ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

外大通信デジタルブック

33『英語学を英語授業に活かす 市河賞の精神を受け継いで』澤田治美、山梨正明、大庭幸男ほか著、開拓社/2800円+税『THE US-JAPAN SECURITY COMMUNITYTheoretical Understanding of Transpacific Relationships』酒井英一著、Routledge Focus『Re-rising Japan Its Strategic Power in International Relations 』酒井英一ほか著、Peter Lang Publishing『Coping with Globalization』小林純子著、三修社/1700円+税『「夷堅志」訳注 乙志下』安田真穂ほか訳注、汲古書院/8000円+税『リレーションシップ マーケティング ?サービス・インタラクション?』地頭所里紗ほか著、五絃舎/1800円+税こころ 短期大学部1、2年生が履修するフューチャーデザインで、沼田晃一教授担当の課題解決型授業は、日清製粉グループの一翼を担う「オリエンタル酵母工業」と連携。9月18日、同社の関係者5人が来学し、授業のガイダンスが行われました。 来学したのは、同社食品事業本部副本部長で営業統括部の佐藤彰第2部長ら5人。まず、管理本部総務部の植松優子次長が食品業界の現状とオリエンタル酵母工業の会社説明を行いました。同社は、1929年(昭和4年)に日本で初の製パン用イーストメーカーとして創業。グループ内では3番目の売り上げがあるという。 食品事業本部営業統括部の宮城滋・第2部部長代理が「食品メーカーに業務用食品素材を提供」する事業内容を説明。そのうえで、学生に与えられた課題は「独自の技術を活用した具だくさんなソース『ごちそうPLUSシリーズ』の販売促進案と新製品のアイデア企画立案」。学生たちは、実際にソース製品を手に取り、色合いなどを調べていました。続いて、海外事業部兼営業統括部の山口直樹次長が海外事業について活動状況を説明。提出された課題は「日本のどのようなパンが、どの地域でどのように受け入れられるのか」として、海外留学生の声などを反映してほしいとしています。学生たちは今後、3カ月をかけて課題に対する提案に取り組んでいます。 履修生のソース班は10月9日、同社から▽山椒香る中華みそだれ▽ベルリン風トマトカリーソース▽コロコロ豆のケイジャンソース▽きざみわさびの和風タルタル―の4種類の具だくさんソースを取り寄せ、第一食堂で試食を行いました。同食堂の多々良幸哉店長も交え、それぞれのソースに合う食材を話し合いました。多々良店長は「わさび味は外国人には苦手かも」など感想を話し、試食後、多々良店長も参加して、学生と座談会を行いました、 一方パン班は、パンの海外輸出課題で、学生が留学生100人を対象にアンケートを実施。 12月11日にはオリエンタル酵母工業の関係者が再び来学。履修生が課題解決に向けた最終プレゼンテーションを行います。 一方、有本昌剛教授が担当するPBL授業は、キャリアセンターの資格サポート室を運営する「アカデミック・レボ」との連携で11月1日、課題に対する中間発表を行いました。森常人講師のクラスは旅行事業の「アーク・スリー・インターナショナル」とコラボレーションしています。 短期大学部のスペイン語Ⅰ、Ⅱを履修する1、2年生が、スペイン語圏の大学からやって来た留学生と交流する授業外学習が9月26日と10月16日、国際交流センターで行われました。 交流会は、短大生が外国語学部スペイン語学科3年次に編入するきっかけ作りが目的。1年生にとっては、春学期から習い始めたスペイン語が留学生にどこまで通じるかの腕試しでもあります。 交流会では学生が列を連ねて、先頭同士がジャンケンし、負けた列が勝った列の後尾につながる「ジャンケン列車ゲーム」や、複雑な言葉をスペイン語で伝え、正確に伝わったかを競う「伝言ゲーム」、また、スペイン語で聞いた言葉を絵に描くゲームなどに興じました。南米の音楽・サルサのリズムに合わせて男女ペアがダンスにも挑戦。留学生が本格的なお手本を見せると会場は一段と盛り上がっていました=写真。 参加した1年生の野窪玲未さんは「父がペルー人ですが、家では日本語で会話しています。父とスペイン語で話せるようになりたいと思い、スペイン語を履修しました」。2年生の窪田健さんは「9月選考でスペイン語学科への編入が決まりました。スペイン語圏の大学にも留学したいです」と話していました。新 刊本学教員の書いた本スペイン語圏の留学生と短大生が「サルサ」で共演短大部の課題解決型授業具だくさんのソースを考えるオリエンタル酵母工業オリエンタル酵母工業から届いたソースを多々良店長(右端)とともに試食する学生たち学生の質問に答えるオリエンタル酵母工業の関係者