ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2016年(平成28年)7月29日 第285号[ 2]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/ Gaidai News ヘブライ大学はイスラエルの国立大学で1925年に設立。ノーベル物理学賞を受賞したアルベルト・アインシュタイン氏が支援したことで知られ、同氏の書物などが保管されている=写真㊥。同大学は2015年世界学術ランキング67位と学術レベルが高く、世界の各分野をリードする。本学と同大学は昨年、学生の交換協定を締結し、2016年春学期に留学生別科に2人の学生を受け入れた。本学からの学生派遣はまだ実現しておらず、今回の訪問で、谷本学長は教育内容をはじめ、学内の生活環境や大学周辺(エルサレム地区)の治安などを視察、確認した。 図書館内を見渡すと、留学生が多いこともあり、アメリカの大学と雰囲気は変わらない。また施設も充実しており、学生生活を送る上で他の留学先との違いを感じることはない。むしろ、学生から大学のレベルの高さが伝わってくる=写真㊦。学生寮は大学から近く、1ユニットに個室が2部屋と共有のリビング・キッチンのタイプが一般的で、学生寮の敷地内にはスーパーマーケットなども完備されている。 エルサレム・ヘブライ大学との包括協定締結後、谷本義高学長はNissim 教授の案内で、図書館を見学するとともに、図書館長とのミーティング、アジア学科教員および学生との意見交換に参加した。アジア学科の学生に対し、谷本学長は本学の教育内容や留学生別科の説明を行い、「ぜひとも本学への留学を実現してもらえるとうれしい」と結んだ=写真㊤。過密スケジュールの中、積極的に同大学内の施設を回り、名誉教授でイスラエル日本学会理事長のBen-Ami Shillony 教授と面会、日本とイスラエルの文化事情なども話し合った。各分野で世界をリード谷本学長、精力的に交流ヘブライ大と包括協定アインシュタイン博士も支援キャンベラ大学生14人マンガ学ぶ 2015?16年度の留学生別科修了式が5月28日、中宮キャンパスの谷本記念講堂で行われた=写真。式では、谷本義高大学学長が32カ国・地域の323人に一人ずつ履修証書を授与。きものや浴衣、民族衣装など思い思いの服装で、次々と登壇する留学生に、教職員やホストファミリーらから大きな拍手。終了後には、厚生北館で昼食会があり、外大生やホストファミリーから祝福され、話が弾んだ。32カ国・地域の323人巣立つ 式では学歌斉唱の後、留学生を代表してジャマイカ人で米フロリダインターナショナル大学出身のアシュリー・アーロンさんが、谷本学長から履修証書を受け取った。この後、留学生別科長のスティーブン・ザーカー教授が名前を読み上げると、留学生が次々とステージに上がり、谷本学長から履修証書を受け取った。谷本学長は「友人や先生方、ホストファミリーとの間に結ばれた絆を深めていけば、一つの大きな国際的ネットワークに発展します。みなさんは今いろんな国の名前を聞くと、その国の友人の顔が浮かびますね。その友情を大切にすることこそが、世界平和に貢献する第一歩です」と式辞を述べ、留学生たちを激励した。 留学生別科長のスティーブン・ザーカー教授が「周囲の温かい支援があって、本日を迎えられたことを忘れないで。留学経験が今後のキャリア形成に大きく関わり、実り多いものとなることを願っています」と祝辞を述べた後、外国語学部英米語学科3年の陳和禧君が送辞。米フロリダ大学出身のブライアン・サンティアゴ君が流暢な日本語で答辞を述べ、日本での失敗談を紹介すると、会場が笑いに包まれた。 最後に本学の混声合唱団「ラベリテ」が登壇し、「カントリー・ロード」を歌って留学生たちへのはなむけとした。 本学の協定校・イーロン大学(米ノースカロライナ州)のJ a p a n S u m m e rProgram として、学生と教員計11人が本学を訪れた。夏休みを利用した研修旅行で、日本には6月7日から1カ月間滞在。本学には13日に到着し、オリエンテーションで、国際交流セミナーハウスのルームメートやレジデントアシスタントら本学の学生と懇談した=写真㊦。日本語や日本文化を学んだほか、東大阪市の中堅企業やプロ野球観戦、奈良ツアー=写真㊤=などを経験し、27日に次の目的地・東京へ出発した。 一方、留学生別科サマープログラムも、6月13日から始まった。受講生の出身地はアメリカ4人、インド、イスラエル、中国各1人の計7人。7月22日まで6週間、国際交流センターの教室で日本語や日本史などを学んだ。各種イベントやフィールドトリップに参加し、異文化体験を通じて、日本への理解を深めた。夏休み留学生続々別科サマープログラム開始イーロン大研修旅行 オーストラリア・キャンベラ大学の学生14人(女11人、男3人)が5月30日に中宮キャンパスを訪れ、国際交流センターの教室で「マンガ」のワークショップを行った。キャンベラ大学は本学の協定校で、今回の来訪は、芸術・デザイン学部でクリエイティブ・ライティングや文学を学ぶ学生の研修旅行の一環。学生たちは、日本文化の代表格として「マンガ」の初歩を学び、文学の分野と視覚的芸術の違いや関わりなどを実地に体験した。 講師は留学生別科で「マンガ」を教えている具本媛・外国語学部助教。まず、マンガの制作手法について黒板で説明した。市販されているマンガの練習キットを配り、初めてのマンガ制作に挑戦。白黒の点によって様々な模様が印刷されたシール材のスクリーントーン(Screen tone)を、小さな刃のトーンナイフで切り取り、下絵に貼り付ける。さらに、カラーペンで、人物や背景に彩色していった。 本学FBS放送局の部員で、英語国際学部2年の西雄史君=写真㊧=と外国語学部英米語学科1年の酒井佑貴君=同㊨=が7月から、枚方市のコミュニティー放送局「エフエムひらかた」の本学提供番組「キャンパスビートルズ」でキャスターを務めている。12月まで半年間、毎週日曜午後0時49分(再放送は土曜午後11時)から10分間、ビートルズの曲を流し、英語のおしゃべりでリスナーを楽しませる。 西君は滋賀県出身。趣味はTCG(トレーディングカードゲーム)やスポーツ観戦といい、アナウンサー志望なのでFBS放送局に入部。「男子2人、元気にはきはきやり通したい」と意欲満々。山梨県出身の酒井君はギターを弾いたり、外国映画を見たりするのが趣味。高校での放送部や朗読の体験を続けたいと入部した。「わかりやすく話して、楽しい雰囲気が伝わるようにしたい」と話している。「キャンパスビートルズ」新キャスター留学生別科修了式