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概要

外大通信デジタルブック

32 短期大学部の課題解決型授業「フューチャーデザイン」を履修する1、2年生3クラスがこのほど、授業で連携する各企業の関係者を招き、最終の課題解決提案を行いました。 森常人講師のクラスは、旅行代理業「アーク・スリー・インターナショナル」と連携。12月11日、同社の大濱啓二会長と同業の「FIT川西」名木栄一取締役を招き、発表しました。与えられた課題は「インバウンドにも使ってもらえるツアーとは」「同社の予約サイト『T -トラベル』の直販率を高めるには」。学生からは▽台湾人をターゲットに日本を満喫できる留学を▽ハネムーン客でインバウンドを増やす▽日本語を学びながらできる旅行プラン▽T -トラベルの知名度あげるために、印象に残る広告の制作、口コミ数を増やす、モニターツアーの実施――などをあげました。 日清製粉グループの「オリエンタル酵母工業」とコラボする沼田晃一教授のクラスも同日、同社営業統括部第2部の山田和男副部長ら6人が見守るなか、「具だくさんなソースの新製品アイデア」「世界ではどのようなパンが受け入れられるか」をテーマにプレゼンテーションしました。ソースグループは▽鮭のトマトクリームソース、タコポン酢ソース、アボカドマヨネーズソース▽韓国風甘辛ソース、ジャーマン風ソースを実際に調理、試食したアイデアを提案。パングループは▽外大生、ネイティブ教員、留学生へのアンケートをもとに、アメリカには固めの新食感あんぱん、流行を採り入れたバインミーを作る▽アジアでは歯ごたえのあるパン、アメリカには食パンやメロンパン、欧州では「ふた口サイズのかわいいカラフルなライ麦米粉パン」がお薦め――と提案しました。オリエンタル酵母工業関係者からは、「もっと具体的なデータもほしかった」などの意見もありましたが、「プレゼン全体の流れや構成はよかった」との声もでていました。授業で、学生たちの相談にも乗った第1学生食堂の多々良幸哉店長も発表に聞き入っていました。 キャリアセンターの資格サポート室を運営する「アカデミック・レボ」と連携する有本昌剛教授のクラスは同13日、同社の鏡竜太郎社長、サポート室の津田登貴子さんを招き、授業後半3カ月間の成果を披露しました。課題は「資格講座案内のパンフレットとメリットページを考えてみよう」。4チームは①資格講座のランキングと受講生の体験談を掲載。裏表紙のQRコードで資格サポート室につながるよう工夫②学生と保護者のペルソナ(利用者のなかで最も重要な人物モデル)を設定したパンフ③すべての講座が学内で受講できる。大学生向けの価格設定である。プロの講師による講義の3大メリットを強調する④誰でも国家資格が取得できる特徴を伝え、職業診断で業種選択のヒントも――などのアイデアが示されました。P B LProject-Based Learning課題解決型授業短大部も企業側に提案悪戦苦闘の6カ月企業トップから講評を聞く(アーク・スリー・インターナショナル)企業の6人が見つめるなかでプレゼン(オリエンタル酵母工業)パンフレットの表紙デザインを提案(アカデミック・レボ)