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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2015年(平成27年)10月9日 第280号[ 14]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/ Career DevelopmentPICK UP!! 中宮キャンパスの学部3年生を対象とした第4回就職ガイダンスは10月3日、谷本記念講堂で開かれた。約420人が参加し、半年足らずに迫った就職活動に向けて、キャリアセンターからさまざまなアドバイスがあった。 まず、キャリアセンターの森田眞一次長が「4年生の就職戦線は後半戦に入っている。みなさんもあと5カ月で就職活動をスタートすることになる」と語りかけ、年内に取り組んでおくべき内容などについて話した。採用スケジュールについては「来年度も基本日程は今年と変わらない」と考えておくのがベターとしたうえで、就職活動成功のポイントについて▽早期着手▽地道な業界・企業研究▽学内の就職ガイダンス、セミナーなどの活用▽幅広い情報収集――などが必要と説いた。 続いて、具体的な企業研究の方法として、キャリアセンターの山脇旭洋さんが「企業のホームページが絶好のツール」として、パナソニックとサントリーのホームページをスクリーンに映し出し、企業の特徴をつかむ要点を指摘した=写真㊤。また、会社選びの考え方として、「女性が働きやすい会社は男性 学部3 年生の保護者を対象にした合同の「進路就職懇談会」が9月26日、中宮キャンパスの谷本記念講堂と国際交流センターの2 カ所を会場に開かれ、約2 5 0 家族の350人が参加した。キャリアセンターからは、現在4年生の就職活動の状況について「学生にとってフォローの風が吹いているが、大手企業の選考が終息したあと、中堅・中小企業が9月以降も継続採用しており、就活は長期化している」と説明。来年の就職環境については、「今年と似たような状況で進むのではないか」とみている。しかし、「企業の採用意欲が高いとはいえ、企業への応募など自分から積極的に行動しないと、就職はできない仕組みになっている」と、早期に就活準備をスタートさせることを促している。 続いて、内定を得ている4年生4人が就活の経験談を話した。▽英語キャリア学科・小野こづみさん(情報通信)は「受けた会社の予備知識が少ないことを人事の人にすぐ指摘された」▽外国語学部英米語学科・赤阪美智子さん(銀行)は「エアラインやマスコミなど10社でインターンシップに参加し、万全の準備をしていた」▽同スペイン語学科・森翔太郎君(商社)は「大手ばかり受験していたが、書類選考通過の厳しさを痛感した」▽国際言語学部・前周作君(旅行業)は「旅行業務取扱管理者の資格を持っていれば、どこにでも就職できると思っていたが甘かった」―と苦労話などを話してくれた。 個別相談会では、番号札を手に順番を待つ人たちで溢れた。相談に臨んだ父親は「娘が留学から12月に帰国するが就活に間に合うか」と尋ね、奈良県から学生とともに参加した保護者は「どの業界に就職すればいいのか定まらない。子どもは業界の見極め方が分からないようで、どうすればよいか。自己分析も難しいようだ」と話していた。 一方、国際交流センターでは、21組の家族が留学相談に臨んだ。保護者からは▽(現在留学中で)卒業後もまた留学に行きたいと言っているが、それでも大学のサポートはあるのか▽4年生で留学するが、その間の教職科目はどうすればよいのか▽就職には留学する方が優位に働くか―など熱心に尋ねていた。 学部の2年生を対象にした合同の「保護者進路・就職懇談会」は7月18日に開かれた。キャリアセンターから就職活動のスケジュール変更による影響や2年後の就職環境などについて説明があった。参加した保護者や学生など約400家族、600人が本学の就職の実績などに耳を傾けた。 第1部で、キャリアセンター長の末包厚喜教授(外国語学部)は挨拶のなかで「企業の人事が見る大学のイメージ調査」の「対人力」で、本学が全国1位にランクされたことなどを紹介。国際交流委員の豊田裕之准教授(英語キャリア学部)が多様な留学制度について話した。 