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概要

外大通信デジタルブック

新刊 本学教員の書いた本『現代スペイン演劇選集Ⅲ』田尻陽一監修、カモミール社/4800円+税『東アジアのなかの日本と中国』畠山京子ほか著、晃洋書房/2700円+税『ナサニエル・ホーソーン伝』丹羽隆昭訳、開文社出版/3700円+税『PROFESSIONAL WRITINGA Discourse Analysis Approach』Yeon Kwon Jung著、CENGAGE Learning『政治概念の歴史的展開第10巻「まつりごと」から「市民」まで』片山慶隆ほか著、晃洋書房/3400円+税『マリアン・トールマレン編 歴史のなかのブロンテ』渡千鶴子、馬渕恵里ほか翻訳、大阪教育図書/7000円+税『小説の読み方・論じ方「はるか群衆を離れて」についての10章』渡千鶴子、橋本史帆ほか著、音羽書房鶴見書店/2800円+税春期休暇期間中の図書館利用特別貸出開館時間休館日在校生月曜~ 金曜土    曜日曜・祝日、書架整理日:2月25日(土)、3月31日(金)貸出冊数返却期限日1月25日(水)~3月20日(月)3月21日(火)~4月1日(土)9時~15時45分10冊4月10日(月)9時~18時45分9時~16時45分特別貸出開館時間休館日在校生月曜~金曜土   曜日曜・祝日、書架整理日:3月4日(土)、31日(金)貸出冊数返却期限日9時~16時45分9時~15時45分図書館:10冊まで、AVライブラリー:6点まで4月10日(月)中  宮学研都市新着本『経済学のすすめ―― 人文知と批判精神の復権』佐和隆光著、岩波書店/所蔵:学研都市図書館3F一般和書新しい社会構想の誕生に欠かせない批判精神は人文知(文学、哲学、歴史学、思想史など)によって養われます。この人文知と決別し「数学の僕」と化した経済学は、批判精神を欠いた現状追認の学問に堕してしまったと著者は警鐘を鳴らします。したがって、本書は既存の経済学の解説書ではありません。経済学の授業に興味を持った人はもちろん、つまらなかったという人にこそ手に取ってほしいです。その理由がわかるかもしれませんから。原題「Humans Need Not Apply」が、仕事への応募資格=「人間は不可」を意味する本書は、AI=人工知能技術の発展により失業人口増加、経済格差拡大等の新たな問題が生まれるだろうとし、技術革新の先にある急激な変化についていけない人間の心理的側面のケアや法的整備等、示唆に富んだ対処法を提言しています。AIは人間的感覚を学習できるのか等の論議も併せ、AI 研究に造詣が深く、IT 起業家である著者の非常に興味深い一冊です。『人間さまお断り:人工知能時代の経済と労働の手引き』ジェリー・カプラン著、安原和見訳、三省堂/所蔵:中宮図書館3F一般和書研究者が自身の専門分野での成果を発表した書籍を学術書といいます。大学図書館や都会地の大型書店、通販などが主に扱い、学問的真理を一般読者に伝える役割を担っています。本書は、その学術書の編集者が書いた、学術書の編集に関する書物です。編集者は、学際的な知のネットワークを結節し、専門分野だけに偏りがちな研究者を「挑発」して覚醒させ、新たな認知の地平へと導きます。編集の仕事に興味のある人はもちろん、一般書とは異なる学術書の魅力を再発見できる一冊です。『学術書の編集者』橘宗吾著、慶応義塾大学出版会/所蔵:中宮図書館3F一般和書メタファーは修辞法の一つですが、近年、発展著しい脳科学の知見を加味してみれば、身体など四囲の具体的な思考フレームのもとで構築された個々人や民族が持つ世界観の発露であると著者は主張します。先端技術開発で著名な米国DARPA(国防高等研究計画局)が複数言語に関するメタファー研究を2011年始動させるなど重要性が一段と増大するなか、本書はアリストテレス以来のメタファー論を網羅しつつ、近年の幅広い研究成果も盛り込んだ意欲的な本です。『メタファーと身体性』鍋島弘治朗著、ひつじ書房/所蔵:中宮図書館3F一般和書THE GAIDAI 2017年(平成29年)2月21日 第288号[ 10]関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/ Gaidai News 英語国際学部の2年次、春・秋学期に英語圏・中国語圏の大学に留学した学生による、帰国後の「留学体験報告会」が1月26日、学研都市キャンパスの講堂などで開かれた=写真。第1部で代表2人が留学経験者全員を前に留学生活を報告。そのあと、各クラスに分かれて、報告会が実施された。 はじめに、英語国際学部長の江平英一教授が2 0 1 6 年度の実績を発表。春学期の英語圏留学者3 2 8 人、中国語圏同214人。秋学期の英語圏同3 1 9 人、中国語圏同194人の計661人で、在学生の85%にあたる。このうち、2カ国留学を経験した学生は3 8 5 人だった。江平教授は「留学経験を『単なる楽しかった』だけの思い出にしない」「留学先での学修内容、異なる文化・習慣の中での経験や人とのコミュニケーションの成果をまとめる」などの振り返りを忘れないよう促した。 