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概要

外大通信デジタルブック

 短期大学部「K.G.C.ベーシックス」のFD研修会が9月7日開かれ、クラスアドバイザーの教員約30人が出席しました。19回目となる今回は、春学期授業内容の振り返り、秋学期への取り組みについて話し合いました。 冒頭、谷本和子短大部副学長が短期大学を取り巻く状況を①18歳人口減少化に対する取り組み②今後の短大のあり方に向けた教育行政の実態③保護者や社会からの見方―の3つの視点から報告しました。 1998年の18歳人口は約162万人で、約19万人が短大へ進学。2 0 1 6 年には約119万人のうち短大進学は5.6万人に。さらに31年に18歳人口は100万人を割り込むという予想を解説しました。 続いて、春学期末テストの分析、そして「学修ルーブリック」活用の中間報告が行われました。春学期の学生回答を分析したうえで、1年生3クラス、2年生3クラスを集計して▽英語運用力▽自律的行動力▽情報活用力などについて数値化したものを点検し、今後の活用に生かしたいとしています。 就職ガイダンスに代わる秋学期の「キャリア・プランニング授業」についても、評価の方法などについて説明が行われました。21短大FD 研修会谷本和子短大副学長が分析18歳人口の減少と対策短期大学部で行われたFD研修会短大PBL 短期大学部の授業「サービス・ホスピタリティ特別研究H(フューチャーデザイン)」で新たに、沼田晃一教授のPBL授業が秋学期から開講しました。 企業などと連携して課題解決を探る授業は今回、食品製造の「クラシエフーズ」とタイアップ。9月19日、同社食品研究所の小林正志所長、菊池光倫・主任研究員が、業界の現状や同社の商品を紹介し、同社の課題を提示しました。 1998年に開発した商品「甘栗むいちゃいました」は、「手が汚れない」をキャッチフレーズに売り出しましたが、若者の「栗離れ」から状況は深刻に。菊池さんは「若者に栗の良さを再認識してもらい、菓子として食べてもらう機会を提供し続けたい」としています。 学生に与えられた課題は、発売から20周年を迎える「甘栗むいちゃいました」の「販売促進案」食品製造業と提携課題は「甘栗」と「新商品のアイデアの企画立案」の2点でした。 授業では今後、間食に関する質問、同商品のイメージ、若いユーザーを獲得するための課題―など、学生約110人を対象にアンケートを実施します。回答の分析を行い、課題解決を追求します。クラシエフーズの課題などを話す小林・食品研究所長㊨と菊池・主任研究員関西外大の最新ニュースはホームページにも掲載しています http://www.kansaigaidai.ac.jp/news/