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概要

外大通信デジタルブック

今年の外大祭と穂谷祭は10月30、31日の両日に開催される。50回目となる外大祭のテーマは「50 NEXT~出会いのその先へ!~」。バンビーノ、モンスターエンジン、ダイアン、学天即のお笑いコンビ4組が来演する。 穂谷祭のテーマは「穂っともっと。~これがウチらの穂スピ谷ティ~」。お笑い芸人のダイアン、笑い飯、学天即のほか、NHK大阪放送局の番組「学校再発見バラエティーあほやねん!すきやねん!」で総合司会を務めるシンガーソングライターの近藤夏子さんをゲストに招く。新刊 本学教員の書いた本『日本の地域金融機関経営営業地盤変化への対応』堀江康煕著、勁草書房/4500円+税『スペイン語大辞典』山田善郎ほか監修、白水社/25,000円+税『ひつじ意味論講座第7巻 意味の社会性』澤田治美編、ひつじ書房/3200円+税『国際交流のための英語』小林純子著、Brian Bond英文校閲、三修社/1700円+税G o10月30、31日 外大祭、穂谷祭THE GAIDAI 2015年(平成27年)10月9日 第280号[ 16]L I B R A R Y N E W S 図書館ニュースL I B R A R Y N E W S新着本『小さな風景からの学び:さまざまなサービスの表情』乾久美子+東京藝術大学、乾久美子研究室編著、TOTO出版/所蔵:中宮図書館3F日本全国の日常の風景を「気になる」という切り口で写真に撮り、分類してまとめた1冊です。注目したいのはその分け方と分類ごとのタイトルです。アーケード街の写真を集めた『アーケード』というすぐわかるものもあれば、店先に積まれたビールケースや露店の後ろに並べられたバケツの写真の『石油製品』など写真とタイトルの組み合わせで「なるほど」と思わせるものも。写真集として楽しむこともできますが、キャプションを読み込むと日常の風景の見方が変わってくるかもしれません。『タモリと戦後ニッポン』近藤正高著、講談社現代新書/所蔵:中宮図書館3F、学研図書館4Fタモリの人生を振り返ると同時に戦後現代日本史をたどるという斬新な趣向。本書は、彼が終戦の一週間後に生まれ、戦後日本とともに歩んできた人物としてクローズアップしています。彼が関わってきた大学、ジャズ喫茶、ボウリング場等々の戦後の文化にも触れ、彼の様々な物事に対する発言に共感を抱く人も少なくないことに気づきます。テレビ史に残るであろう、お昼の長寿番組の司会者であった彼が、戦後70 年をどのように考えているのか、これからの日本の行く先をどのように見つめているのか、聞いてみたいものです。『英語で伝える和食』濱田伊織著、マガジンランド/所蔵:学研都市図書館4F2013 年12 月「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されました。健康的な食生活を考える上で和食に関心を持っている人は多いのではないでしょうか? この本は「うま味」や「旬」といった和食ならではの疑問やマナーについてはもちろん、食事中によく使う形容詞やフレーズ、和食のレシピも対訳になっています。留学先や日本にやってきた留学生に手料理とともに披露してみてはいかがでしょうか。『ステーキ!世界一の牛肉を探す旅』マーク・シャツカー著、野口深雪訳、中央公論新社/所蔵:学研都市図書館2F著者であるマーク・シャツカーは、7カ国もの国を旅しました。理由は題名の通りおいしいステーキを追い求めての旅です。しかし、ただステーキのことだけが書かれているのではありません。ステーキを通して、学校では教えてくれない歴史や化学、訪れた人にしかわからない国々の人や文化など、様々なことを知ることができます。そして、効率や便利さばかりが優先された現代についての問題など、考えさせられる本でもあります。読み終われば、最終的には牛の飼育までした著者の行動力に触発されて、みなさんも何かに挑戦してみたくなるのではないでしょうか。 JAGDAは公益社団法人・日本グラフィックデザイナー協会で、今年の新人賞は3人。東京アートディレクターズクラブが各分野から毎年10点の作品を選ぶADC賞は、2年連続受賞。夫と6歳、4歳の娘2人、4人家族の白本さん。子育てと仕事を両立させての快挙だ。デザインの世界で認められ、本学の「語学の、その先へ。」を体現しているが、「もともと絵を描くのが好きで、その道に進みたかった」と屈託がない。 静岡県富士市出身。絵筆をとるのが好きな父親の影響もあって、アーティストを夢見る少女だった。高校で1年間米国留学し、英語が得意。「絵を描きたい」願いよりも、親の勧めや「語学が出来れば何をするにも有利」という思いが勝って、関西外大に入学した。 本学では、「星の王子様」をテーマにしたフランス語のゼミや、厳しい先生だった英文学の科目で単位を落とし、改めて取り直したのがいい思い出。選考試験をクリアし、英語圏へ1年間の留学も決まった。