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概要

外大通信デジタルブック

[13]THE GAIDAI 2015年(平成27年)12月11日第281号Kansai Gaidai×JAL1号館の学生ラウンジでは、日本航空の客室乗務員(CA)に内定している在学生との座談会が開かれた。7つのテーブルに分かれて座った内定者11人とJAL出身のキャリアカウンセラー3人の計14人を相手に各テーブル2?4人の学生が就職活動や学生生活の過ごし方などについて聞いた。JALに内定した生野咲季さん、藤宮愛子さん(いずれも外国語学部英米語学科4年)のテーブルでは、なぜJALを志望したかについての質問が出た。2人は、「インターンシップに参加しJALをよく知るようになると、私はここで働きたいと強く思うようになった。業界と関われる何かのチャンスがあれば、直ちに挑戦してきた」「業界への就職実績がある外大にいると、いろいろとメリットが多い。掲示板には多くの情報が出ているので小まめにチェックする必要がある」などと答えていた。ある学生は留学をしたほうが有利かどうかを質問。内定者2人は、いずれも留学経験者だが、「留学がすべてではない。単に英語力を高めるというだけではなく、視野を広げたり、異文化を理解したり、ほかの目的があるなら留学はお勧め」と応じていた。また、留学も含め、今の時期に何をするかという計画を立てて学生生活を送ることも大事だとアドバイスしていた。さらに、「キャリアセンターは情報の宝庫。無料だから、いっぱい使ったほうがいい」「エアライン講座にもどんどん参加して」などと積極的に取り組むよう励ましていた。プログラムに参加した英語キャリア学部1年入野沙弥香さんは「エアライン業界に入りたいというモチベーションが上がった。実際に仕事に携わっている人の話を聞くことができ、フライトに必要なこと、マナーの大切さなど、いろいろと勉強になることが多かった」と話していた。外国語学部英米語学科3年の女子学生は「どういうアプローチをすればいいか分からなかったので、生の話を聞けて参考になった」といっていた。家族連れで訪れた市民も聞き入った航空教室。講師の日本航空広報部担当部長の阿部泰典さんが飛行機の形態や種類、飛ぶ仕組みなどをわかりやすく語ってくれた。阿部さんは会場に次々と質問。手始めはボーイング787型機の大きさ。「長さは何メートルでしょうか」。36メートル、56メートル、76メートルの3択で正解は56メートル。正解は少なかったが、阿部さんは「一番短い36メートルは重要な数字。ライト兄弟が初めて飛行した時の距離なんです」と語った。さらに、787型機を紙飛行機にしたら……。折り紙の飛行機は大きさが14センチで重さは5ク?ラム。質問は「56メートル、228トンの787型機を14センチにしたら重さは何ク?ラム?」で、正解は何と3.3ク?ラムだった。「紙飛行機より軽くできているんですよ」という解説に聴衆も感心の様子だった。最後の質問コーナーでは、ちびっ子たちが質問を連発。父親の山下勝司さん(35)、兄凱(かい)君(8つ)とやって来た桜雅(おうか)君(6つ)は「ドリームリフターは、なんであんなに大きいの?」と飛行機の部品など大型貨物を運ぶ飛行機について質問。ドリームリフターは、日本では飛行機部品を製造している企業に近い中部国際空港でしか見られないため、阿部さんが逆に「どこで見たの」と聞くと「セントレアで見ました」と答え、飛行機通ぶりを発揮していた。父の山下さんが飛行機好きで、子ども連れで全国の空港を見て回っているうちに、兄弟そろって飛行機に関心を持つようになったという。このほか、「飛行機の翼はどうやって胴体にくっつけているの?」「トイレに流したものはどうなるの?」「エンジンの部品は何個あるの?」など、会場から続々と質問の手が上がった。大空へ70周年記念エアラインフェア計11人7組に分かれ後輩にアドバイスJAL内定者と座談会航空教室が終わると、JALのCA仲間が結成したというチアダンスチーム・JALJETSが演技を披露した。軽快な音楽に乗って6人が登場。両手に持ったポンポンを元気よく振りながら、聴衆の手拍子に合わせて伸びやかな技を次々と繰り出した=写真。航空教室はちび?子天国JALJETS妙技を披露ボクは未来のパイロットJALに就職内定したみなさん(後方は森川長俊・英語キャリア学部教授)就活体験などを語る内定者(右)内定した先輩に次々と質問する学生たち大人顔負けの質問をする山下桜雅君座り心地はいかが?飛行機の仕組みをわかりやすく解説阿部泰典・日本航空広報部担当部長