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概要

外大通信デジタルブック

The Gaidai 2017 Summer No. 290 26Global Outreach 在大阪ロシア総領事館で5月27日、本学のロシア語履修生(担当・柚木かおり講師)を対象としたロシア料理教室が開かれました。今年で6年目。今回は関西大学のロシア語履修生からも参加を募り、本学の学生5人を含む16人が参加しました。作ったのはロシアの伝統料理ペリメニ(水ギョーザ)。 外交官のマリーナ=ショールコヴァさんが作り方やコツを日本語でわかりやすく説明し、料理人のヴァシーリーさんが職人の手つきで魔法のように作り上げていきました。参加者は自分たちでやってみる段になるとあれこれと挑戦していました。ロシア語は覚えたての「フクースナ(おいしい)」などの平易な表現を何とか使い、そのうちのいくつかは通じたとのことでした。 総領事館というロシアの空間でロシア語が飛び交う環境の中で、教科書や授業では得られない濃い時間を過ごした履修生の感想を聞くと、この日本語でも英語でも理解しえない異文化空間への2時間の旅が、語学だけに限らず今後の異文化理解への意欲を駆り立ててくれたようでした。ロシア料理教室で水ギョーザ作り 露総領事館 本学の協定校、オランダ・ハーグ大学の教員、YvonneOverdevestさんとRebecca Kleiweg de Zwaanさんが6月19日から5日間、研修のため本学を訪れ、英語キャリア学部や留学生別科の授業を見学したり、講演やワークショップを行ったりして学生と交流しました。2人は欧州連合(EU)の留学プログラム「エラスムス・プラス」を利用して訪問しました。 本学の授業参観を通じて日本の高等教育や日本人学生への理解を深めること、日本人学生の欧州理解の促進を図ることなどが目的で、2人は留学生別科のサマープログラムで鹿浦佳子教授が教える日本語クラスや英語キャリア学部の豊田裕之准教授の授業などを見学しました。 講演では、Kleiweg de Zwaanさん=写真右=が留学を控えた学生約50人を前にアメリカの芸術と文化について話し、Overdevestさん=写真左奥=も学生に質問を出しました。 EUの留学支援制度は1987年に「エラスムス」としてスタート。対象をEU域外にまで広げた「エラスムス・ムンドゥス」が2004年に始まり、このプログラムをさらに発展させたのが「エラスムス・プラス」で実施期間は2014~20年となっています。オランダ・ハーグ大の教員2人が研修 EUプログラムロシア総領事館の料理教室に参加した本学学生ら