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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2016年(平成28年)10月14日 第286号[ 8]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/ Career Development 英語キャリア、外国語各学部の3年生を対象にした4回目の就職ガイダンスが10月1日、中宮キャンパスで開かれた。今回は「自己分析」に主眼を置き、「なぜ自己分析をするのか」「自己分析の方法」などについて学んだ。 自らの人生観・職業観と向き合い、これからの生き方を決めるための自己分析。ガイダンスではまず、学生に▽自分の強み、短所は何か▽学生時代に最も頑張ったことは▽10年後の自分は何をしていると思うか▽企業選択の軸は何か―。このような質問をして、自己分析の基本点をワークした。さらに、過去の振り返りや、大学生活での経験を掘り下げた本格的な「自己分析ワークシート」にも挑んだ。途中、キャリアセンターからの「就職活動で使う自分のエピソードとして優先度の高いものはどれかを見つけることが重要」とのアドバイスを聞きながら、シート作成に挑戦した。 このあと内定者2人と、2人をカウンセリングしたキャリアカウンセラーの川内野武さんが登壇。「自己分析をやってよかったこと」について話し合った。旅行業界に内定の西村五月さんは「就職情報会社各社のサイトを使って自己診断を始めた。旅行業界に行きたいと決めていたので、自分がなぜ行きたいのかの理由付けから自己診断を進めていった。3月までに、選考活動を進める業界もあったので、自己分析を急ピッチで仕上げていたのがよかった」と話した。西村さんの印象について川内PICK UP!!■就職活動中の4年生に企業紹介 就職活動中で、まだ内定を得ていない学部4年生と短大部2年生に、求人中の企業を紹介する「新卒紹介セミナー」が9月7日、中宮キャンパスで開かれ、学研都市キャンパスの学生も含め、34人が参加した。 セミナーはまず「㈱マイナビ」の白川裕子課長が8月現在の内定率や学生が就職活動を継続している割合などを説明。会社選びのポイントなども解説した。続いて、本学OGを含む同社の各担当者が求人中の企業全25社を順に紹介。業界は、メーカー、物流、情報・通信、サービス、商社などで各社の特徴やお勧めポイントを詳しく説明した。 学生たちは関心のある企業について、同社の専任アドバイザーから個別カウンセリングを受けた=写真。 英語国際学部3年生を対象にした第4回就職ガイダンスが9月14日、学研都市キャンパスの講堂で開かれた。この日は、雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんを講師に「企業が見るポイントは?」のテーマで話を聞いた=写真。参加した約200人の学生は「企業は面接で何を見ているか」などについて学んだ。 海老原さんは、人気企業の「学歴フィルターはない」としながらも、エントリーシートによる「ターゲット校」「非ターゲット校」を、上手な方法で峻別していると話す。一方で、好不況に限らず「人気企業は常に狭き門」であると説明。また、人気企業を落ち続ける学生に対しては、逆転の発想が必要で「BtoB(企業間取引のビジネス)の無名大手や大手グループ会社を優先して応募することが狙い目だ」と解説した。 企業が面接で見ているところは▽わが社の仕事をうまくやってくれるか▽仲間とうまくやっていけるか―で、「あなたと会社の相性が合うか」を見ているという。また、面接では▽「あなたらしさを伝えるエピソードをしっかり用意する」▽立て板に水の如く話す必要はない―などとアドバイスした。 「聞きづらいことも、学生同士なら何でも言えるよね。何でも相談に来て」―。学研都市キャンパスで、就職活動を勝ち抜いた4年生が、後輩たちの就活相談に応じる第7期「ジョブサポーター」17人が決まり、10月から活動が始まった。 17人は、すでに就職が内定した国際言語学部4年生で、キャリアセンター内のセミナールームで、毎週月?金曜日の午後零時30分?午後5時まで交代で常駐している。履歴書、エントリーシートの書き方、面接対策などの相談に応じる。 リーダーの平田和広君は「みなさんの悩み、疑問を解消するために、いろんなイベントを考えています。どんなことでも話しに来てください」と利用を呼びかけている。 ジョブサポーターのメンバーは次の通り。( )内は内定業界、敬称略。?写真前列左から?植村優人(小売)、小林将也(教育)、生駒崇幸(航空)、平田和広(卸売)、嶋津秀斗(メーカー)、棟方旭(メーカー)?2列目左から?鈴村依理奈(航空)、上野陽香(航空)、岩田純佳(航空)、大西希美(ホテル)、平川智佳子(メーカー)?3列目左から?髙倉美里(百貨店)、坂本胡桃(小売)、尾多賀千紘(金融)、長谷川直美(旅行)、深田菜月(航空)、村山朝香(メーカー)野さんは「ある程度、自己分析が出来上がっていたのと、旅行業界に絞り込んでいたので、業界でどういう仕事をするかフォーカスし直しができた」と、早い取り組みを称賛した。 損保業界に内定の加藤悠平君は「3月スタート時に、自己分析が進んでいない状態で会社説明会に足を運び、約60社の説明会を受けた。自己分析が十分に出来ていなかったため、多くの企業を回ることになった。選考では最終面接で落とされることが多かった」という。川内野さんは加藤君について「自己分析の絞り込みができていなかったため、最終面接で苦労したが、それを活かして乗り越えたと思う」と分析。学生たちも熱心に聞き入っていた。 夏休みに企業や自治体、海外などで就業体験をする、インターンシップに参加した学生が、成果や課題を共有する「インターンシップ事後研修」を中宮キャンパスで10月3?5日の3日間、学研都市では同8日、それぞれ開いた。 中宮の研修初日は、約40人の学生が7班に分かれて、グループワークを行い▽インターンシップに参加して、自分が成長できたと思ったこと▽難しかったことを克服するために工夫したこと▽経験を今後どう生かしていくかの目標設定―の3点について話し合った。 各グループが話し合った結果を報告。「成長」では▽言葉遣いや礼儀に気をつけるようになった▽積極性が増した▽責任感を持つようになった▽業界の知識が増した▽対応力が上がった。「困難克服の工夫」では▽知識不足のところは予習した▽コミュニケーション力(英語)をあげた▽先輩社員を見習った▽お客に対する話し方を考え直した。「目標設定」では▽自分で気付いた弱点部分を補う▽ボランティアに生かす▽企業研究、仕事探しのきっかけにしたい―などの意見があった。 学研では、企業の採用担当者を招き、学生の成果報告や懇談を行った。事後研修就業体験強い責任感/積極性が出た/知識不足は予習あなたらしさをうまく伝えよう自己分析 すぐ始めよう就職活動 5カ月後に実質スタート中宮ガイダンス学研ガイダンス何でも相談に来て! 第7期ジョブサポーター17人中宮でインターンシップ参加の成果を発表する学生グループ「自己分析」について話す(左から)西村さん、加藤君、川内野さん海老原嗣生さん講演雇用ジャーナリスト▲