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概要

外大通信デジタルブック

4日本で英語力を高め海外で専門分野を深める。1アメリカとスウェーデン、2つの国に留学をした。同じことを学ぶにしても、国によって価値観や物事の捉え方、授業スタイルも違うはず。将来、実業家として活躍したい。最初の留学先はアメリカでビジネス科目を学び、中でも起業学に重点を置いた。「3カ月で1つのアイデアについて事業計画書を作成」。4人1組のチームが組まれた。メンバーのうち日本人は私一人。アイデアを持ちより、何をテーマに事業計画書を作るか話し合った。渡米してまもない頃で、現地の知り合いがおらずローカルな情報を集めるのに苦労した。旅行者が現地の人とつながるアプリなどプラットホームを開発し、ローカルな体験ができれば面白いと提案した。チームメイトから「そのアイデアで進めよう」と言ってもらい事業計画書を作ることになった。サービス内容、コスト、マーケティング戦略まで学んできた経営学、マーケティング、会計学の知識をフル活用して取り組んだ。2カ国目のスウェーデン。アメリカとは学びのスタイルが異なり、ビジネス理論が実際に社会でどのように使われているかを学んだ。たとえば、マーケティングの授業では、「スウェーデンの自動車メーカーボルボは販売する国によって自動車のモデルを変えている。それは、マーケティングのどの理論に当てはまるか」。学んだ知識をどうビジネスで活かすかを考えるというもの。卒業論文作成の時期がやって来た。リンネ大学では、チームで卒業論文を仕上げる。ドイツ人の学生がチームメイトになった。卒業論文は、ビジネス理論を実際に企業活動で使い、分析し作成しないといけない。私たちはスタートアップ企業に協力を依頼し、「CSRを含むブランドアイデンティティ」をテーマにした。顧客にどのように自社のことを思って欲しいか、企業内で働く人の中で一貫性を持てているかを分析。毎日10時間ぐらいチームメイトと議論。寮に戻り、執筆。今までで一番、勉強した。多国籍のメンバーとグループプロジェクト学んだ理論を社会でどう活かすか稲場崇浩さん外国語学部英米語学科4年PROGRAMスウェーデン学位留学1年目:ポートランド州立大学(アメリカ)2年目:リンネ大学(スウェーデン)PROFILETakahiro Inaba2年次に「関西外大&ノーステキサス大学IESプログラム」を受講。留学中も支え合えるほどの仲間にも出会えた。英語でビジネスを学びたいと、スウェーデン学位留学へ。Super IESプログラム