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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2016年(平成28年)6月1日 第284号[ 6]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/ Snapshot Gallery 4月2日に中宮キャンパスの谷本記念講堂で行われた2016 年度入学式で3928人が新たに関西外大生となった。 内訳は、大学院博士前期課程12人、同後期課程3人、英語キャリア学部164人(英語キャリア学科133人、同小学校教員コース31人)、外国語学部1596人(英米語学科1323人、スペイン語学科273人)、英語国際学部768人、3 年次編入学459人(外国語学部英米語学科348人、同スペイン語学科12人、英語国際学部99人)、短期大学部926人。 式では、新入生代表10人が「人格の向上と学業の研鑽に努めます」と誓いのことばを述べた。April, 2016キャンパスの風景入学式大学院・大学谷本 義高学長学長告辞2016年度入学式 入学おめでとう。大学開設50周年という節目を迎える記念すべき年に、みなさんを本学に迎え、二重の慶びに浸っています。 今から大学で初めての授業を行います。課題は2問。第1問。学生生活の過ごし方で生涯が決まってしまうとしたら、何をしますか? 私の答えは「常に目的意識を持って自律して主体的に学び続ける」。みなさんは人生設計のスタート台に立ったばかり。人生を切り開く力を身につけるため、自律して主体的に学ぶ、これが大学におけるみなさんの使命です。 2つ目の課題です。英語やスペイン語などの外国語を自由に使いこなすことができるようになる、それだけで十分でしょうか? 英語などの外国語は道具、ツールに過ぎません。使いこなすには、知識や技量が必要となります。日本語が堪能な外国人留学生に、日本の文化や歴史、政治、経済に関して日本語で十分に説明できますか? 外国語を活用するためには、歴史や文化、経済などに対する豊かな知識と教養を身につけなければなりません。 本学が考えるグローバル人材は、高度な語学力を有し、異なる国や文化、民族、歴史、宗教への洞察力と、異なる価値観への寛容さを持ち、客観的論理的思考力を身に付け、「コミュニケーション」「ネゴシエーション」「ファシリテーション」の力を培った人材です。 私は学生の時に法律学を学び、1日12時間ほど勉強に取り組んだ時期がありました。私の恩師は次のように教えてくれました。あなたの頭は空のコップだ。学べば学ぶだけ、知識や学問という水で満たされていく。ただし、注がれる水道の蛇口は狭く、初めは一滴ずつしか入ってこない。忍耐強く知識を入れることで、蛇口が次第にゆるみ、入る水は徐々に勢いを増し、いつしか勢いよく知識という水がコップからあふれ出す。この時が、外国語を自由に活用できるタイミングです。 初心を忘れないでください。「常に目的意識を持ち、自律して主体的に学び続ける」。これが今日、みなさんに伝えたかったメッセージです。短期大学部谷本 榮子学長 ご入学、おめでとう。本学は短大部を高等教育のファーストステージと位置付けています。学力を鍛え、人間力を磨き、次なるステージへジャンプする――。短大部はみなさんの可能性を大きく広げる、あしたへの跳躍台なのです。 みなさんは「自分からやってみる」という積極的な攻めの学びへと、勉学の姿勢を変えていかねばなりません。キャンパスライフが実り多いものとなるかどうかは、一人ひとりの決意、覚悟にかかっています。 本学は昨秋、創学70周年を迎えました。戦後の日本とともに、スケールの大きな〝学びの場?へと成長したのですが、その根っこには、常に短大部がありました。短大部で学ぶことに、大きな誇りと自信を持ってください。 次に、学びの中身ですが、みなさんを〝英語漬け?にし、英語による表現力、思考力などを徹底的に鍛えます。社会人基礎力の向上を図る「K.G.C.ベーシックス」は、1、2年次とも必修科目とし、PBL・課題解決型授業も重視します。 また、希望者全員を対象とする短大部独自の留学プログラムも用意していますし、本学と米国のマーセッドカレッジの学位を取得できる学位留学も始まります。ぜひ、チャレンジしてください。 私は教育とは共に育つ〝共育?だと考えています。私も「K.G.C.ベーシックス」などに参画し、ともに学んで、成長することを楽しみにしています。 昨秋のラグビーW杯で、日本代表は強豪の南アフリカに逆転勝利し、世界を驚かせました。コーチのエディー・ジョーンズさんは「can’t do、つまり出来ないで考えるのではなく、can do、出来るを考えよ」と語りかけ、選手たちの意識を変えたといいます。 ジョーンズさんは日本の若者たちにも「進化する道筋を自ら考え、実践する。その意識を持ってほしい」と呼びかけています。みなさんも進化する道筋を自ら考え、実践することで、少しでも夢や目標に近づいて頂きたいと願っています。ガッツポーズを決める外国語学部英米語学科の新入生順番待ちの列ができた記念撮影のスポット力強く誓詞を読み上げる英語キャリア学部小学校教員コースの寺門海人君歓迎のことばを述べる留学生別科のケリー・ハインゼールさん大学院外国語学研究科博士後期課程に入学したジェシカ・タインズさん歓迎の歌を贈る混声合唱団