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概要

外大通信デジタルブック

[5]THE GAIDAI 2015年(平成27年)12月11日第281号Gaidai News関西国際学園(神戸市灘区)初等科の6年生12人が11月17日、本学を訪れ、短期大学部の高橋克実教授の授業を受けた。同クラスは目下、「企業の意義」「ビジネス戦略」を学習しており、パナソニック出身の高橋教授から、日本の企業社会について学んだ=写真。児童たちは、「How we organizeourselves(社会寄与)」をテーマに「会社の意義」などを、日本語と英語で学んでおり、学習のなかで、児童が起業した2つの会社の会社概要を社長、経理担当(いずれも児童)らがプレゼンテーションした。1班は、衣服やソーラーパネルなどを販売する会社を想定して、接客の心構えを説明した。2班は、ナビゲーション付き車椅子の製造・販売会社。同様に販売価格や製造原価、社長の年収額などiPadを駆使して説明した。プレゼンテーションのあと、高橋教授から「日本の企業のうち99・7%は中堅・中小企業が占めている。日本ではこうした小さい会社が頑張っている」「これからの新しい流れは第6次産業が台頭する」と、現在の企業の動向を解説し、「皆さんも世の中の動きに遅れないように。また、世の中で役に立つ人になってください」と結んだ。児童からは「パナソニックではどのような仕事をしていたのか」などの質問が出ていた。学研都市キャンパス単独のオープンキャンパスが10月25日行われ、穏やかな秋晴れのもと、昨年同時期を大幅に上回る525人が参加した。英語国際学部についての説明は、内田真弓講師が担当した。内田講師は「英語力を中心に、異文化理解力など三つの国際力をつけることが4年間の目標」と述べ、グローバル社会で活躍できる人材を育てる方針を強調した。関心の高い航空業界関連では、「エアラインへの道」と題した催しがあり、シンガポール航空への就職が内定した国際言語学部4年溝手ゆかりさんが、採用を勝ち取った秘訣などを披露した。溝手さんは、上海への短期留学、アイルランドへの長期留学を通じて、「多様な国の留学生と交流し、異文化理解が深まった。留学前から学内で外国人留学生と接触していたので、留学後もすぐ馴染めた」と、留学の成果を語った。また、卒業生で航空業界勤務の廣川亜未さん(2015年国際言語学部卒業)が就活の経験や現在の仕事について紹介した。廣川さんは「キャビンアテンダントになりたくて関西外大を志望した。航空業界への就職の実績も豊富で、就活のサポート態勢もしっかりしている」と話した。中国文化紹介フェアでは、孔子学院教師の呉?さんらが中国服に身を包み、中国茶芸で参加者をもてなした。中国の茶器を使って中国式に本場のウーロン茶やジャスミン茶が振る舞われ、参加者は珍しそうに味わっていた。在学生による個別相談のコーナーでは、8人の学生が大学生活や留学などについて相談に応じた=写真。国際言語学部3年の奥野寛彬君は、米ウエストフロリダ大学への留学経験から得たものとして、「我を通す(自分の意見をいう)、相手を理解する、群れない(日本人だけで行動しない)の三つが大事だと学んだ」などと参加者に話していた。枚方市と市内6大学でつくる「学園都市ひらかた推進協議会」が主催するイベント「子ども大学探検隊」が10月24日、中宮キャンパスのインターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)で開かれた。市内の小学4?6年生60人が参加し、〈関西外大で「英語を使ってみよう!試してみよう!ガイダイ・ワールドへいらっしゃい!」〉をテーマに、英語によるゲームなどを楽しんだ。教員を志望する学生26人と留学生6人が指導に当たった。今回は月末のハロウィンにちなみ、小学生も学生も黒いマント姿で参加。ほぼすべての進行が簡単な英語で行われた。午前10時からのオープニングセレモニーでは、「見る、聞く、静かにする」が3つのルールとして決められ、ハロウィンダンスや英語によるじゃんけんゲームで打ち解けた=写真。この後、6班に分かれ、キャンパス内を探検する大学ツアーが行われ、図書館学術情報センター、エアライン演習室・ホテル演習室、キャリアセンター、国際交流センターを巡った。午後は、20人ずつ3つのグループに分かれ、英語の疑問文を使ったゲームに挑んだ。