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概要

外大通信デジタルブック

[11]THE GAIDAI 2016年(平成28年)4月1日第283号Career Development全日空(ANA)の現役客室乗務員(CA)が講師を務める「ANAキャビンアテンダント講座@関西外大」の春期講座が2月15日から3週にわたって、中宮キャンパスで開講。熱の入った講義が行われた。合格者には、修了証が渡され、単位が認定された講。座は、本学の正規の授業科目のひとつで、山本潤子、佐野川谷有加子の両講師が計15コマ(各90分)の授業を3週(3クラス)にわたって担当した。第2週目が2月22日開講、第3週目は3月14日開講した。3週で計43人が受講。内訳は、外国語学部17人(1年生6人、2年生5人、3年生6人)、国際言語学部3年生8人、英語国際学部11人(1年生2人、2年生9人)、短大部7人(1年生1人、2年生6人)で、学研都市キャンパスからも19人が受講。講座では当初、学生同士の会話もなく表情も硬かったが、アイスブレーク(握手競争)=写真=でやや和んだあと、まずベーシックコースの「社会人の心構え―期待される社会人の姿を明確にする」ことを学んだ。学生たちは4―5人のグループに分かれてディスカッション。「学生と社会人の違い」について10分間、話し合った。さらに講座は、ビジネスマナー、第一印象の大切さなどについて講義を受けた。講座は、本学とANAビジネスソリューション㈱が教育連携協定を結び、有償のCA講座として、春・夏休みに1週5日間の講座を開き、6日目に試験が行われる。修了生は3月の毎週土曜日、ANA大阪空港での実務体験(インターンシップ)に参加した。学部3年生と短大部1年生を対象にした「就職活動のためのマナー講座」2月18日から3月30日まで15回にわたって、中宮キャンパスで開かれた。参加した学生は、まだ面接を受けた経験のない人がほとんどで、就職活動に必要なマナーの基本を学んだ=写真。講師は航空会社の客室乗務員の経歴を持つ、キャリア・アドバイザーの安西田鶴子さん。マナーの5原則▽挨拶▽表情▽立ち居振る舞い▽身だしなみ▽言葉遣い―について実技を織りまぜ解説した。「面接突破のカギは第一印象。面接始めの6秒で決まる」。そのために▽笑顔で挨拶▽声のトーンを上げる▽物おじせず、堂々とした姿勢で相手の目を見て話す―など見た目が重要とアドバイス。笑顔は、周りの雰囲気を明るくし、安心と信頼感に結びつくと、効用を話した。また、好印象を持ってもらうため、分かりやすく、聞き取りやすく話すことなどをあげた。言葉遣いでは、学生が陥りやすい面接での友達言葉、若者言葉や「以上でよろしかったでしょうか」などファミコン言葉(ファミリーレストランやコンビニなどで誤って使われる丁寧語)を使わないよう指摘されていた。夢に向かって43人受講ANAキャビンアテンダント講座第一印象が重要就職活動向けマナー講座全日本空輸(ANA)グループの会社説明会が3月11日、中宮キャンパスで開かれ、中宮・学研都市両キャンパスの航空業界をめざす学部3年生、短大部1年生がリクルートスーツに身を包み、各社の説明を聞いた。説明会に参加したのは、全日本空輸、ANAウイングス、ANAエアポートサービス、ANA大阪空港、ANA関西空港、ANA成田空港の6社。午前中に全日本空輸の単独説明会が大教室で行われ、350人を超す学生で埋まった。説明では、人事部の西島克博リーダーと現役客室乗務員で、人財戦略室客室乗務職採用担当の西澤尚美さん、石井彩子さんが「ANAの取り組み」「客室乗務員の役割」などについて解説した。午後は、各社ごとの教室で3回にわたって説明。学生たちは最大3社の説明を聞いた。職場環境について、「学び続けられる職場で、自己研鑽のためのサポートが充実しています。休職して語学留学する人もいます。子どものいる人は運動会などに必ず参加できる制度になっており、ひとりの人間として自分の人生を豊かにするサポートがあります」と強調した。西島リーダーは「就活では、いろんな企業に足を運んでください。本物と出会うためには、そこに行かなくては分からない。直接、みなさんの五感で感じてください。企業は、ともに苦労を分かち合える人を選びます。ANAは、出会いを大切にする会社です」と結んだ。石井さんは説明会を終え「いろんな大学を回っていますが、これだけ大勢の人に聞いてもらったのは初めて。みなさんが熱心にメモを取っていて熱意が伝わってきました」と感想をもらした。この日、ANA客室乗務員に決まった坂上美紀さん(国際言語学部卒)と松井由希さん(外国語学部英米語学科卒)が紹介され、会場の後輩の質問に答えていた。日本航空(JAL)グループの会社説明会が3月15日、中宮キャンパスで開かれた。説明会に参加したのは日本航空、JALスカイ大阪(伊丹空港)、Kスカイ(関西空港)の3社。各教室で3回にわたって仕事内容などの説明が行われた。日本航空の説明では、現役客室乗務員(CA)で人事部採用・育成計画グループの今井涼子さんと同グループの佐々木亮太さんが1航空業界の現状2日本航空がめざすもの3募集職種と仕事内容―について話した。今井さんは「CAほど見聞が広まる仕事はないと思う」と、自らの経験を語った。JALスカイ大阪は、グランドスタッフ(GS)の業務について説明。「カウンター業務は、第一印象を決めるとても大事な場所」「ラウンジは、出発までの快適な時間をおくつろぎ頂く空間」と、業務の特徴を話した。終了後は、4月から同社のGSになる高宮英里さん(外国語学部英米語学科卒)と桝田恵子さん(同)を囲み、GSをめざす後輩の質問に答えていた。Kスカイも、主にGS業務について説明。JALグループ便以外に、関西空港を発着する海外19社の業務受託をする同社の特徴などを話した。2013年に本学の外国語学部英米語学科を卒業した八家美咲さんも説明役に加わり、日々、心がけていることなどを語った。「自分が下した判断が合っていたのか不安になることも多いが、職場の仲間と相談しながら業務を行っている。海外の航空会社の受託を行っているので、語学力は必要。入社後は英語の勉強をする時間が取りにくいので、今のうちに勉強しておいてください」と、後輩にエールを送った。JAL、ANAが学内説明会内定者も駆け付け先輩がアドバイスJAL系3社ANA系6社ANAグループの説明会会場JALグループの説明会会場4月からJALスカイ大阪のGSになる桝田恵子さん左と高宮英里さん本学卒業でKスカイの八家美咲さん(左端)もGSの経験談を語ったANAの現状などを説明する(左から)西島克博・人事部リーダー、客室乗務職採用担当の西澤尚美さん、同・石井彩子さん、CA内定の松井由希さん、同・坂上美紀さん