体験報告で、オーストラリア・ディーキン大学と天津外国語大学に留学した2年生の清水咲希さんは、留学のメリットとして「自発的なコミュニケーションがとれるようになったこと、柔軟な考え方ができるようになったこと」などをあげ、反省点では「ナマの中国語に触れる機会が少なかった」として、今後は「中国人留学生の留学生活のサポートで役立ちたい」と話し、「留学生活で得たすべての経験が自分の力になった」と結んだ。 また、天津理工大学とニュージーランド・クライストチャーチ工科大学に留学した同、小澤玲夫君は「ラグビーを通しての交流で会話の機会が増えた」として学内で月間賞を獲得したことを紹介。今後は、語学検定に積極チャレンジしたいと抱負を語った。 第2部では、留学経験者が各クラスに分かれ、クラスアドバイザーを前に留学先でのエピソードや3年次に向けての意気込みを話した。▽留学中の目標「百人の友人をつくる」ことが達成できた▽ホストファミリーとの折り合いが上手くいかなかった▽中国留学で、韓国人とも仲良くなり、韓国語も話せるようになった―など、留学生活を振り返っていた。帰国生が報告会385人が2か国留学英語国際学部2年 就職活動に役立つビジネスの基礎知識とスペイン語をつなぐことを目的とした「第6回ビジネススペイン語の基礎講座」が1月26日、ICCで開催された。講師は、有限会社インタースペイン代表取締役で、慶応大、上智大非常勤講師の高木和子氏=写真。スペイン語学科の1?3年生の15人が受講した。 今回は、短大部から編入した2人の3年生も参加し、熱気あふれる講座となった。前半は、「普段着のスペイン語を仕事でつかえるスペイン語へ着替えよう!」をテーマに、ビジネスの場面では共通の型があること、基礎的な文法を使ってフォーマルな会話ができることを学んだ。後半は、「人を動かすスペイン語」をテーマに、ビジネスの場面で相手を説得するためには、客観的なデータを示し、相手のメリットを考えることの大切さを学んだ。 その後、各自がスペイン語圏の出張先で自社製品を売り込む設定で、製品のアピールポイントを教室のホワイトボードに書き込み、その前でプレゼンテーションを行った。初めは戸惑っていた1、2年生も、身振り手振りを交えながら懸命に製品を説明した。また、スペイン語圏への交換留学を終え、中南米に進出している日本企業に就職を希望している3年生の学生らは、本番さながらの堂々としたプレゼンテーションを行い、白熱した講座だった。 (外国語学部教授 和佐敦子) 同窓会中部支部主催の「New YearParty 2017」が1月28日、中部国際空港セントレアのコンフォートホテル内レストランで開かれ、航空業界をめざす在学生5人を含む36人が親睦を深めた。開催地の利点を生かし、同空港勤務の卒業生らが「働く視点」で同空港の見学ツアーを企画。在学生へのキャリア支援にも貢献した。 懇親会は、ルフトハンザドイツ航空中部国際空港支配人の田中稔郎さん(1988年卒)の乾杯でスタート。「セントレアに後輩がインターンシップに来ることもあり、空港の仕事を知ることができるツアーを企画、実現することができました。これからも、私たち同窓生それぞれが、自身のキャリアを生かし、後輩のために様々なサポートをしていきましょう」と挨拶。アットホームな雰囲気の中、ゲームなどを楽しみ交流した。 懇親会に続いて、大韓航空名古屋空港支店の岸田茂・同窓会中部支部副支部長(1978年卒)提案の同空港見学ツアーには、在学生全員と見学希望者を合わせた20人が参加。チェックイン・カウンター、搭乗口、運航オペレーションセンター、テレビ局の定点観測用カメラが並ぶ「お天気カメラコーナー」など空港を支える裏側を見学した。 1981年卒の久保健吾さんは「同窓生を大いに楽しませようとする気持ちがいっぱい詰まった会でした。同窓会も含め今回参加するのは3回目ですが、次回も参加したいです」と満足そうだった。在学生らは「飛行機が安全に運航するには、こんなに多くの方々が様々な面で支えていることを知った」と新しい発見に目を輝かせていた。 短期大学部「K.G.C.ベーシックス」の第16回FD研修会が2月13日、中宮キャンパスで開かれ、クラス担任の教員約30人が出席。3時間にわたって、短大生の学修成果の把握と評価のための「K.G.C.ルーブリック」作成の実習を行った。 「短大生がどのような能力を身に付けるとよいのか」―。ルーブリックを作成することによって、学生の学修成果を可視化して、全科目を横断的に把握、評価できるようにするというもの。 この日は、5グループに分かれてワークショップ型式でルーブリックに挑戦。教員らは、「コミュニケーション力」「情報リテラシー」「自律的行動力」「考える力」など、学生への評価基準を次々と付箋に書き出しグループ分け。このあと、各グループから出された9つのキーワードがボードに書き出される度に、教員らは身を乗り出して見入っていた=写真。評価基準は「共通教育」「専門必修」「専門選択」の各科目が記されたワークシートに当てはめていった。 ルーブリックは共通教育、専門必修、専門選択に対する「3つの力」、各科目群への「9つの能力要素」などを、3月25日の第18回研修会までにまとめ上げ「学生が主役となる短大教育」の一助となることをめざす。短大FD研修会ルーブリックを実習就活にも役立つビジネススペイン語講座セントレア見学同窓会中部支部運航オペレーションセンターで、日本航空のスタッフから説明を聞く参加者