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概要

外大通信デジタルブック

25 大学院博士課程(後期)に在籍する中国人留学生、劉吉香さん=写真=の論文『格助詞「へ」で終わる新聞見出しに関する一考察』が、在日中国人の団体が主催し中国人留学生を対象に授与される優秀論文賞の大阪府知事賞を受賞しました。 優秀論文賞は、中国人留学生と留学経験者の団体「中国留日同学会」の主催で計11人に授与され、授賞式が2017年11月18日に京都大学で行われました。ほかに駐日中国大使賞、駐大阪中国総領事賞、京都府知事賞、兵庫県知事賞などがあり、受賞者は京都大、東京大、神戸大、立命館大、理化学研究所などの留学生。中国留日同学会は1995年6月に設立され、毎年、優秀論文賞を授与しています。 劉さんは中国遼寧省出身で大連外国語大学卒業。吉林省にある東北電力大学講師などを経て、2014年に関西外大大学院入学。今回の受賞について、「すばらしい研究環境を与えてくれた関西外大、指導していただいた先生方、留学の機会を与えてくれた中国国家留学基金の関係者に感謝の気持ちでいっぱいです」と話しています。 英語国際学部4年の鈴木優佳さんが1月7日に行われた第35回全日本中国語スピーチコンテスト全国大会(日中友好協会主催)のスピーチ部門で5位に入賞しました。 鈴木さんは昨年10月の同大阪府大会で優勝し全国大会出場を決めました。全国大会は、21都道府県大会の優勝者の中から音源審査で選ばれた10人が5分間のスピーチと質疑応答を競いました。鈴木さんのスピーチのテーマは「ここから広げる友好の輪」。 一方、鈴木さんは昨年10月に城西大学(埼玉県坂戸市)で開催された第5回城西大学中国語スピーチコンテストでも1位に相当する最優秀賞を獲得しました=写真。 鈴木さんはオーストラリアの高校を卒業後、本学に入学。2年の春・秋学期に1年間、中国に留学しました。「大学に入ってから始めた中国語ですが、今では中国が大好きになり、日中友好のために私なら何ができるだろうかと、考えるようになりました」と話しています。 指導した相原里美准教授は「スピーチを通していろんな自信につなげてほしい」と話しています。 日本で学ぶ外国人留学生らが日本語や日本に関するクイズに挑む「全日本ジャパンボウル大会」が昨年11月5日、京都外国語大学(京都市右京区)で開かれ、本学中国人留学生の林羽佳さん(大学院1年、写真中央)、徐麗娟さん(大学院2年、同左)、頼祥星君(英語国際学部4年)、のチームが優勝しました。 ジャパンボウルは米国で1992年、日本語学習者が日本の文化や歴史に関する知識を競うクイズ大会として始まり、日本では初めての開催となりました。 大会には3人1組の19チームが出場し、日本語、日本の文化、歴史、社会、時事問題など多様な出題に挑戦しました。 本学の3人はいずれも中国・北方工業大学の出身で、大学院で林羽佳さんを指導する鹿浦佳子・外国語学部教授の勧めで、チーム「三十五億」を結成して応募。リーダーの林さんは「しっかり勉強して準備をしたのである程度自信はありましたが、優勝が決まったときは興奮しました。それぞれ得意な分野があり、チームワークもよかったと思います」と話しています。劉吉香さん中国留日同学会優秀論文賞鈴木優佳さん全日本中国語スピーチコンテスト5位入賞 留学生クイズ大会本学中国人チーム優勝