ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2016年(平成28年)2月17日第282号[2]Gaidai News関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載していますhttp://www.kansaigaidai.ac.jp/PICK UP!!PICK UP!!PICK UP!!■第4回ロシア語の夕べ関西の大学でロシア語を学ぶ学生たちを対象とした「第4回ロシア語の夕べ」が12月19日、大阪府豊中市の在大阪ロシア連邦総領事館で行われた。9大学から約100人が参加。本学からは柚木かおり講師の担当する「ロシア語Ⅱ」の履修生5人が参加した。出し物の部では、時代劇「剣客商売」の抜粋をロシア語でアフレコ。発音が苦手という履修生ばかりだったが、各自が役になりきって熱演した。時代劇とはいえ、主題がドストエフスキーに通じるもので客席も注目。「日露文化の融合を図った」と評価され、思いがけず2位を受賞した。クイズ大会、紅茶とピロシキのお茶会の後、フィナーレは、ロシアの新年を祝うツリー「ヨールカ」の周りを円舞。ロシア式にあたたかく年を締めくくる、楽しい1日となった。■キャンパスビートルズ本学FBS放送局の部員で、ともに短期大学部1年の山口美果子さん=写真左=と山本早恵さん=同右=が1月から、枚方市のコミュニティー放送局「エフエムひらかた」の本学提供番組「キャンパスビートルズ」でキャスターを務めている。6月まで半年間、毎週日曜午後0時49分(再放送は土曜午後11時)から10分間、英語のおしゃべりでリスナーを楽しませる。山口さんは大阪府堺市出身。趣味は読書といい、高校時代も放送部に所属していたのでFBS放送局に入部。「初めてのラジオパーソナリティー。楽しみながらお届けしたいです」と意欲満々。兵庫県出身の山本さんは、ミュージカル観劇、読書、アニメと幅広い趣味の持ち主。番組では「和気あいあいとおしゃべりできたらいいな」と話している。大学入試センター試験が1月16、17両日に行われた。本学中宮キャンパスでは初日に15教室、2日目は8教室を使い、945人が受験した。一般入試前期日程が2月7?9日に行われた。7日の短期大学部は中宮キャンパス、8日(外国語学部スペイン語学科、英語国際学部英語国際学科)と9日(英語キャリア学部、外国語学部英米語学科)は中宮キャンパスと地方5会場で実施された。大学院の修士論文中間発表が12月12日、中宮キャンパス7号館で行われた。博士前期課程2年生の10人が5人ずつ2教室に分かれ、それぞれ指導教員や大学院教員、大学院生、学部生を合わせた約30人を前に研究成果を発表した。発表者は言語文化専攻9人(うち留学生8人)と英語学専攻1人。発表を前に、大庭幸男・大学院外国語学研究科長が「今年度から中間発表をすることになった。来年の提出まで頑張ってほしい。論文の内容にはまだ問題があるにしても、建設的なやる気が出るようなコメントをお願いしたい」とあいさつ。さらに、「不正行為が発覚した場合、無効になるだけでなく、処罰の対象にもなるので十分注意してほしい」として、「修士論文作成における不正行為防止等のガイドライン」と題する文書を配って注意を促した。発表者は、持ち時間25分で事前に提出したA4版6ページ以内の資料をもとにパワーポイントなどを使って順番に発表を行った。続いて10分間の質疑応答があり、教員側から「中間発表では、80%ぐらいの出来のものが必要ではないか。結論に近い内容も示されるべきだ」「もう少しキーワードを絞って、共通点と相違点を明確にしてほしい」といった厳しい意見も出された。センター試験前期日程入試を実施修士論文中間発表博士前期2年10人本学と読売新聞大阪本社・わいず倶楽部が連携した特別シニア講座「ドイツ音楽の魔力?モーツァルトとワーグナー」が12月12日、中宮キャンパスのインターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)で開かれ、近代ヨーロッパ文化が専門の谷本愼介教授=写真=が講演した。わいず倶楽部は55歳以上を対象にした会員組織で、会員ら約140人が参加した。特別シニア講座は2013年11月に始まり、今回が第2弾。谷本教授は、近代ヨーロッパで音楽がどのように受け入れられていったかをドイツの哲学者ショーペンハウアーの主張などをもとに紹介。劇やドラマが芸術の最高位に位置づけられていた状況が、19世紀に一変し、音楽がそれらに取って代わったとし、その代表作品として、モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」、ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」について、DVD映像を交えながら詳しく語った。