続く4年生との座談会=写真=では「1、2年次をどう過ごしたか」の質問に英語キャリア学部の田中理紗子さんは「1年次にアメリカの日系企業でインターンシップ。2年次には専門留学に」。「どんな仕事に就きたいか」の問いに「海外に支店がある日本の企業をめざしている」(英米語学科・西川穣君)。「就活して分かったこと」について「自分のことを知っているつもりだったが、全く知らなかった」(スペイン語学科・田中実咲さん)。「就活で苦労したことは」には「エントリーシート、SPIテスト、面接の全てでつまずいたがその都度、修正して克服した」(国際言語学部・天道康治君)―などと、4年間を振り返った。第2部では、保護者・学生同席による個別相談に応じた。国際交流センターでの留学相談には、200人を超す人たちが参加。次々に質問の手が挙がった。親子で考える就活勝利積極的な行動を3年生向け保護者懇談早めの就活準備2年生向け保護者懇談真剣な表情で個別相談に臨む保護者ら。長い順番待ちができていたも働きやすい」ということも一つのヒントになるとアドバイス。また、就活生が不安に思いがちなブラック企業について、「ブラックのイメージは主観に左右される。激務だからブラックというわけではない。就活をしていて心配になったら、キャリアセンターに相談してほしい」と語った。 また、短大部1年生が対象の第1回就職ガイダンスは7号館の教室で開かれ、短大部の進路指導部長、有本昌剛教授が進路講話として社会人としてのあり方などについて話した。 キャリアカウンセラーの三島豪太さんはキャリアセンターの役割などについて説明=写真㊦。第7回まで予定される就職ガイダンスのおおまかな内容を紹介した。ドラマ仕立ての「働くって」と題した約10分間のDVDを流し、就職活動前の女子学生やフリーターの若い男性などの登場人物を例に挙げ、就職活動に際して心がけるべきことがらをわかりやすく語った。 「業界・企業研究のポイントはコレだ」―。学研都市キャンパス3年生向けの第3回就職ガイダンスが9月18日、講堂で行われ約260人が参加した。この日は、中小企業診断士でキャリア・ディベロップメント・アドバイザー(CDA)でもある濵口桂さんが講師=写真。広く講演活動を行っている経験豊富な専門家だ。 濵口さんは、企業のホームページ(HP)からだけの情報収集ではリアルな姿は見えないとしたうえで、まず新聞を読むことを勧めた。「新聞は、企業の人事担当者も読んでおり、面接では読んでいる学生と担当者との間で共通言語(経済の話題など)が生まれる。読んでいないと、企業人と会話が成り立たない」という。濵口さんは、新聞の切り抜きを示しながら、「このように新聞には、最近の動向が詳しく掲載されている」と、講読することを強調した。 また、企業探しでは「将来にわたって会社は変わっていくことを前提に選んでほしい」と、常に未来志向で考える必要性を説明した。さらに、就活ナビをうまく使うことを勧めた。特に、本学キャリアセンターの求人票は貴重な情報源で、使わなければもったいないとも話す。 情報収集については▽新聞で企業名を見つけら、インターネットでその企業のことを調べる癖をつける▽企業HPの経営者のメッセージを読むことも重要▽「『この会社がなければ誰が困るか』という企業の社会的存在価値を考えること」―などと解説した。新聞を読もう学研ガイダンスで濵口桂さん■学研で学内合同企業説明会 就職活動中で、まだ内定が決まっていない4年生を対象にした「学内合同企業説明会」(大阪府雇用開発協会協力)が9月8日、学研都市キャンパスで開かれ、学研と中宮キャンパスの学生計13人が参加した。企業側からは本学の学生を採用したいとする大阪府内の優良中小・中堅企業12社が参加した。 参加した企業は、電動工具、精密鍛造金型、棒鋼、高圧ポンプ、水道用器具の各製造販売、レストラン経営、運輸など。まず、学研キャリアセンター長の中野誠教授が「いい縁があればありがたい。コミュニケーション力と、自由闊達なところが学研の学生の特徴です」と企業にPRした。 12の教室に各社のブースが設けられ、興味がある企業のブースを訪れた学生が会社の概要や扱っている商品の説明を受けた。HPから企業知ろう就活への心がまえは学 部短 大中宮 就職ガイダンス就活体験を語る内定者4人