ブックタイトル外大通信デジタルブック
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THE GAIDAI 2016年(平成28年)4月1日第283号[10]Career Development関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載していますhttp://www.kansaigaidai.ac.jp/学生ラウンジの説明会ブースには多くの学生が訪れた「口角をあげて」―。説明前にアイスブレイクで和むブライダル業のブースー」が3月3日?10日、中宮キャンパス7号館で開かれた。本学の学生を採用したいと希望する企業約270社の採用担当者が期間中に本学を訪れ、説明会を行った。黒のリクルートスーツを着用した3年生、大学院生、短大部1年生たちは関心のある企業を事前に研究したうえ、各企業の教室、ブースを回っていた。セミナーは、7号館各教室と1階学生ラウンジにブースを設けて開かれた。初日、教室よりも1時間早く始まったブースでは、訪れた学生であふれかえり、立ち見が出るほどだった。午後1時から教室の説明会では旅行、ホテル関係に多くの学生が訪れ、教室に入れない学生が次の説明会を廊下で待つ状況だった。また、ブライダル関連のブースでは何重にも学生の輪ができ、まず「口角をあげる作法」などアイスブレイクで緊張を解きほぐしたのち、説明会が始まった。セミナーには、企業だけでなく官公庁の採用担当者も参加した。今回、地方裁判所の担当者が来学、事務官、書記官、調査官の職務について説明した。現役の事務官は「緊張する仕事だが、やり甲斐はある。職場環境もとてもよく、毎日が充実している」。書記官は「裁判官が出来ない法廷運営を行うのが書記官」と説明。また「語学力を生かせる仕事もあり、外国人が当事者のケースも増えてきている。また、在外研究という制度があり、海外に派遣され外国の裁判制度などの研究を行っている」と、外大生に期待を寄せた。初日の専門総合商社の教室では、2014年に外国語学部英米語学科を卒業した岩渕千春さんが説明役を務めた。「皆さんの前に立つと緊張しました。現在は国際部に所属していますが、アジアに現地法人を立ち上げているところで、語学が堪能な後輩が入ってくれるといいのですが」と話していた。就活本番学内合同企業セミナー会社説明会など企業の採用広報活動の開始を受けて「学内合同企業セミナ270社が参加地方裁判所の教室では法服の前で書記官などの職務を説明卒業生の進路16年卒業の838人のうち3月17日時点の実績で、427人が3年次編入学、203人が就職、79人が留学・専門学校・就職活動中だ。就職先では、エアラインの客室乗務員、グランドスタッフ、有名ホテルなどサービス業が多く、パナソニックや京セラといった大手製造業にも勝ち抜いている編。入学指導2年間の課程で短大部短期大学部の学生が、2年間で将来への基礎固めをする「ファーストステージ」。さらに語学力・人間力を高め就職、進学する「セカンドステージ」。キャリアアップに向かって短大生がめざましい勢いで飛躍している。そこには、学生一人ひとりに真正面から向き合ってきた進路指導委員会、クラス担任、キャリアセンターのきめ細かいサポートがあった。短大部の進路指導への取り組みを振り返った。を卒業したあと、さらに語学力を研き、海外の文化にも接し見聞を広めたいという学生への3年次編入学制度。1、2年生を対象に7回のガイダンスを開いた。また、指定校推薦編入学前ワークショップを開き、他大学でも通用するサポートをしている。特別演習本学以外の他大学への3年次編入学をめざす学生に、編入学準備と位置づけ、幅広い学力と高い思考能力を養う科目(ゼミ)を開講。14、15年度実績で5人が国立大学に編入学。また、16年度は特別演習受講者を含め24人が有名私立大学に合格している。PBL(課題解決型授業)ヒューチャーデザインの科目では企業とコラボ、課題解決へ学生が提案する。学生が主体的に学び、授業を通して就業力、グループ力が身に付けられる。また、近隣の中高生を招き、学生の企画・運営によるPBL成果発表会を開いている。これまでパナソニック、バルニバービ(アマーク・ド・パラディ)、大阪コロナホテルと連携。3年目に入る今年度も春、秋学期を通じ、新たな企業や学校を加えて取り組む。就職指導就職を希望する学生に就職ガイダンスを計7回実施。延べ約650人が参加した。自己分析、業界研究、履歴書やエントリーシートの作成法、マナー講習などを実施。また、教員が面接官になり「模擬面接」を行っている。実際に面接官の経験を持つ企業出身教員らが的確な指導・アドバイスをしている。K.G.C.ベーシックス社会人として必要な人間力を高めることを主眼にした短大独自の専門必修科目。1年次の「A・B」で人間基礎力を育成。14年度入学生から2年次に「C・D」が加わり、プレゼンテーション大会や系統授業を通して「チームで働く力」「考え抜く力」を育成する。16年3月に「A・B・C・D」全てを受講した学生を送り出したが、過去との比較でも卒業生全体の編入、就職率が向上。進路指導委では、C・D効果の現われとみている。一方クラス担任は、FD研修を通してアクティブラーニングの手法や担任指導のあり方などをテーマに話し合い、学生の〝出口?を支援している。がんばる短大生就職ガイダンスでお辞儀の仕方を学ぶ短大生短大部で就職を希望する学生が面接試験で失敗しないための「グループ模擬面接」が2月15日から同25日まで行い、計8回の実践の振り返りが同29日、学生約50人が参加して開かれた。9つのグループに分かれ意見を交わす学生の間を8人の教員が見て回り、チェックした=写真。「アルバイト先の運営を任され、責任感をもって対応できた。留学したことで、積極性も養われ、語学力も伸ばせた」―。「学生時代に頑張ったこと」など、基本的なテーマで話し合うなかで、学生たちは次々に発言していた。教員からは「グループディスカッションでは、この学生は社内会議でコミュニケーションできるかを見ている」「質問に直接答えているか考えよう」「スピーキングパートナーなど外大用語は禁物」などの助言があった学。生たちは、就職戦線本番に突入していく。教員の厳しい質問も短大生の模擬面接就職・進学視界良好サポート一丸実結ぶ