ブックタイトル外大通信デジタルブック

概要

外大通信デジタルブック

16　関西外大の英語教育特別プログラム「Super IES プログラム」の協働開発校にオーストラリアのアデレード大学が加わり、４月から「関西外大＆アデレード大学IESプログラム」が始まりました。協働開発校は、米ノーステキサス大学、米アラバマ大学、豪ウェスタンオーストラリア大学に続き４校目。プログラムは本学独自の関西外大IESプログラムを加えた５つとなりました。　アデレード大プログラムは外国語学部英米語学科で開講され、１年次と２年次の春学期から開始する2コースがあります。授業はすべてアデレード大から派遣された教員が行い、専門分野を学びながら英語力を高める「Content-based Approach」という教授法が特徴です。受講生が実践的な留学準備をするうえで効果があるとされています。　「Super IES プログラム」の授業は週12回とレギュラープログラムの倍。２ 年分の学習を１ 年で集中的に行い、１ 年次春学期から受講した場合、１ 年間の授業終了後、２ 年次春学期に留学準備教育を受け、２年次秋学期からのリベラルアーツ留学が可能となります。　プログラムの効果は顕著に表れており、２０１７年にアラバマ大プログラムを受講した92人のうち、ＴＯＥＦＬ５００点をクリアするなど留学資格審査に合格した学生は64人と、プログラム開始前から大幅に増えました。２０１８年度　グローバル人材育成授業が充実Super IES プログラムアデレード大学が加わり5 プログラムに　関西外大＆アデレード大学IESプログラムは留学を計画する学生が十分な準備をできるよう構成されたものです。受講者の語学の技能全般を向上させることに加え、プログラムはクリティカルな思考力や自律的な学びの重要性を含め、文化に対するアカデミックな理解力の増進に焦点を当てています。プログラムはまた、双方向のコミュニケーション力を重視した手法をとっています。それは日本においてであれ、留学中であれ、学生の学習を手助けするためです。その中では、アカデミックな技能、自律して学ぶ技能、情報収集の技能、双方向の対話技能といった実用的な技能に焦点を当てています。それらはすべて実りある大学生活に不可欠のものです。アカデミックな文化理解に焦点アデレード大から派遣されたジェンマ・パーカー講師留学資格審査 合格者が大幅増関西外大＆アデレード大学IESプログラムの受講生とことばを交わすジェンマ・パーカー講師（下は授業風景）