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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI Kansai Gaidai KANSAI GAIDAI UNIVERSITYKANSAI GAIDAI COLLEGEJuly 29, 2016 No. 285関西外大通信 私は少し変わった経歴を持っている。1995年に家族でオーストラリアに移住し、その後2015年までの20年間、シドニーに住んでいた。その間、様々な経験を通して、日豪の文化の違いを肌で感じてきた。2人の子供たちは移住した時には小学校4年と1年であったが、小、中、高、大学と教育はオーストラリアで受け、親として私も教育の現場に関わることができたのは大きな収穫であった▲教育制度が日本とは異なるため、単純に比較はできない。ただ、日本では考えられない、おおらかな教育が行われており、びっくりの連続であった。エピソードは枚挙にいとまがない。その中でもオーストラリアの人たちがよく言う言葉が折に触れ心に浮かぶ。何かトラブルに会った時でも彼らは、しばしば “It’ s not the end of theworld. No worries.” とほほ笑む。日本で生まれ育ち、血液型A型の私は、初めは少し違和感を覚えたが、長年彼の地に住むと、この言葉がすんなり口に出てくる自分がいた。いつでも”Noworries.”▲シドニー滞在中、幸運なことにオリンピックが開催され、私も通訳者として参加した。2週間の大会開催中、シドニー市民に一体感が生まれ、街全体が大きなお祭りの中にあった。私は日本の野球チームの通訳として活動し、テレビで見ていた選手たちの通訳を仰せつかった。この2週間は何物にも代えがたい貴重な経験となり、その後もフリーランスの通訳として仕事をいただくことができた▲2020年には東京オリンピックが開催される。一生に一度のチャンスである。関西外大の学生の皆さんもぜひこの機会を生かし、かけがえのない思い出を作っていただきたいと切に願うこの頃である。万 代 池    短期 大 学 部 准 教 授   中島 美智子CampusCalendarキャンパスカレンダー7月30日(土)、31日(日)8月16日(火)~19日(金)8月17日(水)~19日(金)8月20日(土)8月21日(日)~23日(火)8月23日(火)~25日(木)8月25日(木)~27日(土)8月31日(水)8月31日(水)8月31日(水)9月3日(土)9月12日(月)9月18日(日)9月23日(金)、24日(土)オープンキャンパス英語教員リフレッシャーコースフレッシュマンキャンプ(中宮体育会)オープンキャンパス(学研)フレッシュマンキャンプ(中宮学生会)フレッシュマンキャンプ(学研)フレッシュマンキャンプ(中宮文化会)学位記授与式(8月卒業式)9月入学式(大学院など)留学生別科入学式3年次編入学試験(9月選考)秋学期授業開始オープンキャンパス(中宮)大学院入試(9月選考)JulyAugustSeptember中宮キャンパス(大学院・大学・短期大学部)関西外国語大学孔子学院学研都市キャンパス(大学)〒573-1001 大阪府枚方市中宮東之町16-1TEL. 072(805)2801〒573-0195 大阪府枚方市穂谷1丁目10-1TEL. 072(858)0021関西外国語大学関西外国語大学短期大学部大 学 院外国語学研究科言語文化専攻博士前・後期課程英語学専攻博士前・後期課程英米語学科英米語学科スペイン語学科英語キャリア学科 小学校教員コース外国語学部英語キャリア学部 英語キャリア学科留学生別科国際言語学部国際言語コミュニケーション学科英語国際学部関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/英語国際学科 本学の協定校であるエルサレム・ヘブライ大学(イスラエル)に6 月5 日、谷本義高学長が表敬訪問、Asher Cohen 学長、DrorWahrman 人文学部長と会談、新たな包括協定を締結した。学生の交換だけでなく、インターンシップ制度の活用や研究・教育に関わる交流など、包括的な取組みが可能となる幅広い内容を盛り込んだ。調印には、Nissim Otmazgin アジア学科長、Jane Turner インターナショナルオフィス長も同席した。谷本学長は本学の建学の理念やこれまでの教育理念や国際交流への取り組みなどを説明、「本学は世界54カ国・地域、383大学と協定を結び、多彩な留学制度により年間約3000人の国際交流を実現させている。世界に通用するグローバル人材を育成するために、今後一層絆を強めたい」と語った。さらに、両大学の教育プログラムや国際交流に関して意見交換を行い、両大学が国際交流を通じて充実・発展することで合意し、握手を交わした=写真。           (2面に関連記事) 6月3日には、テルアビブにある在イスラエル日本国大使館を訪問し、冨田浩司日本国特命全権大使とイスラエルの現状などについて情報交換を行った。冨田大使に本学とヘブライ大学の協定までの経緯を説明、本学学生の留学に関するサポートを依頼した。冨田大使は、「日本から見たイスラエルは、戦争や紛争のイメージが強いが、イスラエルに来てみると、それを全く感じさせない普通の国である。日本国大使館があるテルアビブや中心地のエルサレムでも平和な日常生活が営まれている。また現在ビジネスを通しても両国は良好な関係を保っている。関西外大からぜひとも学生を派遣していただき、イスラエルと日本の国際交流を先導してもらいたい。日本大使館も協力を惜しまず、積極的にサポートする」と約束を交わした=写真㊧。 ベン・グリオン国際空港のあるテルアビブはかなり都会であり、高層ビルが建ち並ぶ。地理的には地中海に面しており、アメリカ西海岸を思わせる海岸沿いの街である=写真㊨。一方、大学があるエルサレムは街の雰囲気が大きく変わる。特に世界遺産に登録されている旧市街は三大宗教の聖地があり、歴史的、文化的な街並みが目に飛び込んでくる。谷本大学学長がイスラエル訪問ヘブライ大学と包括協定調印留学生活 安全面にお墨付き日本大使館もサポート約束