講演の後、「ドイツ歌曲の夕べ」と題するコンサートが開かれ、ソプラノ歌手岩井豊子さんが杉浦知美さんのギター伴奏で、シューベルトの「野ばら」「アベ・マリア」「セレナーデ」や第2次大戦中にヨーロッパ各国兵士の間で流行した「リリー・マルレーン」などを豊かな声量で歌い上げた。また、参加者全員で「野ばら」を合唱した。2015富士山女子駅伝(全日本大学女子選抜駅伝競走)が12月30日、静岡県の富士山麓(富士宮市・富士山本宮浅間大社前?富士市・富士総合運動公園陸上競技場7区間43・4キロ)で21チームが参加して行われ、女子駅伝部は2時間29分42秒で13位に入った。立命館大が2時間21分50秒で3連覇した。(写真はレース後の女子駅伝部員)女子駅伝部は、1区の竹山楓菜さん(英語国際学部2年)が7位で2区の越水香菜美さん(同2年)につなぎ、まずまずのスタート。以後の通過順位は3区の田中愛里さん(同1年)で10位、4区の床呂沙紀さん(国際言語学部3年)と5区の冨士原きらりさん(英語国際学部1年)で12位、6区渡部貴江さん(同2年)で13位となり、7区の髙山育実さん(同1年)がそのままフィニッシュした。順位は、エントリー順位を二つ上回った。10月の全日本大学女子駅伝対校選手権と同じだが、今大会は10位に西日本選抜チームが入ったため、大学対校では12番目となった。また、全日本対校選手権で上位(8位)だった関西大(14位)を上回った。ただ、目標とした入賞には届かず、山本泰明監督(英語キャリア学部准教授)は「個々の持ちタイムはそこそこだが、アップダウンもあるレースの中でたすきをつなぎながら、いかに力を発揮できるかが今後の課題」としている。女子駅伝部員が枚方市立小学校3校で1月下旬から2月中旬にかけて、長距離走の授業支援を行った。市教育委員会の「枚方市立小中学校『まなびング』サポート事業」の「まなびングサポーター」としての活動に組み込んだ地域貢献の一環。授業支援を行ったのは、山田、中宮、明倫の3小学校。山田小の児島優子校長と山本泰明・駅伝部監督、教職教育センター職員らとの交流の中で話が出て実現した。全部員13人が5グループに分かれ、3校で計12回の授業支援を行った。山田小では、5年生1クラス35人と6年生2クラス53人に各3回実施。初回は1月26日、5年生の体育の授業時間に合わせ運動場で行われた=写真。児童は3グループに分かれ、グループごとに越水香菜美さん(英語国際学部2年)、髙山育実さん(同1年)、冨士原きらりさん(同)が指導に当たった。部員は、「走るときは腕を動かすことも大事」「体の中心をまっすぐに」「アゴを引いて」などと説明しながら、アップを兼ねて走り方を教えた。その後、全員で運動場を周回する10分間走に移った。部員から「楽しめるように走って」「苦しくても前を向いて」とアドバイスを受けてスタートした児童たちは元気よく完走した。授業を受けた5年生の上中田大志君は「いつもは横腹が痛くなるのに今日は痛くならなかった。教えられたように足を上げて、腕を振ったら速く走れたような気がした」と話していた。越水さんは「ちゃんと教えられるか不安だったが、児童たちは何でも話に応じてくれてやりやすかった。逆に元気をもらった。次回はもっと準備をして取り組みます」と手応えを感じている様子だった。女子駅伝部全国で大活躍「富士山」では13位小学校で授業支援「ドイツ音楽の魔力」谷本教授講演関西外大×読売わいず倶楽部講座本学の短期大学部にかつてあった夜間部から外国語学部英米語学科に3年次編入、卒業後、東京大学大学院に進み、パナソニックに入社した水野裕さんが12月23日、母校を訪れ後輩を前に講演した=写真。聴講した約50人の学生は水野さんのサクセスストーリーに聞き入った。水野さんは現在、パナソニックと米・テスラモーターズのプロジェクトメンバーとして、今年1月から米・シリコンバレーに赴任している。「英語を学んで留学したい」と、外大を受験したが失敗。そこで当時、併設されていた短大夜間部に入学後、3年次編入を果たした。2007?09年の1年目、米・ポートランド州立大、2年目はスウェーデンのヴェクショー大への学位留学を実現させた。スウェーデンでは経済学を専攻。「留学中は毎日、英字新聞を読み、途上国の経済について学んだ」という。後輩には「活用できる本学の留学プログラムに是非とも挑戦してほしい。自分に限界を設けず、無限大の可能性に挑んでほしい」と激励した。パナに入社の水野裕さんが講演短大(夜間部)外国語学部編入東大大学院