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概要

外大通信デジタルブック

10 関西外大の協定締結校であるヘブライ大学(イスラエル)のアシェヘル・コーヘン学長一行が2017年11月27日、本学を訪問し、谷本榮子理事長、谷本義高学長と懇談しました。谷本学長は16年6月、ヘブライ大学を訪問し、包括協定に調印したのに続き、17年10月にも同大学を訪問。両大学は学長の相互訪問を通じ、いっそうの関係強化を図ることを確認しました。 懇談では、谷本理事長が前月のヘブライ大訪問時の謝辞を述べた後、コーヘン学長は同大学について紹介し、国際化に力を入れており、留学生派遣と外国人留学生の受け入れを増やしたい意向であると話しました。 谷本学長は、本学の重要な使命としてグローバル人材の育成を挙げ、留学生別科の「エイジアン・スタディーズ・ プログラム」の開講科目が60科目に上り、教員を世界各国から招き、日本語科目以外はすべて英語で授業を行っていることを紹介しました。 続いて、両学長は朝日新聞出版の雑誌「AERA ムック」のインタビューに答える形で対談しました。両大学間で締結した包括協定について、コーヘン学長は「他国で学生に異なる視点から大きな経験を積ませたいと考えた。関西外大なら優れた教育が受けられる。我々はそうしたパートナーを探している」と語りました。 谷本学長は「イスラエルは非常に重要な国であり、その中でもヘブライ大学は教育水準が高く、最も重要な大学。本学の学生をヘブライ大学に派遣したいと考えている」と述べました。 また、関西外大で学ぶヘブライ大からの留学生への期待、ヘブライ大が日本の留学生に提供可能なプログラム、国際化に対すヘブライ大のアシェル・コーヘン学長(右)と対談する谷本義高学長(2017年11月、関西外大で)中宮キャンパスの日本庭園を散策するコーヘン学長と谷本学長らコーヘン学長一行が来訪る考え方などについて語り合いました。 この後、コーヘン学長ら一行は国際交流部担当者の案内で留学生別科の授業を参観し、キャンパス内の谷本記念講堂や日本庭園、図書館学術情報センターなどを見学しました。 一方、谷本理事長と谷本学長は17年10月25日、ヘブライ大を訪問し、コーヘン学長、シャグリール学長代理らと面会しました。コーヘン学長との間では、包括協定に基づき継続的に協力していくことを確認しました。シャグリール学長代理とは、国際交流を通じ、関係を充実・発展させていくことで一致しました。 谷本学長はまた、2005年のノーベル経済学賞受賞者でヘブライ大教授のロバート・オーマン氏と対談しました。 オーマン教授は国際人の育成や共通言語をもつことの重要性を指摘し、谷本学長が説明した本学の教育内容や御殿山キャンパス・グローバルタウンに設けた学生と留学生の居住施設「Global Commons 結-YUI-」の構想を評価しました。 ヘブライ大は1918年、アルバート・アインシュタインらによって創設され、25年開校。イスラエルを代表する大学で世界の大学トップ100にランキング。本学とは2015年に学生交換協定を結び、16年以降、本学は6人の学生を受け入れています。本学からの留学生派遣実績はありませんが、エルサレム周辺の治安は比較的安定しており、観光に訪れる外国人も多く、生活面でも便利であることなどから、本学から世界的に著名な同大学への留学生派遣が実現することに期待が高まっています。ヘブライ大と絆強く両学長が相互訪問包括協定に基づき関係の充実・発展を(上)(下)International Exchange谷本学長は2年連続でイスラエル訪問Mediterranean SeaIsraelJerusalemSyriaLebanonJordanSaudi ArabiaEgyptTel Aviv