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概要

外大通信デジタルブック

31 「年々、企業の採用活動が早期化するなか、就職活動の準備は早めに」―。3年生対象の「第5回就職ガイダンス」が10月30、31の両日、中宮・御殿山両キャンパスで開かれました。ガイダンスは終盤を迎え、履歴書やエントリーシート(ES)の書き方、評価ポイントについて説明がありました。 キャリアセンターから「12月ごろから採用選考を開始する企業もある」と早期化を強調しました。そのうえで、「履歴書は遅くても年内にCDA(キャリアカウンセラー)による添削を受けること」を勧め、年内に終えておくべき準備として①自己分析、業界・職種・企業研究、筆記試験対策②履歴書・ESの完成③面接への対策―をあげました。 続いて、企業の人事担当が語る「読まれるES、履歴書」の作成についてアドバイスがありました。初日に話してくれたのは、2014年に本学スペイン語学科卒業、「中外炉工業」で今年7月まで人事部の新卒採用を担当、現在は、プラント事業本部営業室東京営業課に所属する蕪田浩大さん=写真。2日目は、同社業務本部人事総務部長の西谷香さんが説明しました。 蕪田さんは、人事部当時の経験から、履歴書・ESは「『貴社に興味があります』という意思表示が重要」としたうえで、企業が知りたい情報は①学生自身の能力、行動特性②学生自身の志向、価値観③学生時代の経験④自社に入社してどのように働きたいか⑤自社の事業、仕事に対する理解―だと話しました。 また、「マニュアル通りに書かれたES、履歴書が多いので、自分の言葉で書いてほしい」。そのうえで、工夫するポイントは、▽アピールする部分を絞る▽経験やエピソードを入れる▽丁寧な文字で、読む人の立場で考える▽面接を想定して自分を端的に表現できるキーワードを考える▽なぜそのように判断したのかなど内容は簡潔に書く―ことを説明しました。企業の採用担当がアドバイス3年生向け就職ガイダンス 履歴書 ESの作成手順を解説 7月21日は3年生、9月22日2年生の保護者と学生を対象に「保護者就職懇談会」が中宮キャンパス・谷本記念講堂で開かれ、英語キャリア学部、外国語学部、英語国際学部の保護者と学生が参加しました。両懇談会とも第1部では、キャリアセンターの説明、続いて在学生が「私の学生生活、就職活動」について語りました。第2部は個別相談が行われました。 第1部では、キャリアセンターが2年生向けに、「就活準備と充実した学生生活」について、3年生向けに「近年の就職環境と本学の就職支援」について話しました。就活を「学生自身が乗り越えるべき課題」と認識し、そのうえで保護者には「精神的な支えになる。押しつけず、過保護にならず、関心を持って話を聞き、自立と成長を見守ってほしい」と伝えました。参加した保護者は「早目に就職活動を進める大切さがわかった」「在学生の体験談が参考になった」と話していました。 次に内定を得た4年生の英語キャリア学科・長倉秀斗さん(金融・保険業)、英米語学科・小林由季さん(旅行業)、スペイン語学科・松岡拓実さん(製造業)、英語国際学科・片桐美波さん(航空)の4人が登壇し、「2年次、3年次をそれぞれどう過ごしたか」「どのように就職活動を進めたか」「選考から内定までの流れ、やっておけばよかったこと」など就活体験を披露しました=写真。 第2部は、講堂ロビーで個別相談が行われ、「資格取得など就職活動に向けて取り組むべきことは何でしょう」「留学帰国後、どのように就職活動を進めたらよいですか」など、保護者からの質問に教職員が答えていました。 懇談会には、2年生向けに400家族が参加、3年生向けには約350家族が出席しました。保護者は精神的な支えを2、3年生の就職懇談会