナミズキが両国の友好を深める絆になりそうだ。式の司会進行役は留学生別科日本語主任の鹿浦佳子・外国語学部教授が務め、終了後には晴れ渡った空の下で記念撮影が行われた。日本がアメリカに3000本のサクラを贈ったのが1912年。2012年、100周年を迎えたのを機に、アメリカから返礼としてハナミズキ3000本が贈られることになった。最初の100本は同年11月、東京・代々木公園に植樹された。アメリカ政府と日米交流財団が共同で設立した官民パートナーシップは、「友好の木イニシアチブ」と名付けられ、日本全国の大学や公園で植樹のイベントが行われている。イスラエル初の協定校となったエルサレム・ヘブライ大学出身のルツ・カハノフ駐日同国大使が5月20日、本学を訪れた。同国大使館の文化担当官を伴って中宮キャンパスに着いたカハノフ大使は早速、国際交流センターを見学。4階の陶芸教室で留学生が〝卒業作品?を制作する様子を視察した。本学とイスラエルとの関係は深く、谷本榮子理事長、谷本義高大学学長との懇談では話が弾んだ=写真。1980年代にイスラエルの研究者が頻繁に来学。83年には駐日大使夫妻が訪れ、谷本理事長も故谷本貞人総長と共に出迎えたことがある。谷本理事長はこのときの写真などを手に、交流の様子をカハノフ大使に説明した。カハノフ大使はヘブライ大学で東アジア研究を専攻した。香港の大学に留学し、外務省でも香港や北京在勤が長く、大の東アジア通。「キャンパスの雰囲気が気に入りました」と関西外大の印象を語り、「海外との協定は、イスラエルが53カ国目なのですね」と今後の交流に期待を寄せた。これに対して、谷本大学学長は「ヘブライ大学から多数の学生を迎え、関西外大で勉強して世界へ羽ばたいていただけたらありがたいです」と話した。米国・ニュージャージー州立ラマポ大学のP. Mercer学長と夫人のJ.Ehlertさん夫妻が5月19、20両日、本学を訪れた。19日に中宮キャンパスを見学。20日には、谷本榮子理事長、谷本義高大学学長と懇談し、留学生別科で学ぶラマポ大学出身の女子学生から報告を受けた=写真。本学とラマポ大学は2012年1月に単位互換協定を締結。理事長、学長との懇談で、Mercer学長は「インターンシップに力を入れている」とラマポ大学の教育方針を説明。「ニューヨークに近い立地を生かし、ウォール街にも学生を送り込むことができます」と話した。谷本理事長は今年度から海外からの留学生が日本企業で就業体験するグローバル・インターンシップ・プログラム(GIP)がスタートすることを説明。谷本義高学長は「インターンシップを経験する学生同士が行き来する相互プログラムも可能になるかも知れません」と提案。Mercer学長は「米国ではインターンシップが重要視されています」と述べ、インターンシップを仲立ちにした新たな交流の形が話題になった。この後、Mercer学長夫妻は国際交流センターで、ラマポ大学出身の女子学生と歓談。関西外大での学びやキャンパスライフ、日本での生活などについて話が弾んだ。ラマポ大学は1969年創立。大学院生を含む学生数は約6000人で、世界各国から約400人の留学生を受け入れている。本学の2014年度卒業生で、教職に就いたのは65人(昨年度105人)にのぼることがわかった(5月27日現在の集計)。対象は、公立の小・中・高校、私立学校、特別支援学校で、内訳は▽専任教員26人(中学校17人、高校8人、特別支援学校1人)▽常勤講師30人(小学校1人、中学校18人、高校4人、私立学校7人)▽非常勤講師9人(中学校7人、高校1人、私立学校1人)だった。このほか、既卒者も4人いる。いずれも専任教員で、中学校2人、高校、特別支援学校が各1人だった。角野茂樹・教職教育センター長は「確かに数的には少なくなったが、教育実習に行った学生が少なかったため。合格率で見ると50%にも達し、全国平均より高い。挑戦した学生が頑張ってくれた」と話している。イスラエル大使が来学長年の交流理事長らと懇談米領事とハナミズキ植樹友好誓い本学とも深まる絆桜の贈呈から100年米ラマポ大学長が来訪インターンシップ重視を確認教員就職者65人2014年度卒業生三重県を含む近畿7府県の高校の進路指導担当教員を対象にした入試説明会が7月3日、中宮キャンパス・コンベンションホールをメーン会場に開かれた=写真。約170人が参加し、各学部のカリキュラムの特色やキャリア支援の説明などを受けた。また、約30人が学研都市キャンパスに足を伸ばし、3年後に英語国際学部が移転する「御殿山キャンパス(仮称)」の概要などについて耳を傾けた。まず、谷本義高大学学長が本学の教育を、学部の特色から説明。1期生が就職内定率100%を達成して今春卒業した英語キャリア学部について、「海外や上場企業など、キャリアの名に恥じない就職先が目立っています」と話した。同学部の小学校教員コースは「子どもたちに異文化への寛容性をはぐくむ先生を育てます。ぜひチャレンジしてください」と推奨した。外国語学部は3つのコース制を中心に学びの特徴を説明。昨年度スタートした英語国際学部は「1年次は英語の授業が、本学の学部で最も多い。英語と中国語を武器に企業などで即戦力となる人材を育成します」と語った。歴史の長い短期大学部は人格教育にも力を入れていると述べ、「クラス担任が親身になって生活指導、進路指導にあたっている」と話した。さらに、日本経済新聞に掲載された企業人事担当者のイメージランキングで、本学が19位にランクされ、コミュニケーション能力への評価が群を抜いている本学の魅力を紹介した。入試広報企画部の嶌岡忠彦次長は2016年度入試の実施概要について、「一部を除いてWeb出願に移行し、入試の手続きが非常にわかりやすくなります」と、画像にそって説明した。特設コーナーでは個別相談を受け付け。留学、就職などについて、担当者とのやり取りが続いた。学研都市キャンパスに移動した参加者には、入試広報企画部の稲増哲次長が英語国際学部の特徴を語り、「2018年春、中宮キャンパスに近い御殿山キャンパス(仮称)に移転する予定です。約700人が生活できる国際交流セミナーハウスを建設し、類を見ないグローバル・タウンがキャンパスに誕生します」と説明した。高校教員向け入試説明170人に本学の魅力紹介