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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2015年(平成27年)10月9日 第280号[ 12]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/ Global Outreach 本学は7月にインド・プネー市のティラック・マハラシュトラ大学と協定を締結した。インドの大学との協定は初めて。9月にもインドのジャミア・ミリア・イスラミア大学、米国のポイント・ロマ・ナゼレン大学と協定を締結。本学の協定校は54カ国・地域の380 大学となった。 マハトマ・ガンジーの呼びかけで1921年に創立。国・州が運営する公立大学で学部生、大学院生計約1万5000人、留学生約200人が学んでいる。芸術、社会科学、工学、法学などの学部を擁し、日本語の学位、修士コースや各種日本語コースも開設している。 1920 年に設立された国立大学。大学生1万1000人、大学院生3100人が学ぶ。教育学部、人文・語学部、自然科学部、社会科学部、技術工学部、法学部を有する総合大学。世界74大学と協定を締結し、日本を含めて36カ国から留学生を受け入れている。 1902 年創立。ナザレ派キリスト教系の私立大学で学生総数3500人。キャンパスはカリフォルニア州サンディエゴ郊外に位置する。学生対教員の割合は14:1。経営管理、心理学、コミュニケーション学など60 の専攻分野がある。日本語科目も開講されている。インドの大学とティラック・マハラシュトラ大学初の協定国際交流の輪54カ国・地域380大学にジャミア・ミリア・イスラミア大学ポイント・ロマ・ナゼレン大学 今年5月にイスラエルの大学として初めて単位互換協定を結んだエルサレム・ヘブライ大学から、同大学アジア学科の学科長と学生が本学を訪れ、学生同士の交流会が行われた。8月24日に来訪したのは、学科長のニシム・オトマズギン博士と学生12人。同学科では日本語のほか、日本の歴史や文化、芸術などについて学んでいる。参加学生のうち2人は京都大学、大阪大学に留学中、1人は10 月から同志社大学に留学予定。夏休みを利用し、授業や本では学べない実際の日本を理解しようと、Japan Tourを計画。8月12 日から9月1日までの日本滞在の間に、本学を訪問した。 国際交流部のスタッフと本学の学生8人が一行を出迎え、国際交流センターの教室で自己紹介などが行われた。オトマズギン博士によると、アジア学科は70 人ほどの規模で3 年間日本について学ぶ。本学には協定締結をきっかけに来訪したもので、オトマズギン博士は「イスラエルという国や、文化、思想について伝えておきたかった。お互いに楽しい一日を過ごしてほしい」と語った。本学の谷本義高・大学学長は「この機会に、ヘブライ大学と本学の双方の魅力を紹介し、理解を深め合ってください」とあいさつした。 この後、5人ずつ4つのグループに分かれ、学生同士で約1 時間懇談。イスラエルと日本の歴史や文化から大学での勉強や学生生活などについて意見交換し、にぎやかで充実したひとときを過ごした。 キャンパスツアーでは、図書館学術情報センターや日本庭園などを見学。エアライン演習室では航空機内を模した座席に座り、くつろいだ様子だった=写真。【エルサレム・ヘブライ大学】 1918 年にアルバート・アインシュタインらによって創立され、25 年に開校した。イスラエル第一級の研究・教育機関で、これまでに8人のノーベル賞受賞者を輩出し、世界のトップ100 の大学にランクイン。14 学部があり、65 カ国の計2万3000人が学んでいる。 9月1日、留学生別科の入学式では来賓や教員が、日本での学びに挑戦する留学生を激励した。 来賓の在大阪オーストラリア総領事館のキャサリン・テイラー総領事は「日本語や日本の文化を学び、生涯続く関心と友情を築いてください。その友情を自分の文化の理解につなげ、異文化理解の力をつける努力を惜しまないでください。関西外大で素晴らしい経験を積まれるよう祈っています」と語りかけた。 駐大阪・神戸米国総領事館のキース・ロメル広報担当領事は「関西外大は、日本の国際教育のリーダーであり、『グローバル人材』育成の先駆者の役割を果たしてきました」と話し、「その大学で、本当の友人をつくる努力をしてください。それが日本を知る早道です」とアドバイスした。 留学生別科担当教員代表のJ・へスター教授は歓迎のあいさつで「戦争と貧困から逃れようとする難民の数は、第2 次世界大戦以降、膨大な数にのぼっています。政治の動きも不安を増幅させますが、外国人への思いやりや共感は、留学によって養われるはずです」などと述べた。◆    ◆    ◆ 式終了後は厚生北館で昼食会。国籍を超えた友人の輪が広がり、会場のあちこちで話が盛り上がった。 オーストラリア・クィーンズランド工科大学のカルビン・チン君は「大学を卒業したら、日本の広告会社で働きたい。そのために、日本の社会や文化について広く学び、知識を蓄えたい」と話した。中国・蘇州科技大学2 年の秦文南君は「日本のアニメやゲームが好き。日本語と英語をしっかり学んで東京の大学に進み、ゲームソフトを作る仕事がしたい」。米国・ウイスコンシン大学ホワイトウォーター校のブライアン・チャップマン君は「トランスレーターになるのが夢。日本語を勉強して、もっと上手になることが当面の目標です」という。エルサレム・ヘブライ大学と交流学生同士で懇談 本学の見学もHebrew University of JerusalemState of Israel激励と歓迎あふれる笑顔留学生別科入 学 式テイラー総領事J. ヘスター教授ロメル領事