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概要

外大通信デジタルブック

16Gaidai TopicsThe Gaidai 2017 Summer No. 290 2014年4月、短期大学部独自の課題解決型授業(PBL)「サービス・ホスピタリティ特別研究G(フューチャーデザイン)」が開講して4年目を迎えました。担当教員も4人体制となり、連携先は、これまでの企業、行政、高等学校、地域に加えて新たにFMラジオ局が参加し、8つを数えるまでになりました。 当初、2年生のみの開講でしたが、現在は1、2年生合同のクラス編成。授業はPBL型式で、企業などが抱える課題に対して、学生らが実践的に情報収集、現地視察、アンケート、インタビュー、企画・立案し、プレゼンテーションで企業側などに提案してきました。 3年間、この授業と連携してきた大阪コロナホテルの松田理紗子支配人は「始めた当初からすると、プレゼンのスキルも格段に向上してきました」との感想を話し、学生提案の「情報ボード」の設置案は、実際にフロントに掲げているということです。 同授業では今年度、新たに神戸市にあるFMラジオ局とのコラボレーションが実現しました。担当の川﨑孝生教授と「Kiss FM KOBE」を運営する兵庫エフエム放送の横山剛社長が知人同士ということで連携が成立。若者のラジオ離れが深刻な状況のなか、学生たちは与えられた課題解決に奔走しています。 Kiss FM KOBE本社を訪れた学生たちは、番組が発信されるまでの仕組み、スタジオの雰囲気、ミキサー室の役割などを学びました。横山社長から「若者の中でメジャーなFM局になるにはどう変わるべきか」との課題が提示され、クラスの3チームは「SNSとの連動」「学生目線の番組作り」など様々な提案を行いました。 学部のPBLが約1年かけて課題解決に取り組むのに比べ、短大部の同授業は1学期で結論、成果を出さなくてはなりません。学生たちは、限られた時間のなかでアクティブラーニングを具現化しようとしています。短大部PBL 連携先拡充企業 学校など8つに神戸のFM局参加新たに川﨑教授が担当神戸市のKiss FM KOBE本社を訪れ、横山社長(左端)と調整室を見学(右端はDJでタレントのターザン山下さん)