留学先で美術系の科目を専攻したかったが、「単位として認めない」と言われて断念。それでも、「デザインや美術」の夢を捨てきれず、卒業後は東京・お茶の水のデザイン専門学校に入学した。 専門学校で1年学び、個人事務所で3年間〝修業?した後、デザイン会社でアルバイト。結婚を機に別の会社に移り、長女を出産した。2011年に独立後、次女が誕生。育児と家事の傍ら、自宅でこつこつ仕事を続けていたが、「もう、やめちゃったの?」と思われることも多く、「自分の名前をPRするには、賞を取るのが早道」とパッケージデザインなどの作品で賞に応募。狙って取れるものではないが、14年のADC賞から立て続けに賞を射止めた。 名前が売れるにつれ、海外からの問い合わせもあって、得意の英語を生かす機会が増えた。今も自宅で仕事や家事の合間に英語のDVDを聞いている。「学んだことは必ず役立ちます。どんな分野に進むにせよ、英語力は必要。『語学の、その先』をめざすためにも、頑張って」と本学をめざす受験生や在学生にエールを送っている。外大このひとJAGDA新人賞、ADC賞連続受賞のグラフィックデザイナー白本 由佳 さん(旧姓・渡辺)2001 年3 月外国語学部英米語学科卒業JAGDA新人賞の作品群今年のADC賞に選ばれた洋菓子のパッケージ││これまでのビジネス中国語書との違いは。中曽根 これまでのビジネス中国語書は、中国語の日常会話に偏るか、またはビジネスの内容に偏るかのどちらかのものが多いように思います。本書は、ビジネス中国語を体系的に習得したいと願う学習者のニーズに応える最適のテキストです。学習者が中国語を学習する際に必要な4つの技能に加え、中国の文化やビジネス慣習、さらに電子メールによるビジネス通信文の模範文を分かりやすく解説し、練習できるように工夫しています。││実例も具体的で実践向きですね。中曽根 そうです。学習者は語学を習うときに大抵、実用性を重視し、使えるために習得に励むことになるのです。そして習ったものをすぐに実践してみたくなり、言葉が通じた時に大きな喜びを感じます。ですから、学習者の学習意欲を引き出すために、われわれ教師は実用性の高い教材を開発する必要がありますね。││会話だけではなく中国文化、中国の慣習、経済用語が同時に学べるところが良いですね。中曽根 これが本書の大きな特徴の一つです。ご存知のように、多くの日本人ビジネスパーソンは豊富なビジネス知識と実務経験を持っていますが、中国語のレベルが比較的低いのに対して、大学生の多くは中国語が分かっていますが、ビジネスの知識はありません。こうした双方のニーズに応えようという意図のもとに、本書には中国語とビジネスの内容および中国文化、商慣習などがバランスよく織り込まれています。││執筆に当たって苦労された点は。中曽根 ピンイン入力という点が一番ですね。周知の通り、中国語には四声があります。そのため、1音節につき大抵1つの声調付きローマ字を「記号と特殊文字」というアイコンから探さなければならないのです。本文、単語、文法の基本例文に全部ピンインをつけようという真心を込めたサービス精神から、ピンイン入力は大変な作業になってしまいました。振り返ってみれば、相当の手間と時間がかかりましたね。││中国語を学ぶ学生にメッセージを。中曽根 日中間の経済交流が盛んに行なわれているなか、中国語で商談に臨み、ビジネス交渉を行い、クレームを申し立てることができるレベルの中国語力が実務の世界では求められています。ですから、中国語を学ぶ学生さんは、本書の体系的な学習を通じてビジネス中国語とその背景にある中国の文化や商慣習、および電子メールによるビジネス通信文などを一気に習得されるとよいでしょう。聞英語国際学部准教授 中曽根 淑芳(中国名:韓 堅放)『現代ビジネス中国語会話と電子メールで学ぶ日中ビジネス実務』(文眞堂/2850円+税) 第7回司書課程オープンフォーラムが7月3日、学研都市キャンパスで開かれ、司書課程を履修する学生18人が参加した。「図書館間の協力活動―地域の協力からグローバルな連携まで」のテーマで講演などが行われた。 前半、地域の図書館協力から世界的な連携事業まで手掛けている広島大学図書館の尾崎文代さんを講師に招き、図書館間の協力活動の3W2H(What / How/ How much / Where / Why)を概観のうえ、ILLやレファレンスなどの日常的なサービスから、地区の協議会活動、職員研修など幅広い話題が提供された。 後半のパネルディスカッションでは、本学の学生からの質問を受けて、機関リポジトリ構築事業での広島県内大学図書館の協働と全国的・国際的な連携活動、2014年度の国立大学法人化移行時に図書館職員採用試験制度を再構築した際の全国・各地区図書館の連携、NACSIS-CAT/ILL システム、広島大学図書館のライティングセンター、国際的な図書館会議への参加や海外出張経験など、多様な事項が取り上げられ活発な意見交換が行われた。■司書課程オープンフォーラム開く