留学生がハロウィンのキャラクターに扮したゲームでは、参加者が「好きな物は何ですか」「どこに住んでいますか」などと聞いて回答を引き出し、どのキャラクターか答えていた。最初は言葉少なだった小学生たちは、ゲームの後半になると、英語にもすっかり馴染んだ様子で笑い声が飛び交っていた。ベストティーチャー賞の受賞者が発表する第8回FDワークショップが10月29日、学研都市キャンパスで開かれ、教員ら約50人が参加した。発表者は英語キャリア学部の丹羽隆昭教授、英語国際学部の中野誠教授、外国語学部の井尻直志教授。1人約25分の持ち時間で発表し、質疑応答もあった。丹羽教授は、「地域研究A(欧米)」の授業で取り上げたヘンリー・フォードが主題の「自動車王フォードと『アメリカの夢』」をテーマに話した。授業のテキストはブラックボードを使って事前配布し、受講生は内容を読んでおくことが求められる。フォードについて学ぶ狙いは、「アメリカンドリームについての知識を徹底的に身に付けること」と語った。中野教授は「英語国際学部・国際言語学部におけるPBL授業をめぐって」と題し、4年目を迎えた学研都市キャンパスのPBL(課題解決型授業)について語った。「目標は2つ。提携する企業や団体に対する提案(プレゼンテーション)と学生の就業力・基礎力のアップ」と説明。受講生にとってプラスになり、就職活動にも直結することから、PBLの授業導入を決めたと話した。井尻教授のテーマは「スペイン語文学と私」。大学でスペイン語を専攻してセルバンテスの『模範小説集』を卒業論文に選び、スペイン語文学の研究に足を踏み入れたことなどを語った。大学院では、セルバンテスについて研究し、修士論文は『ドン・キホーテ論』。その後、ラテンアメリカ文学の代表的作家、マリオ・バルガス=リョサの駆使した自由間接話法について考察するようになったという。2016年度公募制推薦入試が11月14、15両日、中宮キャンパスと東京、金沢、名古屋、広島、福岡の各会場で行われた=写真は14日、中宮で。21日に合格発表があり、大学、短期大学部の計3303人が合格した。合格者の内訳は、大学が英語キャリア学部英語キャリア学科169人(競争率6.5倍)▽同小学校教員コース33人(3.4倍)▽外国語学部英米語学科1239人(3.4倍)▽同スペイン語学科285人(2.9倍)▽英語国際学部905人(2.4倍)。短期大学部は672人(1.1倍)だった。また、大学3年次編入学11月一般選考の合格者は、外国語学部英米語学科105人(3.1倍)▽同スペイン語学科4人(1.0倍)▽英語国際学部12人(1.7倍)。英語国際学部については別途、第2志望での合格者も発表している。また、特別入試も10月18日に行われ、大学676人、短期大学部310人が合格した。内訳は次の通り。大学=指定校585人(英米語学科216人、スペイン語学科113人、英語国際学部256人)▽2カ年留学チャレンジ8人(英語キャリア学科6人、英米語学科2人)▽特技S・A・B・C78人(英米語学科57人、スペイン語学科1人、英語国際学部20人)▽帰国生徒5人(英米語学科1人、スペイン語学科3人、英語国際学部1人)短期大学部=指定校308人▽社会人A2人枚方市内6大学でつくる学園都市ひらかた推進協議会が主催する「ひらかた市民大学」の今年度2回目の講座が10月24日ICCで開かれ、明石一朗・短期大学部教授が「子どもの心とつながる教育をめざして」のテーマで講演した=写真。聴講した約40人の市民は、同教授のユーモアあふれる講演に聞き入った。明石教授はまず、「教師力とは何か」に触れ1授業力:分かりやすく、ためになって、面白ければ尚よし2子ども理解力:子どもの心が開いていないと授業や教育に染み込んでいかない―とあげた。「家庭での2つの教育力」について、礼儀、言葉遣いなどの躾の大切さを取り上げ、いまの子どもたちはコミュニケーション力が衰えており、辛抱できない子が増えていると指摘した。また、子どもは多くの体験をすることで、豊かな触れ合いと出会いを見つける。本学の学生も留学から帰ってくると目が輝いているとして「原点は子どもの心の優しさに触れること」と語り、マジックを披露して講演を締めくくった。FDワークショップ3教授が発表ひらかた市民大学明石一朗教授が講演子ども大学探検隊枚方の小学生60人が英語の1日オープンキャンパスに昨年より大幅増学研単独525人入試スタート公募入試で3303人合格インターナショナルスクール6年生12人が本学でプレゼンテーション