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概要

外大通信デジタルブック

The Gaidai 2017 Autumn No. 291 26 留学生別科OBで、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AI G)の日本事業統括会社、AI Gジャパン・ホールディングス社長兼最高経営責任者(CEO)のロバート・ノディン氏が10月4日、中宮キャンパスを訪れ、留学生別科の授業で講義を行いました=写真。 企業マネジメントに関する授業で登壇したノディン氏は約50人の学生を前に、「私の歩んだ道…そしていくつかのアドバイス」と題して約1時間にわたり熱弁をふるいました。ノディン氏は米国で生まれ、日本に留学し、仕事で東京、シドニー、香港などを飛び回った経歴に触れつつ、世界でビジネス展開するAIGの事業内容や日本での事業規模について説明しました。 続いて、新事業戦略「ACTIVE CARE」のコンセプトについて、最先端のテクノロジーの導入を通じて、未来を見据え、保険業界を様変わりさせる構想を描いていることが紹介されました。これに関連し、グローバルパートナーであるラグビーニュージーランド代表のオールブラックスの選手を起用したスペシャルムービー「タックル・ザ・リスク」が教室で放映されました。東京の各所にチームが登場し、道行く人々にタックルを決め、リスクを回避するという内容で、リスクを未然に防ぐため、能動的なサポートをしていく姿勢が示されており、ノディン氏は「リスクを先取りする保険会社をめざす」として改革姿勢を強調しました。 さらに、ノディン氏は、組織で働くうえで、すべての人に敬意を払い、謙虚になることが重要だと説きました。また、ワーク・ライフ・バランスの重要性にも触れ、仕事とは異なる経験をすることで新たな考え方、創造的なものを生み出すうえで有意義だと語りました。 講義に先立ち、ノディン氏は、谷本榮子理事長、谷本義高大学学長、スティーブン・ザーカー外国語学部教授(留学生別科長)らと懇談しました。ロバート・ノディンAIGジャパン社長・CEO(留学生別科OB)が講義Global Outreach 本学の海外協定校であるカナダ・セルカーク大学のアングス・グレアム学長らが10月3日、中宮キャンパスを訪れ、谷本榮子理事長と懇談しました。谷本理事長は、短期大学部の学生がセルカーク大でも単位を修得できるダブルディグリー・プログラムの導入に向けて協議することを提案し、グレアム学長も前向きに対応する姿勢を示しました。 谷本理事長は、「(留学先で取得したい学位について)貴大学で設置しているコースのうち、ホテルや観光など本学の学生が関心のあるコースについて、両大学のカリキュラムのすり合わせをさせていただきたい」と述べました。これに対し、グレアム学長は「多くの選択肢があると思う。カナダの学生も関西外大に来れば、双方の関係も深まる。未来に向けていいことだ」と応じました。 懇談には、セルカーク大からシャナ・ラブラ国際部門長、本学からは神田修悦英語国際学部教授、髙山一三外国語学部教授、リンダ・ボアカー外国語学部教授らが出席しました。 セルカーク大はカナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州にあり、1966年設立。本学からは短期の語学留学でこれまでに計340人が派遣されています。谷本理事長、ダブルディグリー提案カナダ・セルカーク大学長と懇談谷本理事長と懇談するセルカーク大のグレアム学長