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THE GAIDAI Kansai Gaidai KANSAI GAIDAI UNIVERSITYKANSAI GAIDAI COLLEGEJune 1, 2016 No. 284関西外大通信　熊本大地震に胸が痛む。20年ほど前、熊本県南部の球磨郡免田町（現・あさぎり町）で、本学の学生10名前後と同志社大学の学生数名を率いて、春休みと夏休みの各2ケ月間本目遺跡の発掘調査を2年間おこなった。町にとって遺跡の発掘調査も大勢の大学生の長期滞在も初めてとあって、なにかと注目を集めた。発掘現場は学校帰りの子ども達で賑わい、宿舎には球磨焼酎を携えた地元のおじちゃん達や同世代の若者達が毎晩のように「激励」に来てくれた。おばちゃん達に地元の踊りを教わって、夏祭りにも参加した▲町民の方々の熱烈歓迎でモミクチャにされながら、お菓子しか食べない偏食の学生が何でも食べるようになり、極度な人見知りの学生も元気に挨拶できるようになった▲2008年、久しぶりに元偏食学生と出会った。すでに30代半ば、逞しい社会人になった彼が「来年は発掘15周年です。町に何か恩返しをしたいのですが・・・」と嬉しい提案。やろうよ！と声をかけたら5名が応じてくれて、自費でシンポジウムと子どものワークショップを実施した。15年の空白がウソのように、なつかしい顔ぶれが集まってくれた。それでご縁が復活し、一昨年は20周年イベントもおこなった▲今回の地震で、球磨郡の被害は少なかったとはいえ、県内各地に発掘調査でお世話になった方々がおられ、ご自宅も文化財の被害もかなり深刻だ。いまこそご恩返しをしなければ。「何でもするから声をかけてください」と元学生達。もはや教え子というより、頼もしい考古学仲間である。今年の夏休み、さて何をすべきかと思案中である。CampusCalendarキャンパスカレンダー6月4日（土）6月5日（日）6月5日（日）6月13日（月）6月18日（土）6月24日（金）・25日（土）6月25日（土）7月1日（金）7月2日（土）7月9日（土）7月16日（土）7月21日（木）7月23日（土）～8月6日（土）7月30日（土）・31日（日）保護者進路・就職懇談会1オープンキャンパス（中宮）文化博覧会（中宮）留学生別科サマープログラム授業開始（7月22日まで）保護者進路・就職懇談会2大学院入試（6月選考）保護者進路・就職懇談会3高校教員対象入試説明会保護者進路・就職懇談会4秋派遣留学生壮行会保護者進路・就職懇談会5春学期授業終了春学期末試験オープンキャンパスJuneJuly中宮キャンパス（大学院・大学・短期大学部）関西外国語大学孔子学院学研都市キャンパス（大学）〒573-1001 大阪府枚方市中宮東之町16-1TEL. 072（805）2801〒573-0195 大阪府枚方市穂谷1丁目10-1TEL. 072（858）0021関西外国語大学関西外国語大学短期大学部大　学　院外国語学研究科言語文化専攻博士前・後期課程英語学専攻博士前・後期課程英米語学科英米語学科スペイン語学科英語キャリア学科 小学校教員コース外国語学部英語キャリア学部 英語キャリア学科留学生別科国際言語学部国際言語コミュニケーション学科英語国際学部関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/英語国際学科万 代 池　 英 語 国　際　学　部　教　授　　　 佐古　和枝※保護者進路・就職懇談会：　1＝英語キャリア、外国語両学部1年　2＝短大部　3＝英語国際学部1年　4＝大学全学部2年　5＝同3年エントランスは出会いの場建設予定地で地鎮祭並木や石畳、カフェなどが街並みを演出するエントランス・エリア米モーニングサイド大での授与式でフードをかけてもらう谷本義高学長グローバルタウン素描1「Global Commons 結―YUI―」　本学と単位互換協定を結んでいる米国アイオワ州のモーニングサイド大学で5月14日、谷本義高大学学長へのDoctor ofHumane Letters（L.H.D.＝名誉人文博士号）の授与式が行われた。今回の名誉学位授与は、長年にわたる国際交流の実績とグローバル人材育成に向けた教育の実践など、学長個人の業績だけにとどまらず、本学の着実な取り組みと功績が米国の大学で高く評価されたものである。　授与式は同大学の卒業式の冒頭で行われ、卒業生、教職員、家族ら約2000人が見守った。同大学理事の須藤美矢子さんが「2007年の学長就任以来、カリキュラムの改革が行われ、英語キャリア学部と英語国際学部の2つの学部も開設されました」と業績を読み上げた後、栄誉のフードをかけられた谷本学長は、ジョン・レインダース学長から名誉博士号の学位記を贈られた。　モーニングサイド大学は1894年創立で学生数約1300人。本学とは1980年に単位互換協定を締結、87年には学位留学の協定も結んでいる。これまでモーニングサイド大学からは23人の留学生を本学に受け入れ、本学からは16人の学生を留学に派遣している。　ちょうど30年前の1986年には谷本榮子理事長がモーニングサイド大学からDoctor of Humane Letters（L.H.D.）が授与されており、この日の授与式でも紹介された。谷本学長は今回の授与に関して「全教職員による教育研究に対する大学全体の取り組みが評価されたたまものであり、とても名誉なことです」と話している。（2面に関連記事）谷本義高学長に名誉博士号授与米モーニングサイド大 2000人見守る居住スペース名称決定　2018年4月開学をめざす新キャンパスは「御殿山キャンパス・グローバルタウン」に正式に決まり、4月の地鎮祭で着工した。また、学生と留学生が居住する施設の名称は「Global Commons結―ＹＵＩ―」に決定した。新キャンパスは、中宮キャンパスに近く、両キャンパスの一体運用による国際交流拠点が誕生する。5つのゾーンに分けて2年後のグローバルタウンを描いてみた。1回目は、正門を入ったエントランス・エリアを見る。◇　東側の市道を隔てる新緑の木々の脇から、広さ5万平方㍍のキャンパスに入ると、四季折々の並木が出迎えてくれる。世界各国の国旗を右手に見ながら、重厚な石畳を踏みしめる。　正門（エントランスゲート）の手前で噴水が清涼感を漂わせている。右側にはカフェやベーカリー、コンビニ、食堂が入るバルコニーつきのしゃれた2階建ての建物が見える。　どこかの街並みのようだ。さまざまな国籍の若者たちが談笑し、市民が気軽にコンビニに出入りする。ここは24時間のオープンスペース。夜間はキャンパスに通じるゲートが閉まる。　エントランス・エリアは、国境を越えた「出会い」の場であり、別世界へと誘う空間を醸し出す。 （３面に続く）　御殿山キャンパス・グローバルタウンの地鎮祭が4月23日、更地に整備された枚方市御殿山南町の建設予定地（約5万平方㍍）で行われた。新キャンパス建設は関西外大ルネサンス2009の第10期整備事業で、昨年の本学創立70周年記念の事業でもある。事前の手続き・作業や、この日の工事安全祈願が終わり、予定通り新キャンパスの施設・建物が槌音高く建設される。新キャンパス着工5ゾーンを見る