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概要

外大通信デジタルブック

72 特集サービス・ホスピタリティ業界のリーダー育成プログラム 何回か日本を訪れ数多くのすばらしいホテルに宿泊しましたが、そうしたホテルの大半は、レストランの責任者は言うにおよばず、ホテルの支配人も日本人ではないケースが多いと感じました。 例外はハイアットリージェンシー京都の元総支配人、横山健一郎氏で、横山氏とは、日本でホスピタリティ教育を広めることが必要だとの意見で一致しました。私たちはまた日本の統合型リゾート(IR)は地域の人々が運営すべきだと考えています。IRとは、訪日客に日本を体験していただく機会を提供するものだからです。 日本のIRは世界最大の規模になるでしょう。MGMが大阪・夢洲に建設を提案しているIRの規模は、レストラン100以上、部屋数6000、従業員は1万人です。施設の中でもホテルは間違いなく日本最大となります。従業員には3000人のマネジャーが含まれます。関西外大のプログラム受講者は約30人ですが、私たちは1万人規模の人材を必要としています。繰り返しますが、真に日本のIRとするには、ホスピタリティ教育で技能を習得した関西出身のマネジャーが必要です。 日本にはもっと多くのホスピタリティの学校が必要です。MGMは、ホスピタリティ業界が魅力ある就職先だと認めてもらえるよう、関西外大をはじめ、他の教育機関をサポートしていく心積もりでおります。 最高の日本料理が日本にあるのは当然として、最高のイタリア料理も最高のフランス料理も日本にはあります。それは日本で育った優れた食材によるだけではなく、精力的に働き、細部にこだわり、技の追求に労を惜しまない人々がいるからです。大阪のIRは1万人規模の人材が要る日本のIRは世界最大級に専門家3氏が語るアリ・カストラティ氏MGMリゾーツ・インターナショナルF&B飲食部門責任者