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概要

外大通信デジタルブック

29 短期大学部の学生が、春休みに読んだ本の批評などをまとめた書評コンクール「知との出会い 私のブックレビュー‘18」の審査が終わり、7月11日の「KGCベーシックスC」の全体授業で、評価の高かった11作品に対し、谷本榮子理事長(短大部学長)から表彰状と記念品が贈られました。最優秀作品に選ばれたのは2年、梅本陽菜さん=写真=の「自由のための規律」で、池田潔さん著「自由と規律―イギリスの学校生活」を読んでまとめました。 梅本さんが選んだ著書は、イギリスで8年間の教育を受けた著者の体験に基づき、イギリスの青年が受ける教育とイギリス人の国民性について述べた一冊。書評で著書は「厳格な規律の中で、みごとに彼らの自由の精神が育まれていく教育システムを述べている」として、「ケンブリッジ大学などイギリスの名門大学の前過程であるパブリック・スクールにこそ、イギリス人の性格形成に基本的な重要性がある」と指摘しました。梅本さんは「イギリスに興味があったので、関連する本はよく読んでいました。選んだこの本は少し難しかったです。短大卒業後はイギリス留学を考えています」と、受賞を喜んでいました。 審査を担当した阿部奈南准教授は「書評に必要な客観性や論理性は、みなさんが将来、世の中でさまざまな人たちと協働していくためにも、欠かせない力です。これからの人生、文章を書く機会は必ずや訪れます。お手軽な言葉に寄りかからず、過激な表現でごまかさず、TPOにふさわしい生きたことばが使えるように心がけましょう」と、審査を振り返りました。最後に谷本理事長が全体の講評を行い「どれも素晴らしい作品でした。いま大学生の読書時間は1日20分と言われています。スマホを扱う時間は3時間だそうです。活字離れが進んでいますが、じっくりと活字と向き合って考える力、生きる力を養ってください」と話しました。■優秀作品と佳作受賞者は次の通り (敬称略)。▽優秀作品 辻 絢佳、川口みゆ、中井友梨葉、▽佳作 塩路 奏、古川莉捺、河原林実句、 疋島靖葉、神谷花歩、田村勇二郎、 吉田有希短大部PBL3クラスがプレゼン私のブックレビュー’18最優秀作品は梅本陽菜さん 企業などが抱える課題の解決手段を考える短期大学部1、2 年生の合同授業「サービスホスピタリティ特別研究G(フューチャーデザイン)」で、各クラスが春学期末に向け、課題解決へのプレゼンテーションを行いました。 川﨑孝生教授が受け持つ同授業は7月13日、連携先の「Kiss FM KOBE」の横山剛社長が来学。横山社長から与えられた課題は▽ラジオに存在価値はあるのか。あるとすれば、その価値はどのようなものか▽その価値をどのように活かして社会に貢献すべきか―。学生たちはプレゼンで「地域の活性化や福祉活動への貢献」「緊急地震速報」などをあげ「これまでラジオを聴く機会が少なかったのですが、身近に感じるようになりました」と、授業の成果を話していました。 横山社長は最後に「ラジオには、コンテンツを引き寄せる力、ブランド力を付ける力がまだ残っていて、ラジオにしか出来ないことがまだまだあります」と、ラジオの価値観を説明しました=写真上。 有本昌剛教授の担当は、キャリアセンターの資格サポート室とタイアップして「学内での資格講座の受講率を向上させるためのイベント『七夕フェア』を実行性あるものにするための企画案を考える」というもの。 履修した3チームは、資格取得支援などを運営する「(株)アカデミック・レボ」の鏡竜太郎事業部長、サポート室の津田登貴子さんの指導を受けながら企画案を発表。企画案を基に7月12日、7号館学生ラウンジで資格フェア「スタフェス」を開催しました。履修生が、資格試験のなかからクイズを出題、参加した約30人の学生が、豪華景品をめざして答えていました=写真下。 森常人講師は、ICCのカフェレストラン「アマーク・ド・パラディICC」と取り組み、同店の集客増、売り上げ増につながるアイデアを提案しました。