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概要

外大通信デジタルブック

THE GAIDAI 2016年(平成28年)12月21日 第287号[ 6]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/ Snapshot GalleryOctober, 2016思い出をいつまでも東京パラ組織委員・仲前さんが講演 2016 年度のホームカミングデーが外大祭2日目の10 月29 日、中宮キャンパスで開かれた。マルチメディアホールでの同窓会総会には、卒業生や家族ら約330人が参加。総会の後、外国語学部英米語学科1997年卒業の公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会大会準備運営第一局パラリンピック統括部パラリンピック統括課長、仲前信治さんが「輝く同窓生―国際交流の現場から―」と題して講演し、障がい者スポーツとの関わりやパラリンピックへの思いなどを語った。厚生南館食堂で懇親会があり、軽食や飲み物を囲んで思い出話に花を咲かせた。また、総会に先立って、関西支部の総会がICCホールで開かれた。 大分県出身で陸上競技の長距離に取り組んでいた仲前さんは、特技入試で外国語学部英米語学科に合格。留学を希望していたが、陸上競技部で主務に抜擢されたためあきらめた。その分、IES のクラスで、留学体験と同様の語学力を身に付けたと話した。 大分合同新聞に記者職で就職し、入社式で新入社員を代表してあいさつしたほどだったが、警察回りなどの職務が性に合わず、試用期間中に退職。その後しばらくして、大分の障がい者施設に再就職し、国際業務やスポーツと関わるようになった。「国際大会の大分車いすマラソンでは、2004 年に世界記録保持者のチャンピオンから結婚祝いをもらったこともある」というエピソードを紹介。2007年に上京し、知人の紹介もあって日本パラリンピック委員会に転身。2013 年9月、IOC総会で2020 年東京五輪が決定した際には、現地に派遣され、会場から少し離れた待機場所でモニターを見て、歓喜の涙を流したという。 ロンドン、リオのパラリンピックは本学卒業生の北浦春香さんが出場したが、仲前さんは「身近にパラリンピアンがいるので、彼らのスポーツにもっともっと親しんでほしい」と呼びかけ、両パラリンピックで組織委員会などが制作したPR 用の動画を流して、理解を求めた。オリンピックとパラリンピックの種目の違いなどを説明した後、「究極のゴールは、障がい者にとってインクルーシブな社会を作り出すことです」と語り、東京パラリンピックを史上最高の大会にするために、「親子3代共通の関心事にしてください」と締めくくった。 「第18 回関西外大OB・OG 教員のつどい」が10 月29 日、ホームカミングデーと合わせて中宮・マルチメディアホールで開かれた。全国から、小・中学校・高校で教壇に立つ本学卒業生約40 人が集まり、外大祭の催しやホームカミングデーの懇親会にも参加して、母校での一日を楽しんだ。 教職教育センター長の角野茂樹・英語キャリア学部教授が教員採用試験の結果などを報告し、「夏休み返上で頑張った学生たちの努力が、採用試験合格者数のアップとなって表れた。2018 年4月に新キャンパスが開学すれば、学部の垣根を越えて一体となった指導が可能になり、ますます進化するだろう」とあいさつした=写真。続いて、稲増哲・入試広報企画部次長が建設中の御殿山キャンパス・グローバルタウンについて説明。画像に沿って、5つのゾーンに分かれた新キャンパスの概要のほか、「国際的な街並みをイメージ」「Global Commons結-YUI- の建設」「中宮との一体運用」などのコンセプトを語った。 この後、松宮新吾・英語キャリア学部教授が参加者を2人1 組にさせて、アクティブラーニングを実践。自己紹介から始まり、さまざまな授業実践の手法を紹介した。 第6回関東地区同窓会と第4回関東支部総会が11月27日、東京・港区の品川プリンスホテルで開かれた。出席した同窓生約90人が、昨年の創学70周年に続いて、今年の外国語学部創設50周年の節目を祝った。 学歌斉唱で始まった同窓会では、同窓会名誉会長の谷本榮子理事長が、リオデジャネイロ・オリンピックとパラリンピックで本学卒業生が活躍したことや外国語学部が創設50周年を迎えたこと、御殿山キャンパス・グローバルタウンに新しい国際交流の場となる「Global Commons 結 ―YUI ―」を建設していること―を母校のトピックスとして紹介した。 そのうえで、「昨年に引き続き、本学は2年連続でメモリアルイヤーを迎えました。歴代の教職員や卒業生の皆様の力強いご協力とご支援のお蔭です。平成30 年4月には新キャンパスが開学します。ぜひ母校を訪れてください」と呼びかけた。 同窓会会長の廣本和司・短期大学部教授のあいさつに続き、井端義人・支部長は、同窓生がより参加しやすい同窓会をめざし、門を広く敷居を低くしたうえで、活動の様子を写真や動画をフル活用して「中が透き通って見えるガラス張りの器にし、誰もが容易に飛び込んできてくれるような受け皿にしたい」と抱負を語った。 懇親会では、少林寺拳法部の現役学生4人が登場。鋭い突きや蹴りで勢いよく相手を投げ返し、実戦のような迫力ある演武を披露すると、出席者から大きな拍手が起こった。 全員参加のゲームイベントでは、松岡麻依子、貞光裕二・両支部幹事が司会を務めた。同窓生は9グループに分かれ関西外大にちなんだ4択クイズに挑戦。じゃんけん大会も開かれ、初対面の同窓生同士も楽しく交流した。 同窓会の締めくくりには、谷本理事長に外国語学部創設50周年を記念するケーキをプレゼント。関西外大がさらに発展し続けることを願って、谷本理事長がケーキに入刀するセレモニーを行い、全員で節目を祝った。谷本理事長は、学生たちと一緒にいることが好きだったという故・谷本貞人総長の言葉を振り返り「学生に力を付けて社会に送り出すのだと申しておりました。こんなに多くの方が巣立ち、大学も支えていただき、本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。 出席した女性は「6 年前に東京に来ました。先日ネットで母校を検索した時に、同窓会が開かれることを知りました。年齢層の違う方々とも知り合うことができて、参加して良かったです」と喜んでいた。ホームカミングデー穂谷祭OB・OGの集い関東地区同窓会・支部総会90人が節目の年祝う 東京理事長に50周年ケーキなステップを踏むダンス部舌鼓孔子学院提供の名物スープに相原里美准教授も大満足軽やか330人が参加した同窓会総会パラリンピックを語る仲前信治さんサークル「アスレチックファミリー」OB・OGのみなさん外大クイズを楽しむ同窓生演武を披露する少林寺拳法部の部員