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概要

外大通信デジタルブック

正しい日本食を伝えたい――まず、内定先の企業を選んだ理由は何ですか足立一平 1年間アメリカに留学したとき、アメリカでの食文化のなかで、日本食の伝わり方にギャップを感じたので、将来は、正しい日本食を世界に伝えたいと思いました。例えば、寿司を天ぷらにした料理があったり、変わったものが多く出てくるんです。本来の日本食を知ってもらおうと、食品も扱う総合商社を選びました。田中未愛 英語、中国語、韓国語が話せる力を活用できる就職先を探していました。入社後は、広報の仕事で、海外からの顧客や取引先の方に製造現場を案内したり、商品説明を行うことになります。田中美紅 大学に入学したときからエアライン業界を目指していましたので、その分野で就職活動を続けてきました。人と深くつながることができる仕事がしたかったからです。お客さまだけではなく、職場の同僚とも一緒にチームワークを活かして働ける環境がいいと思いました。学外のエアラインスクールには通いませんでしたが、「ANAキャビンアテンダント@関西外大」を受講しました。また、キャリアセンターを活用しながら自分なりにエアライン業界での就職に向けて取り組みました。――就職活動を振り返って最も苦しかったことは何ですか足立 第一志望の会社(飲料メーカー)に入れなかったことです。でも、すぐに気持ちを切り替え、次をめざしました。田中未愛 7月には内定が出て就職活動を終える人がどんどん出てきました。そのなかで内定のなかった私は、就活を継続するのが正直、つらかったです。メンタルコントロールをするために2、3週間、好きなことをして気持ちを切り替えようとしました。すこし気分が解放されたようです。12日間連続で面接試験田中美紅 6月に選考が解禁されてから、航空会社の面接が連日続いたことです。ピーク時には12日間連続で面接を受け、1日に3社を掛け持ちしたこともあります。1社の面接が終わっても気を抜けず、翌日の対策を考えなければなりませんでした。関西で行われる時はまだいいのですが、福岡に行き、そのまま東京に移動したこともありました。そういう状況が長く続いたので、気持ちをどう切り替えるかに苦労しましたし、体調管理にも気を使いました。頑張ったことで、客室乗務員、グランドスタッフともそれぞれ2社から内定をいただきました。就活の大変さを実感――今の4年生の苦労話を聞いて3年生はどんな感想をもちましたか神前里奈 (苦労話を聞いて)大変だというのは、実感できました。「就1011111010内定者が3年生にアドバイス就職活動を終えた 就職戦線を勝ち抜き、企業の採用内定を手にした4年生が、就職活動期間中の苦しかった心中を本音で語ってくれました。The Gaidai 2017 Autumn No. 291 06◇出席者(敬称略)英語キャリア学部英語キャリア学科4年(総合商社内定)           足立  一平外国語学部英米語学科4年(製造業内定)           田中  未愛英語国際学部英語国際学科4年(航空業界内定)           田中  美紅英語キャリア学部英語キャリア学科3年           神前  里奈外国語学部英米語学科3年           鳥谷部 陽平英語国際学部英語国際学科3年           島田  佳歩足立 一平ADACHI IPPEI田中 美紅TANAKA MIKU特集2017就職戦線