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概要

外大通信デジタルブック

[15] THE GAIDAI 2015年(平成27年)10月9日 第280号Career DevelopmentANA 学内でCA講座39人大空めざす8月クラス 全日空(ANA)の現役客室乗務員(キャビンアテンダント・CA)が講師を務め、希望者を対象とした「ANAキャビンアテンダント講座@関西外大」の8月クラスが8月24?28日、中宮キャンパスで開講=写真。39人が受講し、同29日に試験が行われた。合格者に修了証が渡され、単位が認定される。 講座は本学の授業の一環として扱われ、本学非常勤講師に認定されたCAの佐野川谷有加子、山本潤子両講師が計15回(各90分)の授業を受け持った。講座には、中宮キャンパスから21人、学研都市から18人が受講。学部の1年生も10人が受講。初日は、社会人としての基礎力「社会人の心構え―期待される社会人の姿を明確にする」ことを学んだ。さらに「ビジネスマナー」「第一印象」の大切さについても講義を受けた。当初、表情が硬く、講師からの問いかけにも無言だった受講生に対し、「質問には必ず返事をする」「恥ずかしがらず積極的に」「明るく、楽しく、元気に」参加するとの約束を取り付け、受講生は徐々に声が出るようになった。 同講座は、本学とANAビジネスソリューション(株)が「教育連携協定」を結び、有償のCA講座として、夏休み期間中の5日間に集中講義を行った。受講生は修了後、ほぼ全員がANA大阪空港での実務体験(インターンシップ)にも参加した。 2月クラスは2月15日?同19日の5日間で20日に試験が行われる。 エアラインの客室乗務員(CA)を志望する学生が、現役CAとCA訓練中の先輩から話を聞く「CA座談会」が7月10日、中宮キャンパスで行われた。参加した3、4年生17人は次々と質問を投げかけていた。 先輩は、いずれもANAウイングスのCAで2013年、外国語学部卒業でCA2年目の片岡奈津美さんと今年3月、同学部卒業の吉田成美さんの2人。 後輩から、ANAウイングスを選んだ理由を聞かれた2人は「会社のアットホームな感じがよかった。班長も30代なので新入社員の気持ちをくみ取ってもらえる」。なぜ合格したと思うかの質問には「面接で本心が言えたことが良かったと思う」(片岡さん)、「熱意が伝わったのだと思う。鏡を見ながら気持ちの整理に努めた」(吉田さん)と答えた。さらに、面接で想定外の質問はあったかと聞かれ「『1千万円が手には入ったら何に使うか』と聞かれた」(片岡さん)と話していた。このほか、現在の収入は、転勤はあるのかなど、さまざまな質問が飛び交っていた。次々と出てくる質問に丁寧に答える片岡奈津美さん(左端)と吉田成美さん(片岡さんの右隣)(前列左から)新田はるか、西田ひより、早川美帆、能津叶衣、坂上美紀、中条みなみ(後列左から)山下達也、中山信三郎、天道康治、渡邉凌二、杉原航輝、大串孝一のみなさんANAウイングスの2人CAめざす後輩に助言 学研都市キャンパスの2015年度「ジョブサポーター」15人が決まった。いずれも就職が内定している国際言語学部4年生で、キャリアセンター内のセミナールームで、就職活動の経験者として、後輩たちの就活相談に応じ的確なアドバイスをしている。 サポーターは、月?金曜日の午前11時?午後5時まで交代で待機している。エントリーシートの書き方や面接対策などあらゆる相談に応じている。リーダーの杉原航輝君は「聞きづらいことも、何でもいいので尋ねてほしい」と待ち構えている。■学研ジョブサポーター川本侑季さん植田優沙さん岩下優希さん相談に来てネ 今夏、企業や行政、教育現場でのインターンシップに参加した国際言語学部3年生50人が、体験を報告する「インターンシップ事後研修会」が10月3日、学研都市キャンパスで開かれた。研修会には、企業6社から採用担当者8人と就活ライターの石渡嶺司さんもアドバイザーとして参加した=写真中央。 第1部では、学生が9つのグループに分かれ、企業担当者と石渡さんが各グループに加わった。学生は、「インターンシップの目的・目標」「仕事内容」「成果」「今後にどう生かすか」などを報告。「仕事へのモチベーションが上がった。協調性の大切さを実感した」「積極性が増し、自ら仕事を見つけて動くように 秋学期のキャリア講座が9月17日から中宮キャンパス・谷本記念講堂で始まった。10月1日は航空業界説明として、日本航空(JAL)の溝之上正充・広報部長が「航空の仕事と業界を取り巻く環境」をテーマに講演した=写真。 まず、世界の航空旅客数では、2013 年度総計で年間31億人を突破。米同時多発テロ、リーマンショック、新型インフルエンザなど世界情勢の影響を受けながらも、25年間で約3倍の規模に成長した。わが国に目を向けると、人口構成で65歳以上の割合が高まり、退職直後は出国率・観光旅行参加率も上向く。一方で、70歳以降の出国・旅行参加率は極端に低下し、観光需要への影響が懸念されるという。また、業界にとって整備新幹線やリニア建設は航空需要へ大きな影響をもたらすとした。 続いて、航空会社の仕事についてDVDを見ながら説明したあと、40項目にも及ぶJALフィロソフィやJALが求める人材像を紹介。▽感謝の心と謙虚な学び▽果敢に挑戦し、最後までやり遂げる▽お客さまに心を尽くす―などを掲げ、JALフィロソフィを体得・体現すべく努力し、グループ全社員一丸となってJALの翼を支える仕事に、喜びと使命感を持てる人だと説明した。 講演後、学生から「フィロソフィはどのように浸透させているのか」「広報部として、どう会社のアピールをしているか」「飛行機の特別塗装はどうして決まるのか」など、さまざまな質問が出ていた。 10月15日には、マスコミ業界の現状について、NHKの国際記者・榎原美樹さんが講演する。なった」など成果を報告した。 第2部では、企業担当者と学生が懇談。学生から「自己分析の方法が分からない」と質問。「自分の周辺の誰かに『私ってどんな人』とインタビューして、いくつかのキーワードが出てくれば、それがあなたの特徴」と答えていた。また「企業研究に踏み出せない」という学生に「そう考えている間にも時間はどんどん進んで行く。自分から積極的に行動することが重要。まず、企業を検索することから始めよう」とアドバイス。 マスコミ志望の学生は「選挙作業で全国紙のアルバイトをして、マスコミに興味を持った。全国紙と地方紙の違いが知りたくて地元の地方紙で体験した」と動機を話した。また、他の外国語大学で体験した学生は、大学のオープンキャンパスの企画などに携わったという。 最後に石渡さんから「(面接などでは)長々と一つのことを説明するのではなく、さらっとひと言で簡潔に答えた方がよい。長く話すと失敗する」とアドバイスを送った。JAL広報部長が講演キャリア講  座積極性が出た仕事にも責任インターンシップ報告学 研