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概要

外大通信デジタルブック

33『現代用語の基礎知識2019』佐古和枝ほか著、自由国民社/3200円+税『談話分析 キーターム事典』澤田治美ほか共訳、開拓社/3800円+税『フィリップ・ロスとアメリカ 後期作品論』杉澤伶維子著、彩流社/3200円+税『世界のお正月百科事典』澤田治美監訳、柊風舎/15,000円+税『ディケンズとギッシング 底流をなすものと似て非なるもの』橋野朋子ほか著、大阪教育図書/3400円+税新刊本学教員の書いた本 学生が読んだお薦めの本を決める「第1回学長杯ビブリオバトル」が11月30日、御殿山キャンパス・グローバルタウンのLEARNING COMMONS(図書館)1階プレゼンテーションルームで開かれました。学長杯には、英語国際学部3年の堀口香菜子さん推薦の本が選ばれました。 中宮・御殿山両図書館が一体運営となって初めてのバトルには両キャンパスから5人の学生が出場。読んで面白いと思った本を持ち寄り、読後に得られた感動や共感をプレゼンテーションし、聴く側の学生や教員が読んでみたいと思った本に1票を投じて争います。バトラーと著書名は▽道場貴人さん(英語国際学部3年)=「文系力」こそ武器である=齋藤孝著▽又吉香蘭さん(同)= 20代にしておきたい17のこと=本田健著▽堀口香菜子さん(同)=逆境に生きる子たち=メグ・ジェイ著、北川知子訳▽川口尚毅さん(外国語学部英米語学科4年)=Meaning and the English Verb=Geoffrey N.Leech著、澤田治美訳▽辻瑞穂さん(英語国際学部4年)=Nのために=湊かなえ著。 参加した学生と教職員計15人が投票した結果、優勝(チャンプ本)は「逆境に生きる子たち」で、推薦した堀口さんに図書館運営委員で英語国際学部の長谷川晋講師から賞状と記念品が贈られました。堀口さんは、「この本は、逆境に対してただ同情だけで終わるのではなく、論理的に書かれています。誰しも思い出したくない過去があると思いますが、この本を読んで過去から自分を解放してあげたいと、自分自身に優しくなれる本だと思います。いま逆境にいる子どもたちに将来、何かしてあげたいとの思いがさらに強くなりました」と、推薦理由を紹介しました。2位は道場さん、3位は川口さんでした。 講評で長谷川講師は「本に対する情熱が伝わってきました。今後は、本を通して座談会のような場を設けると、もっと学生同士の輪が広がると思います。また、本に対してはもっとクリティカル(批判的)な自分の考えが聞けるとよかった」と話し、外国語学部の倉沢郁子講師は「本の感想を通して、留学生ともそれぞれの言語で話し合う機会があればよいと思いました」と付け加えました。 投票の集計中、ゲストとして旧国際言語学部を卒業して、現在は奈良女子大学大学院生の沈韻之さんが「敵の顔=憎悪と戦争の心理学」(サム・キーン著)の著書について発表しました。第1 回学長杯ビブリオバトルチャンプ本は「逆境に生きる子たち」英語国際学部 堀口さん推薦堀口香菜子さん又吉香蘭さん道場貴人さんゲストの沈韻之さん辻瑞穂さん川口尚毅さん