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概要

外大通信デジタルブック

10御殿山開学記念式典――学生交換協定についてお聞きします。関西外大に学生を送ってどのような成果がありましたか。ロドリゲス 関西外大と学生交換を始めて39年になります。長い歴史がある関西外大との関係は我々にとって重要です。学生たちは言語や文化、異なる生活の仕方など得がたい経験を積んでいます。外国語で学ぶことを継続することが大切だと考えています。コンシグリ 私たちの大学と関西外大は22年の交流があります。この間、こちらから約40人の学生を派遣しました。スカラシップが魅力的で、ここでの学修を終えた学生は大変満足しています。自国とは異なる習慣に適応できる能力、多くの経験が学べます。コッコ 関西外大とは協定を締結して11年、最も重要なパートナーの一つです。日本と我が国は気候など自然環境もまったく異なり、学生は大きな経験を積むことになります。我々にとって、関西外大はアジアの文化、ビジネスへの重要な窓口です。谷本 本学の国際交流の背景として、日本が戦争を始めたのは、コミュニケーション・ギャップが大きかったとの思いがあります。言語間の壁を下げることがベースになって、宗教や文化などの理解を深めれば効果的なコミュニケーションがとれると。留学を通じ、コミュニケーション力といったサバイバル力をつけてこそ、グローバル人材が育ちます。――留学の意義は。その経験をグローバル人材にどう結びつけたらいいのでしょう。コッコ 留学には言葉と文化とその地域の状況が絡んでいます。一面では学生たちは出会い、関係を築き、生涯の関係をもつ。若者たち|座談会| 谷本学長× 海外協定校3 学長留学の意義やグローバル市民を語る 御殿山キャンパス・グローバルタウン開学記念式典に出席した海外協定校代表のうち、アメリカ、アルゼンチン、フィンランドの3大学学長と谷本義高学長が新キャンパスの学長室で座談会を行いました。学生交換の成果から留学の意義、グローバル市民の定義など、話題は広範囲に及びました。異文化適応能力学べる学修終えた学生は満足留学通じサバイバル力つけてこそグローバル人材育つホセアレハンドロ・コンシグリアルゼンチン・ブラスパスカル大学学長谷 本 義 高関西外国語大学学長