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概要

外大通信デジタルブック

5 もともとビジネスに携わり、現在、在日米国商工会議所の副会頭(関西支部)を務めているが、2 年前の観光に関する委員会で関西の課題が指摘された。大学卒業生でホテルのマネジャーになる人材がいないというのだ。 問題は、英語を話す力、異文化体験、ホテル産業に関するコース履修の3つを満たす者がいないことだった。関西外大は前の2つはクリアしている。そこでホテルに関するコースを作ろうと考えたのが、プログラムを始めるきっかけとなった。 受講生は本学で1年間学び、この間、関西地区のホテルで1カ月のインターンシップを行う。その後、学生はサービス・ホスピタリティが専攻できる海外の大学に派遣され、英語で専門科目を学ぶほか、現地でインターンシップにも参加する。 本学の卒業生の20%は観光業界に就職している。新たなプログラムの履修生たちが世界レベルのマネジャーに育つことを期待している。 プログラムは、観光業界への就職をめざす学生を対象に、海外のホテルなどでも働くことができる英語力と専門知識、熟練した技術を習得させることを目標とします。国内と海外でのインターンシップを組み入れ、学びと実践を融合した新たな試みです。 受講生は外国語学部2年次生を対象に40人程度募集し、主に英語で開講する指定科目を2年次秋学期と3年次春学期の1年間履修します。2年次秋学期修了後に国内のホテルで約1カ月間のインターンシップを行います。 3年次秋学期からは、海外提携大学に1学期間留学し、サービス・ホスピタリティ分野の専門科目を履修するとともに、現地のホテルでインターンシップも実施します。留学に際しては英語力の審査が行われます。 プログラムの第1 期生となる2018年度秋学期の受講生は、31人(英米語学科29人、スペイン語学科2人)。 2018年に日本を訪れた外国人旅行者数は約3200万人で、6年連続で過去最高を更新し、2020年に4000万人とする目標が掲げられています。観光産業の成長が見込まれる一方、ホスピタリティ業界のリーダーとなる人材の不足が指摘され、本学のプログラムに期待が寄せられています。※各段階で審査があります世界レベルのホテルマネジャー育てたい学びと実践を融合海外留学と海外インターンシップ特集サービス・ホスピタリティ業界のリーダー育成プログラムスティーブン・ザーカー教授2年次秋学期3年次春学期3年次秋学期2年次1?3月本学での指定科目の履修国内ホテルでのインターンシップ本学での指定科目の履修海外留学 +海外インターンシッププログラム履修の流れ