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概要

外大通信デジタルブック

10特 集 エアラインフェア2018 スタッフアドバイザーとして、CAの教育体制の管理や業務習熟環境の向上に取り組んでいます。客室乗務員は①乗客や機内の安全を守る保安要員②乗客に機内で快適に過ごしてもらうサービス要員の二つの役割があり、8割が保安要員としての仕事です。CAは入社後、新人教育を受け、専門訓練でサービスや企業マインドをしっかり身につけます、その後、機内で4日間のOJT(職場内訓練)に臨み、終了後にCAとしての乗務が始まります。今年から1年目に国際線乗務資格の取得が可能となり、キャリア形成にじっくり取り組めるようになりました。CAが班に所属し、班長や先輩の指導のもとで成長できる体制と合わせ、根底には「人材こそ最大の財産」との考えがあります。CAには常に新しい発見があり、さまざまな経験ができ、定年まで勤める人も少なくありません。常に新たな発見があるANACA外国語学部英米語学科卒業・2009年入社辻本 麻美さん 新千歳空港の「カウンター」は業務ごとに「セルフ(手荷物預け)」「マルチ(新規チケット購入)」「スマイルサポート(車イス対応など)」「国際線乗り継ぎ」などに分かれています。「SQ業務」は危険物の持ち込みがないかなど保安検査場周辺で目を光らせます。夏休みには、子どもの虫の持ち込みなどにも注意します。「ゲート」はデータ上の数字と実際に乗り込んだ乗客の数が合っているかなど、搭乗前の安全確認として最後の砦となります。乗客500人だとボーディングには約25分かかります。台風や機材トラブルなど「イレギュラー」にも対応します。新千歳では、これから雪害によるイレギュラーが増えます。9月6日の地震で新千歳空港は閉鎖されましたが、JALグループから多くの激励が届き、入社して半年ですが、グループの強いつながりを感じています。グループのつながり強いJALスカイ札幌グランドスタッフ外国語学部英米語学科卒業・2018年入社舛野 翔さん 飛行機を目的地まで安全に飛ばすのが仕事です。操縦席には、機長、副操縦士が乗ります。現在、副操縦士として国内線、国際線の近距離路線に乗務しています。だいたい1日3便を担当し、羽田から千歳、福岡、伊丹のような流れで飛ぶこともあります。出発前、機長と燃料や天候を見ながらどのように飛ぶかを決めます。乗客が搭乗する前には、客室乗務員と打合せをし、上昇中の揺れなど情報を共有します。2015年から女性パイロットが増えおり、10人1グループで行う訓練にもグループに女性が1人、多いところで2人います。パイロットになるのはハードルが高いと思われがちで、私も周りからパイロットは無理だと言われました。しかし、「出来ない」と決めつけず、いろいろなことに挑戦してください。いろいろなことに挑戦をJALパイロット外国語学部英米語学科卒業・2009年入社古賀 隆義さん 客室乗務員には保安、サービス要員としての2つの役割があります。年に1回保安に関する厳しい訓練があり、合格しないと乗務資格がなくなります。サービス要員として、機内で食事の提供、機内販売などを行います。サービス関連のマニュアルは全てiPadで管理されています。一緒に飛ぶ仲間とベクトルを合わせて乗客に喜んでもらえるサービスをすることがやりがいです。日本航空は上海、台湾、香港、シンガポール、バンコク、ロンドンの6カ国・地域に基地を持っています。ロンドンを除く5カ国・地域に派遣員が駐在し基地の運営サポート、人材育成、採用などを行っています。私は約2年間、上海の基地で勤務を経験しました。他にも安全の部門、機内販売など地上で勤務するチャンスもあり、活躍の機会が広がっています。その経験も乗務に復帰した際に役立つと思います。仲間とベクトル合わせるJALCA外国語学部英米語学科卒業・2004年入社樋村 理恵さん「ひとつのフライトに関わる人々」をテーマに、本学出身の先輩社員が自身の仕事について話しました。CA、グランドスタッフ(GS)、パイロットなど多彩な職種の話に学生たちは真剣なまなざしで聞き入りました。先輩社員が仕事紹介CA、GS、貨物、パイロット…多彩な顔ぶれ