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概要

外大通信デジタルブック

12 大阪府立四條畷高校には、米国からの留学生、アルマさんと豪州からのクリスさんの2人が、本学のKGIPでやってきました。3週間、授業補助や生徒との触れあいのなかで映像などの素材を収集。6月15日の締めくくりの授業で英語スピーチとともに映像を発表し、高校生に母国と日本の文化の違いを伝えました。 アルマさんの発表では、自身の高校時代の写真を見せながら、「登校は自動車で。お金がなくてバイトもよくしました。吹奏楽もしていたし、卒業時には進学かバンド活動かで迷ったこともありました」。同高の生徒にとって6月上旬は、文化祭の準備に追われる季節。KGIPの2人も、高校生が手作りする文化祭用の制作物に興味をひかれたようで、アルマさんは「オペラ座の怪人」の看板制作に感じ入ったようでした。 クリスさんは文化の違いを具体的にこう表現しました。「どこにいっても水のペットボトルがある。人生でこんなにたくさんの水のペットボトルをみたのは初めて。また、ゲームに使った割りばしとゴムで作る輪ゴム鉄砲を見た時は、どう使うのかも、わからなかった」。クリスさんが文化祭準備で感動したのはアニメ映画「バケモノの子」の舞台化で、小道具の刀等を自作していたことでした。 KGIPを終え、アルマさんは「卒業後は教師になりたい」といいます。クリスさんは「デザイナーを目指していたけど、インターンシップをしてみて、教師になりたい気持ちも強くなった」。2人を見守ってきた同高教諭は「熱心で知的好奇心にあふれていて、生徒ともさまざまに触れあえました。生徒も異なる視点に直に触れることができたと思う」と話していました。 アルマさんのフルネームは「ZAMAGOVARELA, Alma Jackeline」。米ワシントン州立大学からの留学生です。クリスさんの名前は「GELME, Tara Indigo」。豪スウィンバーン工科大学からの留学生です。海外留学生グローバルインターンシッププログラムKANSAI GAIDAI INTERNSHIP PROGRAM(KGIP)「卒業後は教師に」生徒と触れあいの3週間大阪府立四條畷高校Osaka Prefectural Shijonawate High School(写真上)スピーチを終え、生徒からの質問に答える2人の海外留学生 (写真下)右はアルマさん、左はクリスさん