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概要

外大通信デジタルブック

30総合評価の平均86点秋学期に上昇傾向 本学ファカルティ・ディベロップメント(FD)委員会は、2017(平成29)年度に春学期と秋学期、2回実施された「授業評価」を集計し、結果について考察を加えた。(数値は小数点以下四捨五入) 総合評価としての二つの問い、「この授業によって、知的関心が高まり、学ぼうとする意欲がかき立てられた(スポーツ健康科学については、知的関心および運動する意欲)」と、「この授業を受けて、知識が深まり、能力を高めることができた(スポーツ健康科学については、知識の深まりおよび運動技術)」という問いに対しては、大学全体で前者が約84点、後者が約87点、総合評価2問の平均が約86点という高い数値であった。 一方、「この授業に対して、あなたは1回の授業につき、平均どのくらい予習・復習をしましたか」という問いに対しては、1時間以上の予習・復習をしたと回答した学生は、留学生別科(約60%)を除いて、約28%にとどまり、予習・復習が十分でない実情も浮かび上がった。 また、クロス集計によって、出席率が高い学生ほど知的関心や学ぶ意欲も高く、知識や能力の伸びも大きいと感じていること、また、授業に対して自律的にしっかり取り組む学生ほど総合評価も高く、授業への満足度も高いという結果が浮き彫りになった。  授業評価の結果・分析およびそれを踏まえた各教員の所見は、ラポートシステム上等で学生・教職員に公開される。  授業ごとに学生が行った授業評価の総回答数は、英語キャリア学部6 5 6 3、外国語学部6 1 7 4 6、英語国際学部・国際言語学部28357、短期大学部23121、留学生別科が2267であった(ただし、各最大数。設問により、回答数に若干の変動がある)。以下、各設問に対する回答の集計結果を挙げる(文中の「春」は春学期、「秋」は秋学期を示す)。1 「この授業に対する総合評価」設問「この授業によって、知的関心が高まり、学ぼうとする意欲がかき立てられた(スポーツ健康科学については、知的関心および運動する意欲)」 (設問Ⅳ-1) この設問は、授業評価の第一の柱である。学生諸君は、自分は何を学びたいのかについて、しっかり考え、主体的・積極的に授業に臨むことが求められる。設問「この授業を受けて、知識が深まり、能力を高めることができた(スポーツ健康科学については、知識の深まりおよび運動技術)」(設問Ⅳ -2) この設問は、授業評価の第二の柱である。いかなる授業でも、問題意識を持って、主体的・積極的に授業に臨むならば、必ず自分にとって大きなプラスになるという姿勢が大切である。 総合評価の回答をもとに最高100点として換算した場合、設問Ⅳ-1に関しては、留学生別科も含めた大学全体で、春学期が約83点、秋学期が約85点であった。設問Ⅳ-2に関しては、大学全体で、春学期が約86点、秋学期が約87点であった。さらに、設問Ⅳ-1と設問Ⅳ-2を合体した場合、大学全体で春学期が約85点、秋学期が約86点で、約2点の上昇が秋学期に見られており、傾向として秋には知識と能力面での学生の充実感が少し増した。この総合評価の結果から、学生は授業に対して概ね高い評価をしており、本学での授業と教育の充実度が概観できる。2 授業への出席状況設問「あなたはこの授業に何回欠席しましたか(公欠は含まない)」(設問Ⅱ-1) 授業は、出席することが大前提である。全部で30回の授業には一定の流れがあり、各授業は相互に密接に関連している。欠席すると流れが途絶え、プレゼンテーションや議論・討論への参加が困難となるだけでなく、理解テストも解けなくなってしまう。 各学期とも一部の科目を除いて30回の授業がなされている。欠席が0回から2回までの学生の大まかな数値は、英語キャリア学部では、春約87%、秋約79%、外国語学部では、春約75%、秋約69%、英語国際学部・国際言語学部では、春約77%、秋約73%、短期大学部では春約82%、秋約76%だった。また留学生別科では、春約67%、秋約73%であった。総じて大部分の学生が高い出席率を年間を通して維持していると言えよう。 ただし、留学生別科を除いて、「欠席が0回から2回まで」の高い出席率の層が秋学期に少しだけ少なくなる傾向が見られた。一概には言えないだろうが、秋は各サークル活動なども多忙期に入り、学生らが長時間に渡り練習などをするという事もあるのかも知れない。3 予習・復習の時間設問「この授業に対して、あなたは1回の授業につき、平均どのくらい予習・復習をしましたか」(設問Ⅱ-2) 1回の授業に対し1時間以上の予習・復習をしたと回答した学生は、英語キャリア学部では、春約29%、秋約34%、外国語学部では、春約27%、秋約28%、英語国際学部・国際言語学部では、春約26%、秋約28%、短期大学部では、春約24%、秋約27%であった。また留学生別科では、春約61%、秋約60%となっている。総じて秋学期において学習時間が少し増加する傾向が見られる。生活のリ70%73%71737778747371756869%8591788485868693928386858686878486899192351545%)20%6070学生の授業評価各学部で高い出席状況背景に高満足度学生による自己評価2017年度 授業評価まとまる■春学期■秋学期英語キャリア 外国語 英国・国言 短期大学 留学生別科0102030405060708090100設問Ⅳ-1(数値は点数) 知的関心および学習意欲の高まり設問Ⅳ-2(数値は点数) 知識の深化および能力の向上81 85 85 85 85 86 83 85 83 86■春学期■秋学期英語キャリア 外国語 英国・国言 短期大学 留学生別科010203040506070809010082 85 86 86 86 87 8590 9386