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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2016年(平成28年)6月1日 第284号[ 10]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/ Career Development 2016年春に卒業した就職希望者の就職率がまとまった=表。中宮・学研都市両キャンパスのキャリアセンターによると、大学は97・5%(前年97・8%)、短大部93・3%(同92・0%)であり、就職活動時期変更による混乱の中で本学生は健闘した。 短大部から3年次編入した学生のための就職ガイダンスが4月18、19の両日、中宮キャンパスで開かれ、企業出身の外国語学部・西山明彦教授が「編入後の大学生活の過ごし方」と題して講演した=写真。 西山教授は、編入生特有のモチベーションの変化を、本学学生の実例をグラフに表し説明。「編入合格を成し遂げた時点で達成感を得た感覚に陥り、モチベーションが下がる。就職活動を勝ち抜くには、モチベーションを再び上昇させなければならない」と話した。また、就職活動で陥りやすいこととして、「実際に自分がやりたい仕事なのか、仕事選びを誤らないよう」とアドバイスした。エントリーシート(ES)については「採用担当者が読む気がしないESは篩いにかけられる」として、「自分はその企業で何ができるか」など志望動機を明確に書くことが重要だとした。男子女子計男子女子計男子女子計男子女子計男子女子計男子女子計2275973598861245711332044301019144918338556863514792114100.0%100.0%100.0%96.8%97.6%97.3%94.7%96.4%95.8%96.4%97.4%97.1%98.9%97.7%98.1%97.2%97.6%97.5%【短期大学部】【大学】スペイン語学科国際言語学部国際言語コミュニケーション学科英語キャリア学部英語キャリア学科英米語学科142112251119921078.6%94.3%93.3%英米語学科外国語学部合計男子女子計性別2275973719081279751382134461046149218539457965315152168就 職希望者159679838288211045410691523891602495431229177224747372081817842602卒業者数就職者就職率性別就 職卒業者数 希望者 就職者 就職率学部別就職率一覧就職率97.5% 学部1年生を対象にした初回の「キャリア開発ガイダンス」が5月20日、学研都市キャンパスで、同21日は中宮で開かれた。「まだ就職には意識が薄い1年生」と思いきや、中宮では1千人を超える学生が参加した。1年生から就職に関心が高い姿勢が見られた。 最初に、キャリアセンターから「大学4年間で何を学び、何を得るかを考える」をテーマに、卒業までの4年間のプランを立てることの重要性を説いた。そこで、「1年生の今から多くのことに挑戦し、成功や挫折を通じて学んだ経験が社会で求められている」と説明した。参加した学生には、実際に幼児期から大学入学までの振り返りをシートにまとめさせた。 続いて現在、就職活動中の4年生3人が「学生生活の有意義な過ごし方」をアドバイス。▽入学当初は航空業界をめざしていたが、他業界のインターンシップでは市役所のPR企画など、航空業界では学べない違った経験ができた(英語キャリア学科、松成友李さん)▽(ボクシングを続けて)大学生活で『こんなに頑張った』と言えるものができ、それは就職活動でも話せることだ(英米語学科、吉川嵩人君)▽ユニクロのアルバイトでマナーや言葉遣いを学んだ(スペイン語学科、内藤佑季さん)―と、3年2カ月の学生生活を振り返った。 このあと学生に「身に付けたい力・なりたい姿」「学内外での目標」など4年間のプランをシートに書かせた。また、TOEIC試験は1年次からの挑戦を勧めた。 6月1日。4年生に対する企業の採用選考活動がスタートした。9カ月後に就職活動が始まる3年生も、自己分析や業界研究など事前準備の追い込み時期に入った。中宮・学研都市両キャンパスで「希望を叶える就職活動」への第一歩を踏み出す初回の就職ガイダンスが開かれた。「まだ1年近く先のこと」と、のんびり構える3年生に、これからの学生生活の過ごし方などについて講義があった。 5月7日。中宮の谷本記念講堂に約900人の学生が参加した。キャリアセンター長で外国語学部の末包厚喜教授がはじめに「企業の厳選採用が依然、続いている。就職活動は早い時期から始め、広い視野をもって活動してほしい。用意周到が成功への道」と促した。 続いてキャリアセンターからは初回とあって▽就職活動の日程的な流れ▽履歴書・エントリーシート(ES)は自分を売り込む商品カタログ▽筆記試験や面接への取り組み法▽グループディスカッションや集団面接、個人面接で企業との相性を評価される―など基礎的な部分について説明。また「情報を処理する能力を身に付け、情報に振り回されない」ことが就職を決定するカギだと話した。 実技ではES作成に挑戦=写真。「自己PRや学生生活の中で、最も熱心に取り組んだ学業は」のテーマで200字にまとめさせた。普段、文章を書き慣れない学生たちは、隣同士で話し合いながら書き上げていた。 最後に、「就職活動の練習や選考対策ができる」「自己分析、業界研究、ESの書き方が学べる」などキャリアセンターを大いに活用することを勧めた。また、スタッフも紹介された。 5月19日には学研都市キャンパス講堂で「成功する就職活動入門」と題して、最初の就職ガイダンスが開かれた。 まず、英語国際学部の西田透教授=写真=が①自己分析(強みは何か、弱みは何かを整理)②学生生活の総括(経験が自分の強みの形成にどう結びついたか)③業界・業種・企業研究(志望動機を明確にする)④企業が期待する能力、資格の取得(就職活動までに修得)⑤健康と体調管理(健康状態の確認)⑥選考に向けた実践準備(履歴書・ESの作成、面接練習など)―と、「就職活動に向けて、やるべき6つのこと」を助言した。 続いて、キャリアセンター長の中野誠教授が「戦略なくして勝利なし」。さらに「目的・ゴールを設定して、そこに向けた周到な事前準備が必要」と、今後9カ月ですべての準備を終えなければならないと話した。 また、キャリアセンターから「ブラック企業の見分け方」について、詳細な資料をもとに▽新規学卒社員の3年以内の離職率3割以上▽過労死・過労自殺を出している▽短期間で管理職になることを求めてくる▽残業代が固定されている▽求人広告や説明会の情報がよく変わる―ことを確認するよう事例をあげて注意を呼びかけた。就職活動の第一歩 踏み出す高い就職意識学部1年生 キャリア開発ガイダンス第1回ガイダンス1年の過ごし方決めよう戦略なくして就活勝利なし学研ガイダンス読ませるESは志望動機明確に編入生ガイダンス