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概要

外大通信デジタルブック

29 関西外大生のために企業が業界の現状などを説明する「業界研究会」が1月29日?2月1日までの4日間、中宮キャンパスで開かれました。期間中、業界を代表する88社・機関の採用担当者が参加。学生たちは盛んにメモを執っていました。 研究会は主に学部3年生、短大部1年生が対象で1日3社、4日間で最大12社の説明を聞くことが可能。初日はホテル、メーカー、運輸など27社が参加。ホテル業界では、2011年国際言語学部卒業で採用担当を務める鳴瀬有香さん=写真㊤=が、7カ月間の米・フロリダへの留学経験やジョブサポーター1期生として、後輩の就職支援を行ったことなどを自己紹介しました。また、電子関連企業に勤務する15年外国語学部英米語学科卒業の安野愛さんは「きょうは私の普段の仕事内容(韓国語関係書類の翻訳)を説明しました。会社には、現在3人の卒業生がいますが、後輩がたくさん採用されるといいですね」と期待していました。 初日の29日は、地方での就職を希望する学生のための「U・I・Jターン就職セミナー」=同㊦=も開かれ、石川、福井、三重、和歌山、山口、岡山、島根、鳥取、広島、香川、高知、静岡の12県が参加。延べ約100人の学生が各県の大阪事務所職員や地元の就職担当者から、求人状況などの説明を受けていました。また、12県以外の地方での就職を希望する学生には、厚生労働省から委託された「地方就職支援サポーター」が学生の相談に応じていました。地元・山口県のブースを訪れた外国語学部の女子学生は「まだ2年生なので情報収集です。どこで就職するかは決めていませんが、親は近くに帰ってほしいようです」と話し、次に隣県・広島のブースで説明を聞いていました。業界研究会「外大生に熱い視線を送る」88社が参加 企業の採用担当者を招いて本番さながらの「模擬面接会」が1月8日、中宮キャンパスで開かれ、参加した3年生約30人がグループ面接、グループディスカッションに臨みました。 参加した企業は、総合・専門商社、ホテル、運輸の6社。まず、各教室に分かれグループ面接が行われました。5人1組のグループ面接で「あなたを象徴する言葉を添えて自己PR」「大学生活の中であなたが最も情熱をかけて取り組んだ経験」という問いかけに対して懸命に答えていました。続いて、面接官から面接に対するフィードバックとして、評価できる点や改善点が伝えられました。 グループディスカッションでは、採用担当者の審査員が見守る中、「東京オリンピックを成功させるには何が必要か」のテーマで話し合いました。グループでまとまった意見を代表者がプレゼンテーションし、「みんなのつながりを広めるために『異文化理解』『情報発信』『言語力の向上』が大事」などと発表しました。ここでも、審査員のフィードバックがあり、「周りへの気遣いができており、傾聴力もあった」「発言が論理的でした。今後、業界を絞り込む際に役立つでしょう」などと評価されました。 最後に、採用担当者と学生の交流会=写真=が開かれ、学生は各企業の特徴や採用状況などを聞いたあと、「部下にしたい社員はどんなタイプですか」など様々な質疑応答のほか、就職に関するアドバイスを受けていました。参加した外国語学部英米語学科の杭原修子さんは「いろんな企業のお話が聞けて就職活動がポジティブに考えられるようになりました」と感想を話していました。企業の採用担当者を前に本番さながらの模擬面接会