ブックタイトル外大通信デジタルブック

概要

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11　貨物の世界は地味ですが奥深い。飛行機で運ぶのは乗客の手荷物が３、４割、あとは乗客が乗らない貨物です。座席の下にある貨物スペースに積みます。ＡＮＡ CargoはＡＮＡ創業時からある貨物部門を引き継ぎ５年前にグループ会社に。日本で唯一、貨物専用機と旅客機を持っています。専用機は窓と座席がありません。貨物室は高さ２４０㌢。動物などの大きなものも積めます。重さでは約50㌧が搭載可能。軽自動車50台分です。事業内容を説明します。どうすればたくさん効率よく運べるかをマネジメント、専用機のウエイトバランスを計算、貨物スペースをセールス、通関など輸送時間を短縮する方法の提案などさまざまな仕事があります。空港の仕事は多くのグループ会社が力を合わせて成り立っています。みんなで力を合わせた喜びが達成感です。奥深い貨物の世界ＡＮＡ Cargo貨物外国語学部英米語学科卒業・２０１７年入社西岡　亮さん　現在、国際部のレートデスクとして勤務しています。主な業務は「乗客対応」「サポート業務」があります。乗客対応では▽国内線・国際線予約業務▽パッケージツアー販売▽市内カウンター（ＪＡＬプラザ）業務―があり、予約業務というと、ただチケットの手配だけと思われがちですが、実際は「変更できない航空券を早い便に変更できないか」「特別な機内食にしてほしい」など、幅広い問い合わせに応えなくてはなりません。サポート業務では▽複雑な予約・発券取り扱いの確認▽ワンワールド加盟の航空会社との連絡（高度な英語力が求められます）などがあります。JALナビアからは現在約１００人がＪＡＬグループ各社や海外に出向、活躍の場が広がっています。ＪＡＬナビアはＪＡＬの顔として「世界最高のコンタクトセンター」をめざします。世界最高のセンターめざすＪＡＬナビア予約・コールセンター国際言語学部国際言語コミュニケーション学科卒業・２０１５年入社貝原　弘子さん　関西空港でカウンター業務や新入社員の育成業務を担っています。旅客部の業務は、搭乗手続き業務、ゲート業務、オフィス業務の３つに分類できます。入社半年でビジネスクラスのチェックイン資格を取り、２年目から到着業務のリーダー、３年目でゲート責任者を経験しました。現在はカウンターリーダーを担当しています。グランドスタッフは、空港内のほぼすべてのサービスに関わり、仕事を通じて乗客から「ありがとう」と言葉をかけてもらえ、乗客が満足している姿を見ることができるのが特権です。グループ９社で「チーム・キックス」の活動を続けています。関西空港が台風21号の影響で一時閉鎖となった際は、各部署が清掃や炊き出しなどで支援し合いました。乗客に喜んでもらうため、仕事の枠を超えチーム一丸となって取り組む姿は会社の魅力です。チーム一丸の取り組み魅力ＡＮＡ関西空港グランドスタッフ外国語学部英米語学科卒業・２０１５年入社下戸　理子さん　グランドハンドリングは安全に飛ぶためになくてはならない仕事です。飛行機の到着から出発までで説明します。まず担当者で情報共有をするツールボックスミーティング。飛行機が着くと駐機場へ進入する際に翼などの安全を確認して導くマーシャリング。停止位置に着くとヘッドセットオペレーター。運航乗務員と交信してエンジン停止などの安全確認を英語で行います。貨物室から荷物を取り出すにはハイリフトローラーという機材を使用。高度な運転技術が必要です。出発ではバランスが崩れないよう指示位置に荷物を積み、多くのドアやパネルのクローズを全員で確認します。誘導路には特殊車両で押し出します。最後は担当者が並んで手を振ってお見送り。やりがいはチームワーク。遅延などを正常に戻したときは達成感を感じます。遅延のばん回に達成感ＡＮＡ関西空港グランドハンドリング外国語学部英米語学科卒業・２０１８年入社田原　もえさん