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概要

外大通信デジタルブック

[15]THE GAIDAI 2015年(平成27年)12月11日第281号Global OutreachKansai Gaidai 70th Anniversary Opening SessionKansai Gaidai 70th AnniversaryOpening Sessionが11月7日、中宮キャンパスのマルチメディアホールで開かれた。式典のために来学した海外協定校の代表と本学の学生、留学生が交流する式典の前日イベント。17カ国27大学の約50人をはじめ、留学生、本学の学生、教職員ら計約200人が参加した。第1部では谷本義高・大学学長があいさつし、協定校3大学の4人がメッセージを披露。第2部は留学生別科の留学生と外大生のディスカッション。大学院博士前期課程のウリオル・ギノバルト君が司会した。新キャンパス構想を紹介谷本義高学長あいさつ谷本義高学長谷本学長はあいさつで、いずれも今年度から始まった留学生グローバルインターンシップと留学生別科のサマープログラムを重点的な取り組みとして紹介。「御殿山キャンパス・グローバルタウン(仮称)」を2002年の中宮キャンパス開学に次ぐ大規模な構想と述べ、「これらの取り組みを、着実に進めていきます」と語った。【谷本義高・大学学長あいさつ(要旨)】本学は創立当初の70年前からグローバル人材育成を大学の大方針として掲げてきました。国際交流の歴史と取り組みの規模、多様性は国内でもトップクラスであると自負しています。本学の取り組む重点項目の1点目は、協定校27大学と交流米国3大学からのメッセージ協定校からのメッセージは、アーカンソー大学のAshok Saxena学長、ウィスアーカンソー大学アーカンソー大学のSaxena学長は「1968年、教員と19人の学生が1カ月間のサマープログラムとして関西外大を訪問。日Saxena学長本語の教育、文化、歴史、観光をひとつにしたプログラムで、引率した教員は、あんなに温かいもてなしを受けたのは初めてだと話していました。以来、アーカンソー大学は発展を続け、現在は26,750人の学生が在籍し、114カ国から1800人以上の留学生を受け入れています。海外留学する学生数は9 0 0人。行き先は51カ国に広がっています」などと語った。2015年に立ち上げた海外留学生グローバルインターンシップです。期間は3週間から3カ月。計28人の留学生が参加し、大変好評でした。企業の方々からも、高い評価をいただいています。2点目は、留学生別科のサマープログラムです。今年は1 0人が参加しました。3点目は、客員教員の積極的な受け入れです。「学位取得プログラム」通称2+2は今後、本学人材育成の重要な戦略の一つとして推進していきます。最後に、70周年記念プロジェクトの「御殿山キャンパス・グローバルタウン(仮称)」構想。グローバル人材育成の拠点を構築するもので、2 0 0 2年の中宮キャンパス移転に次ぐ一大プロジェクトです。700人収容の国際交流セミナーハウス(学生寮)を設置し、海外から、国内から多くの学生が集い、まさに世界が体験できるキャンパスとなります。世界中から学生を受け入れ、世界に向けて情報を発信します。空手部とアカペラサークルも登場前で演武ができて、貴重な体験となりました」。続いて、アカペラサークル「杏滋(アンジー)」の学生4人が息の合った歌声を響かせた。コンシン大学オクレア校のJ.C.Schmidt総長、パシフィック大学のL.M.Hallick学長とPatrick Clark理事の4人が、学生や教員の行き来を含め、本学との交流の歴史などを語った。ウィスコンシン大学オクレア校ウィスコンシン大学オクレア校のSchmidt総長は「関西外大とは古くから国際交流を重ね、アジアの中で最も大切なパー200人が参加Schmidt総長トナーです」と評価。1978年の協定締結から37年になるが、同総長は「協定書の文面で最も興味深いのは、“topromote international friendshipand world peace”とあることです」と語った。また、「これまで、両校の学生650人以上が交換プログラムに参加。11人の教員が関西外大で教える経験を積んできました」と述べ、今後の関係強化に期待をにじませた。外大生と留学生のディスカッション第2部の学生のディスカッションでは、4人が自己紹介した後、ウリオル君が一人ひとりに体験や将来のことなどを質問。オランダ・ロッテルダム大学出身のG.R.Ririhenaさんは「日本でインターンシップに参加したいので、実務で使えるような敬語の勉強にも取り組んでいる」と将来を見据えた留学生別科での学びについて語った。メキシコ・モンテレイ工科大学出身のE.Ramos-Israde君は「私の専攻はデジタルエンジニア。他国の文化や言語を知日本庭園で野点抹茶を茶室でパシフィック大学パシフィック大学は谷本学長が今年9月に訪れたばかり。Hallick学長は「1 8 4 9年創立のオレゴン州初の私立研究機関でHallick学長す。学生数は3 8 0 0人で、学部生、大学院生が半々」と自校を紹介し、「関西外大は、日本語を専攻する学生の一番人気。学位留学の外大生は優秀で、模範生です」と本学を評価。留学生別科で学んだClark理事は「22年前、大阪空港に降り立ち、日本特有の蒸し暑さに閉口したことを思い出します。日本の製鉄会社で典型的なサラリーマン生活を送ったのが、いい経験になりました」と本学でのキャンパスライフなどをClark理事語った。2留学生外大生2のディスカッションることで、デジタルアートの表現に深みが出ます。また、人との繋がりを広げる機会になっている」と話した。本学からは米国に留学した英語キャリア学部3年の池本夏実さんが「授業はディスカッション形式が中心だったので、意見を発表するためにも、批判的論理的思考力が必要だと痛感しました」と体験から得た教訓を披露。外国語学部英米語学科4年の池邊時乃さんは「授業は現地の学生と留学生が受講していて、講義は英語。ノルウェー語は基礎のクラスを受講した」とノルウェーでの留学生活を語った。留学生の発言に聴き入る協定校からの参加者空手部18人の演技協定校のメッセージや学生のディスカッションが終わると、空手部1 8人が進み出て、堂々と2つの形を披露した。次期主将の鰐部晶太君は「こんな大勢の「杏滋」の熱唱野点をパチリ!正座をがまんして……!協定校の参加者は午後から、4班に分かれてキャンパスツアーとお茶会に参加した。日本庭園では茶道部員が野点でお点前を披露。茶室では正座に苦労しながら抹茶を味わい、着物姿の部員を盛んにカメラに収めていた。